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【武山店長の辛口ジャッジ!vol.1】新作「ホールアース 」定番「スノピ」で焚き火台を比較してみた

2022.07.13キャンプ用品PR

新連載「武山店長の辛口ジャッジ」の第一弾。キャンプマスターのエルブレス名古屋みなと店、店長の武山さんに、ホールアースとスノーピークの焚き火台を比較してもらいました。どちらの焚き火台が良いか、包み隠さず、単刀直入にズバッとジャッジ!

新企画「武山店長の辛口ジャッジ」

キャンパーさんが気になる、秋冬キャンプの疑問にズバリお答えする新企画が「武山店長の辛口ジャッジ」です!これもいいしあれもいいし...と、どっちつかずな紹介をされがちなキャンプギアを比較し、キャンプマスターの名古屋みなと店、店長武山さんにズバりおすすめのギアを教えていただきます。 9月から12月にかけての、期間限定連載。秋冬キャンプにチャレンジしたい!でもどのアイテムを買えばいいかわからない...。と悩んでいるキャンパーさん必見です。

秋キャンプの風物詩「焚き火」を楽しむために

焚き火台が欠かせない!

秋キャンプ一番の楽しみと言えば「焚き火」。そして、焚き火を楽しむために必要なアイテムが「焚き火台」です。直火のできるキャンプ場もありますが、大抵のキャンプ場は地面が痛むため直火禁止。そんな中、焚き火をするためには、必ず焚き火台が必要になります。

焚き火台は何を選べば良い...?

焚き火台を選ぶ、と言っても種類があまりにも豊富...。そう簡単に選ぶことができません。ということで、連載最初の比較アイテムは「焚き火台」に決定!最近多くの方が手に取るという焚き火台を比較し、辛口ジャッジしてもらいました。

【比較】新作「ホールアース」vs 定番「スノピ」

今回、徹底比較してもらうのは焚き火台はこちらの二つ。形状が似ているスノーピークとホールアースの焚き火台です。
今や展開されているキャンプギアの多くが、キャンパーさんの間で定番となっているスノーピーク。「焚火台 M」は、少人数でキャンプを楽しむスノーピーク好きのキャンパーさんなら必ずと言っていいほど持っているアイテムです。
一方、今年新たにラインナップを増やし、キャンプ界隈で注目を集めつつあるホールアース。「QUICK UP 焚き火台」は、スノーピークと似た形状をしていますが、これまでとは少し異なる機能を備え、密かに話題になっています。

武山さんに辛口ジャッジをしてもらうべく、直撃取材!

━━━ 武山さん、今回はスノーピークの定番「焚火台 M」と、ホールアースの新作「QUICK UP 焚き火台」を比較していただき、どちらの焚き火台がおすすめか、本音の辛口ジャッジをお願いしたいと思います!よろしくお願いします。 武山さん:デザインが似ている分、なかなか難しい比較ですね...。どちらもおすすめしたいところです(笑) 今回は「焚き火台を購入する」=「秋キャンプ初心者」と考え、初心者が焚き火台を選ぶ時の3つのポイントで、この2つを比較していきますね!

比較ポイント①セット内容

━━━ 比較するべき、焚き火台の選び方ポイントが3つあるということで、まずは1つ目から伺っていきたいと思います。 武山さん:まず比較しておきたいポイントは、焚き火台の「セット内容」ですね。このように同じような焚き火台でも、セット内容には違いがあるんです。 ━━━ 「QUICK UP 焚き火台」には、アンダープレートがセットになっていますね。
武山さん:まさにそこがポイントです!アンダープレートは、焚き火の放熱を緩和し、地面へのダメージを減らす役割を担っているため、焚き火をするのであれば、持っておくべきアイテム。しかし、焚き火初心者の方はそこまでわからないでものです。最初からセットになっていれば、後から必要性に気づいて買い足す、なんてことは無くなりますよ。 ━━━ 「QUICK UP 焚き火台」の場合はセットになっていて、「焚火台 M」の場合は別途で購入する必要があると...。初心者の方にとっては、大きな差になりますね。 武山さん:そうですね。とは言っても「QUICK UP 焚き火台」のセットが完璧かというと、そういう訳でもありません。少し辛口にいうと、どうせなら網やロストルもセットにしてくれればいいのにと思います(笑) ━━━ 辛口ですね...(笑)
武山さん:また、収納袋にも大きな差があります。比べると、圧倒的に「QUICK UP 焚き火台」の方がしっかりした生地で作られています。一方「焚火台 M」はペラペラ。もちろんスノーピークからも、生地のしっかりとした収納袋が別売りされており、こちらはホールアースよりもさらに頑丈です。セットで用意してくれるという意味で「QUICK UP 焚き火台」の方は初心者への優しさを感じますね。

比較ポイント②安定性

武山さん:次に気にしたいポイントは「安定性」ですね。初心者であるかどうかに関わらず、火を扱う焚き火台は、安定しているに越したことはありません! ━━━ 確かに、何かの拍子に倒れないとも限らないですもんね...。それぞれ焚き火台の安定性はどうですか? 武山さん:「焚火台 M」は、作りが頑丈で、そういう意味では安定はしていますが、特に固定される訳ではないので、足元が多少ぐらつきます。もちろん、アンダープレートを買い足せば、くぼみに足をはめることはできますが、安定性はそれなり、といったところです。
武山さん:一方「QUICK UP 焚き火台」は、セットになっていたアンダープレートに固定箇所があります!ちょっとやそっとで倒れることの無い安心感が嬉しいですね。
武山さん:この通り、持ち上げてもしっかりプレートがついてきますよ。焚き火終わりの片付けの際にも、そのまま灰を持ち運ぶことができます! ━━━ さらっと持ち上げたられましたが、焚き火台に持ち手がついているなんて、初めて見たような...。 武山さん: いいところに気づきましたね!安定性には関係ありませんが、まさにその通り。「QUICK UP 焚き火台」ならではの特徴です!そう機会はないものの、開いたまま持ち運ぶのであれば、こちらの方が圧倒的に楽です。ちょっと嬉しい、細やかなケアですね。

比較ポイント③燃焼効率

━━━ 先ほどから気になっていたのですが、「QUICK UP 焚き火台」のメッシュは一体...。やはり比較すべきポイントになるのでしょうか? 武山さん:他では見られないので、気になりますよね。おっしゃる通り3つ目の比較ポイント「燃焼効率」に関係してきます。
武山さん:燃焼効率の良い焚き火台は、着火も火の持続も自動でやってくれるようなものなので、初心者には特に気にして欲しいポイントです。そんな燃焼効率で比較すると、圧倒的に「QUICK UP 焚き火台」の方が良いです。 ━━━ ここでメッシュの登場というわけですね! 武山さん:そういうことです!4側面のメッシュが、空気の流れを自然と作り出すため、小難しい調整はしなくても大丈夫。ただし、メッシュになる分、強度という意味ではやはり「焚火台 M」には敵いません。
武山さん:一方「焚火台 M」の側面はこのようになっています。他の定番焚き火台もあまり変わりません。だから燃焼効率が悪いのかというと、そういう訳ではないので勘違いしないでくださいね!「QUICK UP 焚き火台」が特別燃焼効率が良い、ということです。

武山店長の辛口ジャッジ!

━━━ ここまで、比較ポイントについてお話を伺ってきましたが、改めてどちらの焚き火台がおすすめなのか、辛口ジャッジをお願いします! 武山さん:ここまでの内容でお分かりかもしれませんが...
武山さん:やはりおすすめしたい焚き火台は、ホールアースの「QUICK UP 焚き火台」です!キャンパーさん全員に対してですが、特に初心者の方には絶対手にとって欲しいですね。初心者にとって嬉しいポイントが、本当に盛りだくさんです!

スノーピークの焚火台はというと...。

━━━ 今回の比較は、辛口ジャッジということもあってか「QUICK UP 焚き火台」という印象でしたが、スノーピークの「焚火台 M」は実際どうなのでしょうか...?
武山さん:定番に対して、新作を比較するという形だったので、つい「QUICK UP 焚き火台」に偏りがちな内容になってしまいましたね...。もちろん、定番と言われ、よく売れるだけあって、スノーピークの焚火台はすごくいいものですよ!「QUICK UP 焚き火台」にはない良いところがあります。 ━━━ 具体的には、どこにスノーピークの焚き火台ならではの魅力があると思いますか? 武山さん:1つは、サイズ展開ですね。スノーピークの焚き火台はS、M、Lと展開されていて、ソロキャンプから大人数のキャンプまで全てに対応してくれます。一方「QUICK UP 焚き火台」は、3人が限界というところ。ホールアースの焚き火台は、今後のサイズ展開に期待ですね。
武山さん:もう1つの魅力は、スノーピークギアとの相性のよさ。さすがスノーピーク、やはりサイズ感がよく考えられていて、チェアやテーブルなど、他のスノーピークギアと一緒に使うとしっくりきます。スノーピークでギアを揃えている!というキャンパーさんは、焚き火台もスノーピークを選ぶべきです。

まとめ

秋キャンプ一番の楽しみである焚き火。今回は、焚き火の主役となる「焚き火台」の定番と新作を比較し、武山店長に辛口ジャッジしてもらいました。焚き火台選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。次回はどのようなアイテムが辛口ジャッジされるのか、お楽しみに!

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