「楽しめる理由はそとにある。」たけだバーベキューの語るBBQの魅力
大好評のたけだバーベキューインタビュー企画も今回でラスト!最終回では、たけださんを虜にしてやまないバーベキューの魅力について迫っていきます。たけださんを「たけだバーベキュー」たらしめるバーベキューの魅力とは一体どこにあるのでしょうか。
バーベキューにハマるまで
バーベキューには昔から親しみがあったんですか?
昔はそれほどなかったですね。それこそ地域の少年団のキャンプに行ったり両親に連れられて行ったり、「連れられて行く」くらいのものでした。それが大学生になってから自発的に行くようになってから、だんだんハマっていきましたね。
自発的に行くようになったのには何かきっかけがあったということでしょうか。
自動車の免許を取ったことがきっかけかもしれません。免許を取ったし、どこに行こうかとなった時に、海とか川にレジャーに行って、そこでバーベキューセットを持って行って、炭起こして、安い肉を焼いて食べるみたいなのが好きで、回数重ねていくうちにいつの間にかうまくなってたんですよね。
その当時は何も意識していなかったんですけど、何気ない肉でも外で焼くと美味しくなっていた気がしていて。料理とかそんなに得意じゃないんですけど、ただ火を起こして、外で友達と一緒にご飯を食べるだけで、いつもとは違う特別な感じがして飯も美味しく感じたんですよね。バーベキューが好きというよりかは外で飯食うのが好き、そんな感じでした。
バーベキューを仕事にするということ。
芸人活動よりもアウトドアタレントとしての活動を重視するようになったというのはやはり、ご自身のなかでバーベキューという存在が芸人としての仕事よりも勝るようになったからなのでしょうか。
そういう部分はあると思います。昔は芸人として舞台で人を笑わせたいというのが大きかったんです。でもバーベキュー場で来てくれた人を楽しませる、ということの方が得意で、アウトドアブーム・バーベキューブームもあって需要があったので今ではそっちに振り切ったっていうのはありますね。ただ人を笑顔にするっていうのは根底としては一緒だと思っていて。そのステージがお笑いの舞台からバーベキュー場に変わっただけって感じです。
仕事にまでしてしまうバーベキューの魅力は何なのでしょうか?
僕はバーベキューをビジネスでしているって意識があまりなくて。僕がただただバーベキューが好きで、周りと一緒に楽しんでいるだけ、周りにその楽しさを教えているだけなんです。たまたまそれを仕事にさせていただく機会があるっていう。僕が楽しめてるから仕事としてやっていこうって思えるのかもしれないですね。さっきも言った通りバーベキューってどこを切り取っても楽しくて。失敗も含めてバーベキュー、みたいな。
「失敗も含めてバーベキュー」ですか。でも、仕事を楽しめるのって羨ましいですね。
だからこそ仕事にできるんですよね。やっぱりバーベキューを仕事でするとなると荷物も多くなって普通のバーベキューよりも大変なんですけど、それでもやっていけるのは楽しさがあるからかもしれないですよね。
バーベキューを通して、楽しみ方の提案をしていきたい
お仕事ではバーベキューの魅力を広げていきたい、といったような展望をお持ちなのでしょうか?
「魅力を伝えたい」とはあまり思っていないですね。バーベキューが楽しい、っていうのは誰しも多かれ少なかれ知っていると思うんです。だからバーベキューの魅力を広めたいと言うよりは、「こうやったらもっと楽しくなるよ」と言うように新しい楽しみ方を提案していきたいと思ってますね。僕も今アウトドアタレントとしてやらせてもらっている立場上広めていかないといけないような状況にはなってますけどね。みなさんの要望に応えられるようになっていきたいとは思っています。
バーベキューを楽しめる理由は「そと」にある。
バーベキューってなんでそんなに人を楽しませることができるんでしょうか。
理由の一つに「外で食べる飯はうまい」っていうのがあって、「外」がハードルを下げてくれてるんだと思います。弁当一つ食べるにしたって会社で食べるより、公園で食べたほうが美味しく感じるじゃないですか。それと一緒でレストランでイタリアン食べるのもいいんですけど、バーベキュー場でイタリアン食べるほうが「バーベキュー場でイタリアン!?」って感じでハードルも低くなってるし、美味しく感じるんだと思います。外での開放感がバーベキューやピクニックが楽しいものとさせてるんじゃないでしょうか。
とは言え、アウトドアが苦手な人もいるじゃないですか。「キャンプとかバーベキューとか無理」みたいな人。そういう方にもバーベキューの面白さを広めるっていうのはたけださんにとっても一種のハードルだと思うんですけど、そういう人たちに魅力を伝えるにはどうしたらいいんでしょうか。
難しい質問ですね笑 他のハードルの低いレジャーと組み合わせるのが一番なのかなって思います。ピクニックとか海水浴ってそこまでハードル高くないじゃないですか。絶対に行きたくない!みたいな人ってなかなかいないと思うんで、そことうまく組み合わせていくのがいいんじゃないかなあと思ってますね。そこでまずは入り口を作ってあげる。あとは「炭起こすのめんどくさい」とか「紙皿が吹っ飛んで煩わしい」とかアウトドアって結構不便なところが多いんですけど、詳しい人がそれを一個一個解消してあげる。そうすることで、意外と気楽で楽しいものなんだなって思ってくれれば、また次からもやってくれると思うんで。
初心者の人ってただ知らないだけってこと多いですもんね。かくいう僕もそうなんですが。
そうなんです。それを知っている人が教えてあげるのが大事なのかなって思いますね。でも、バーベキュー奉行にはなりたくないんですよ。アメリカとかはホストがいておもてなししてくれるんですけど、そういうのはあんまり楽しくなかったりしますね。バーベキューってみんなで楽しみたいからそういう場を作ってあげることが大切なんだと思います。だからこそ準備もみんなに手伝ってもらう。
もっと参加して欲しくて、みんなで楽しめるような参加しやすい場を作ってあげますね。参加した方が、もし失敗しても、楽しめるのでもっともっと参加してほしいです。失敗しても、「これもバーベキューやねん」で済ませちゃいますね。
hinata読者の方にもバーベキューをしてもらうためには?
バーベキューの前にとりあえず外で飯を食う美味しさを知ってもらいたいですね。バーベキューってその先にあると思うんで。僕はバーベキューの楽しみ方を伝えていけたらいいなあと思ってます。
まとめ
たけだバーベキューインタビュー企画最終回の今回はたけださんを魅了してやまないバーベキューの魅力とその魅力の秘密についてお聞きしました!一人の男性を虜にしてしまうバーベキューの魅力は伝わりましたでしょうか?
アウトドアタレントとしても、一人の男性としても魅力的なたけだバーベキューさんのこれからの活躍から目が離せませんよね!
たけだバーベキューオフィシャルウェブサイト
Twitter:
@TAKEDA_BBQ
今回の連載における集大成として、たけだバーベキューのオリジナルレシピ