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にしちゃんさんのキャンプ

なんにもしなくても、なにをしても良い。100か所以上のキャンプ場をまわったキャンプブロガーにしちゃんに聞く、キャンプの魅力って?

2019.01.30ノウハウ

みなさんはキャンプをしたことがありますか? キャンパーブログランキングで常にトップをおさえているにしちゃんさ んは毎週キャンプに行っていて、行ったことのあるキャンプ場は100か所にものぼるのだとか。今回は、そんなにしちゃんさんに、キャンプに行ったことがない人に向けてその魅力を伝えるべく、インタビューしてきました☆

ベテランキャンパーにしちゃんに聞く、キャンプの魅力。

にしちゃんさんは 毎週キャンプに行っていて、行ったことのあるキャンプ場は100か所にものぼる、超のつくほどのベテランキャンパー。今回は、にしちゃんさんにインタビューし、キャンプの魅力について伺いました。

最初はそんなに乗り気じゃなかったキャンプ。気づいたら毎週の日課に!

インタビューを受けるにしちゃんさん
hinata編集部: まず、にしちゃんさんの、キャンプのきっかけってなんですか? にしちゃん: 結婚する前にパパと二人でキャンプに行っていて、始めたのはそれがきっかけです。だけど、子どもが生まれて忙しくなってしばらくはやっていなくて、上の子が5歳・下の子が3歳になった時に、パパが「キャンプしたい!」と言っていたのですが、私は子どもがいるから大変だしやりたくないと思っていて、しばらく渋っていました。 その頃、私はどうしても潮干狩りをしたいと思っていて、パパはキャンプだけがやりたかったんです。パパは砂堀とか生き物のとかそういうのが嫌いで、潮干狩りには行きたくなくて、わたしもキャンプに行きたくなかったんですよ。ほら、子どもがいると大変だから。 そんな風に、どちらも我慢をしあっていたんだけど、結局「じゃあキャンプと潮干狩り両方やろう」って折衝案をとることしました。その時、パパは潮干狩りが全然楽しくなかったみたいなんだけど、私はキャンプが楽しくて、それから毎週のようにキャンプ に行ってます。 hinata編集部: そこから毎週!すごい頻度ですね! にしちゃん: そうなんです。学校行事があったり、天気が悪かったりすると行かないんですけど、それ以外は大体行っていますね。最初はレンタカーを借りていって。子どもの幼稚園のお友達のお母さんにキャンパーさんがいて、その人にいろいろ教えてもらったり道具を貸してもらいながら、道具買い始めて…今ではその人より私のほうがキャンプにがっつりはまっちゃってます。

ベテランキャンパーがテントのたて方さえわからなかった!? それでも大丈夫、誰だって経験あるのみ!

にしちゃんさんのキャンプ
hinata編集部: ちょっとずつ道具を集めはじめて、どんどんキャンプに魅了されてしまったんですね!  にしちゃん: 本当はもともとキャンプをやってたんだけど、急にはまってしまいましたね。二人でキャンプをしていた頃は単に一緒にいたかっただけで、何故かキャンプが楽しいっていう風にはそんなに思わなかったんです。パパと一緒にいれるなら、どこでも良かったんじゃないかな。パパは多分キャンプが楽しかったんだけど、私が思うキャンプの魅力は帰らなくてよくて、お酒が飲めて寝れることくらいしか感じなくて。楽しかったには楽しかったんだけど、道具を集めたりとか、どはまりはしませんでしたね。 その後子どもが生まれてキャンプするようにはなったけど、道具の使い方とかもよくわからなくて、ペグの刺し方すら知らなかったから、テントの中に石を運んでおさえたりして(笑) スクリーンテントを二人で割り勘して買ったんだけど、その時ペグダウンっていう文化がなかったらから、とにかく石を置いてて、寝る時とかも頭に石が当たって痛いみたいな状況でした。周りの人はびっくりしてたんじゃないかな(笑) hinata編集部: なんと!にしちゃんさんもそんなところからのスタートだったんですね! にしちゃん: 最初は誰でもそうだと思いますよ。失敗しながら覚えて、経験あるのみだと思います。わたしたちも失敗ばかりだったけど、キャンプにいくうちに、キャンプを教えてくれる人が現れて。ブログをやってたからかな? キャンプのことは全然わからなくてあまりに未熟だったんだけど、その頃からキャンプブログはやっていて、未熟すぎる私たちに見かねてキャンプ場に来て教えてくれた人がいたの。ブログのコメント欄で「僕たちも行きます!」みたいな感じで声をかけてくれたのがきっかけかな。すごいベテランで有名なキャンプブロガーさんで、「ゆっちゃん」さんっていうんだけど、その人が、私たちの行くキャンプ場で待ってくれて、ペグの打ち方とか一から教えてくれてました。 その人たちは、今でも尊敬していて、キャンプでは全力で遊ぶような人たちなんです。特に道具を使うわけじゃなくて、川で遊んだりとか、クワガタとったりとか、とにかく遊ぶのに全力で。最初はその人たちについて行って、教わりながらキャンプをしてたかな。ゆっちゃんさんたち、日中は全力で遊ぶから、22時にはもう寝ちゃうの。そういう清く正しい感じのキャンプが好きで、関西に住んでた頃はよく一緒に行かせてもらってました。行ける範囲は全部行ったかな。大阪、奈良、京都、三重、和歌山とか。大阪で8年、関東で3年キャンプをやっているけど、もう100か所くらいは行ったと思います。 hinata編集部: 100か所!!すごいですね!! 100か所もキャンプ場があることが驚きですが、キャンプ場の行先ってどういう風に決めてるんですか? にしちゃん: 以前は目的をもってがっちり予約して行っていたんだけど、子どもの熱とかでキャンセルのが心苦しくて、今はよっぽどのことがない限り、朝に行先を決めてます。晴れたらこっち行こうとか、雨降ったら芝生はちょっとやめて砂利にしようとか、前日の天候はキャンプ場選びをする時に重要かな。あと風予測とか見て、風が弱いところに行くようにしていたりもするかな。キャンプ場を決める時に、現地でしか食べられないおいしいものとかあったらいいかな。漁港の近くでキャンプして、新鮮な海鮮を食べれたら良いな~って最近もくろんでます。 特に、この冬の時期は行き当たりばったりで決めていることが多いです。予約も入ってないから、空いてるとこにいくっていうスタンスで十分楽しめるので。特に関東はキャンプ場がいっぱいあるからどこ行っても楽しいかな。

行ったキャンプ場は100か所以上!行きつくしたのちに手に入れたにしちゃん流スタイルはファミリーキャンプ!

にしちゃんさんの子供
hinata編集部: 100か所も行っていると、にしちゃんさんのキャンプスタイルも安定してきそうですよね! にしちゃん: そうですね。最初はグループキャンプなんかもやっていたんだけど、この頃はもっぱらファミリーキャンプばかりしています。 グループキャンプをしていた頃は、最初はブログ繋がりでもキャンプしていたけど、それもなくなって、ご近所さんとかリアルな繋がりのあるグループだけになっていったかな。大阪の友達に会うために、東京と大阪の間の岐阜とかで長期休みはキャンプをしたりしています。 だけど、今はほとんどファミリーキャンプだけしかやってないです。ファミリーキャンプが一番気楽でいいかなぁって思います。気を遣わないし、時間の制限がないし、何もしなくても何をしてもファミリーだったらいいし。子どもはもしかしたらグループでわいわいするのが好きかもしれないから、そこは難しいんだけど。わたしとパパはファミリーでのんびりキャンプをするのが好きです。

お家でだらだら過ごすより、キャンプでのんびり有意義なひとときを。

にしちゃんさんのキャンプ道具
hinata編集部: キャンプでのんびりですか、いいですね!でも、のんびりするなら、家でも出来ますよね? にしちゃん: 家で何もしないと、「だらだらしちゃったな~」っていう罪悪感があって自己嫌悪に陥っちゃうんですよ。でも、同じことをキャンプでやったらすごい有意義な気持ちになれるんです。同じように、パパが1日中家でごろごろされたら嫌なんだけど、キャンプ場でだらだらしても嫌じゃないっていうか。キャンプでだったらなんか良くて。 子どもも家だと放置しちゃった~とか、何もかまってあげられなかった~っていう意識があるんだけど、キャンプだと朝起きてすぐに外に出向いて、その後はのんびりしているだけで大してかまっているわけじゃないんだけど、ちゃんと遊ばせているような感じがします。 食事も同じで、家じゃカップラーメンは出せないんだけど、キャンプ場だったらカップラーメンを出せますね。外ではなんとなく手抜きをしても許されるような気がしています。同じことで、外ではレトルト食品でも、罪悪感がふっとぶ気がします。そういうのってすごいあると思う。 あと、家にはパソコンとか洗濯機とか色々あるから、洗濯しなきゃとか、ブログ書かなきゃとか、ちょっとテレビ見ちゃったりとか、すごい忙しくなっちゃうんだけど、キャンプ場行ったら何にも出来ないから諦めるっていうか。それがいいのかもしれない。

質素でもうちむきでも、ちゃんと楽しいキャンプの魅力。

川で遊ぶにしちゃんさんの子供たち
hinata編集部: 同じことをしてるのに、キャンプだと有意義に過ごせるなんて、素敵ですね! にしちゃん: そうそう。あ、でも、料理は外だとちょっと頑張っちゃって。おうちではシンプルな料理しか作らないんだけど、キャンプだとちょっとこった料理を作りたいと思っています。よく作るのが、ごまだんご! 作るのも盛り上がるし、食べてもおいしいし、すごい楽しい!レストランとかででてくるから作れないかな?と思いがちなんだけど、意外と簡単に出来て。白玉粉とあんことごまを買ってきて作るんだけど、本当にすごいおいしいの!いろんな料理に挑戦しながら、家族と作るのが楽しい。(にしちゃんさんの料理が気になる方はキャンプ・満腹道場!!!へどうぞ☆) うちのキャンプはそんな感じで非常にうちむき。 みんなでわいわいしたりとかじゃなくて、家族で淡々とやるから、派手さとかは全くないんです。きらきらしたデコレーションだってしないし。うちの場合は毎週行ってるから、こてこての飾りつけとかアクティブに動くとかいう財力も気力もなくて、観光もあんまりしないし、ほとんどはのんびり過ごしていて。でも、キャンプ場行くとなんかあるから、だらだらしつつも結構楽しんでるかも。アマガエルとか魚がいっぱいいるキャンプ場とか。 hinata編集部: お子さんはすごい楽しそうですね! だんなさんとにしちゃんさんもそういう風に楽しんでいるんですかね? にしちゃん: パパは川が大好きだからもっぱら川遊びで、わたしは子どもと一緒になってかえるとかとってるかも。冬は薪ストーブを楽しんでいるかなあ。パパは仏さまみたいな感じで、何が楽しいのかよくわからないんだけど、でもちゃんと楽しいみたい。

キャンプに行ったことがない方へ。言うべきことはただひとつ、とりあえずやってみよう!!

富士山が見える場所でのキャンプ
hinata編集部: 季節によって違う楽しみ方が出来るのも、キャンプにはまってしまう理由かもしれないですね!! でも、キャンプってなかなか行けないですよね。行くまでに、ハードルがあるじゃないですか。キャンパーさんは行動力がすごくて羨ましいです。 にしちゃん: 確かに、キャンパーさんは行動力のある人が集まっているかもしれない。静かだけど淡々と自分の好きなことをするような、好奇心のかたまりみたいな人が多いかな。なんかやろうと思ったらやってるっていう感じの人。パパも淡々と自分のやりたいことをやっている感じ。 hinata編集部: まだキャンプをやったことのないブログを読んでいる人や、このインタビューを読んでいる人に向けて、メッセージってありますか? にしちゃんとりあえずやってみればってことかな。なんとかなりますからね、日本にいる限り。私たちはペグのうちかたも知らずにテント一つでキャンプしているところからスタートしているし。テントしか持っていかなかったらひどい日焼けをしてしまって、それでタープを買ったの。そうやって失敗から学んでいったんですけど、そのうちブログを読んで勉強してから行くようになったら楽しくなったから、たくさん勉強してから、足を運んでもらいたいなーって思います。
インタビューを受けるにしちゃんさん

まとめ

大人になればなるほど仕事の疲れからか休日はだらだらしてしまいがちですが、にしちゃんさんは、毎週キャンプに行くのが日課。とってもアクティブな休日を送っているように思えますが、キャンプ場でのんびり有意義に時間を過ごすのがにしちゃん流。目的を決めないでキャンプ場に行っても、何かしら楽しみが待っているので、どこに行っても楽しそうですね! とにかくやってみることからスタートするキャンプ、その小さな一歩を踏み出してみましょう☆ にしちゃんのキャンプブログはこちら


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