
「椅子じゃなく、畳で。」キャンプで“ほっとする”を持ち歩ける一枚【目利きのキャンプギア】
2026.07.21キャンプ用品
キャンプではチェアが当たり前。だから「畳」を持っていく人は皆無ではないでしょうか。重澤製畳店の「minimum TATAMI」は、A4サイズほどの小さな畳。それなのに、一度座ると「なるほど」と思わされる心地よさがあります。日本人ならではの感覚に、あらためて気づかせてくれるギアでした。
地面に座る時間が、ちょっと好きになる
焚き火の前でひと休みするときや、子どもの遊びを眺めるとき、お花見やフェスで場所を確保したとき…。
ほんの少し腰を下ろしたいだけなのに、地面は冷たいし、小石が痛い。
そんな場面で活躍するのが、重澤製畳店の「minimum TATAMI」です。
座った瞬間、「あ、落ち着く」と感じる。
理由を考えてみると、畳ならではの適度な弾力やさらりとした肌触りはもちろん、子どものころに体験した素材だからなのかもしれません。
キャンプ場なのに、実家やおばあちゃんの家でくつろいでいるような気分になれる。不思議ですが、この一枚にはそんな力があります。
小さいのに、ちゃんと畳
minimum TATAMIは、飛騨高山の老舗・重澤製畳店が手がけるポータブル畳。
本格的な畳に使われる素材や製法を活かしながら、アウトドアでも気軽に使えるサイズに仕上げられているのが特徴です。
しかも、畳表には樹脂素材を採用し、裏には防水シートも施されています。
水に濡れても使えて色あせもしにくい。カビや虫の心配も少ないので、キャンプでも気兼ねなく使えるというわけです。
【編集部が惚れた理由】
約22.5×29.5cm、重さ約230gと、ほぼA4サイズのコンパクト設計。バッグに入れても邪魔になりにくく、「今日は持っていこうかな」と思える気軽さも魅力なんです。
「もったいない」から生まれた一枚
この畳は、実は端材から生まれたアイテムです。
大型の畳を製作するときに出る端材を見て、「捨てるのはもったいない」という思いから開発されたそう。
そのうえで、ただ余りを再利用したのではなく、新しい価値を与えたところがおもしろいところ。
キャンプだけでなく、登山やフェス、スポーツ観戦、お花見など、アウトドアで座るあらゆるシーンで活躍してくれるんです。
編集部のひとこと
便利なギアはたくさんあります。でも、minimum TATAMIがくれるのは便利さだけじゃありません。
座った瞬間に「ああ、落ち着くな」と感じる、あの感覚。
日本人なら誰もがどこかで覚えている畳の心地よさを、キャンプにも連れていける。それが、この小さな一枚のいちばんの魅力なのかもしれません。
制作者

キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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