-18℃でも問題なし!世界初「固体電池」のポータブル電源なら冬キャンプも超快適でした
ヨシノパワージャパンより、世界初の「固体電池」を採用するポータブル電源B2000 SSTが登場!一般的なリチウムイオン電池のものに比べて高いエネルギー密度と安全性を誇るのが魅力です。そこで今回は、固体電池の特性の一つ「寒冷地での強さ」を確かめるべく、寒さ厳しい冬キャンプへGO!防災アイテムとしてもぴったりの1台は要チェックです。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
強力・耐寒・安全!三拍子そろう「固体電池」ってなんだろう?
「固体電池」とは、不燃性の固体電解質を用いる電池のことです。
ポータブル電源には可燃性の液体電解質のリチウムイオン電池が採用されているのが一般的ですが、それに比べてエネルギー密度が高く、低温環境下でも効率よく稼働するのが特徴。さらに、万が一破損しても発火しないため、安全性が高いのも魅力です。
そんなアウトドアユースにも適した固体電池を採用する世界初のポータブル電源として、ヨシノパワージャパンから「B2000 SST」が登場しました。
バッテリーは1,326Whと、消費電力の大きな電気製品も長時間使える容量であるうえ、-18℃〜60℃という広い温度範囲で使えるため、朝晩はかなり冷え込む春先のキャンプもお任せあれ。ポータブル電源の利便性や安全性が大幅にアップしたポータブル電源として、キャンパーにも注目されているのです。
【B2000 SSTの特徴】
- -18℃〜60℃の広い温度範囲で使用可能
- -18℃〜-10℃の範囲でも、通常温度下の85~95%の電量を放出
- 1,326Whの余裕のバッテリー容量
- 破損しても発火などを起こさない安全テストをクリア
【基本情報】
- モデル名:B2000 SST
- バッテリータイプ:固体電池Li-NCM 16.2Ah
- サイズ:幅231×奥行き445×高さ218mm
- 容量:1,326Wh
- 重さ:14.2kg
- AC出力:2,000W(定格)/4,000W(最大)
- サイクル寿命:4,000回以上(80%以上の容量維持)
- AC充電時間:約45分で80%充電
冷え込む季節のキャンプも固体電池ならずっと快適!
「寒い季節はポータブル電源が機能しないのでは……」と思っている人も多いのではないでしょうか。一般的なポータブル電源は寒さに弱く、バッテリーの減りが極端に早くなってしまうものもあるため、そう考えるのは当然かもしれません。
そこで今回は、固体電池を採用するB2000 SSTを冬キャンプでテスト!本当に寒さに強いのか検証してみました。
【その1】「電気ケトル」でホットドリンクが一瞬で!
まずは、「電気ケトル」で水を沸かせられるかをテスト!約1,000Wと大きな電力を必要とする電気製品ですが、大容量のB2000 SSTなら問題なく使えました。
ホットコーヒーやお酒のお湯割り、朝食にあるとうれしいスープなど、温かい飲み物をスマート用意できるので、厳しい寒さを和らげるのに大助かり。
ガスバーナーなどは強風や寒さでうまく着火しないことも多く、水を沸かすのに時間がかかることがありますが、B2000 SST×電気ケトルならそんな心配も無用!
【その2】「IHコンロ」であったか鍋を心ゆくまで!
「IHコンロ」で鍋料理などをつくることも可能。中火程度(消費電力約700W)であれば、2時間ほどの稼働ができます。
火器を使用しないため一酸化炭素中毒などの危険がないのも、ポータブル電源×IHコンロの利点!暖かなテント内にいながらにして、調理と食事をゆっくりと楽しめます。
【その3】「電気毛布」で朝まで快眠が続く!
「電気毛布」は、寒い季節のキャンプにあるとうれしいアイテム。重ね着用のウェアやダウンパンツ、湯たんぽなど、大量の防寒グッズをクルマに積む必要がなくなるのもB2000 SSTのおかげです。
消費電力50Wの電気毛布なら26時間以上も使用可能。固体電池は発熱しにくく安全性が高いため、朝まで安心して暖かな寝床を満喫できるのもポイントです。
夜に寒くて眠れない人や、荷物をなるべく減らしたい人、そしてポータブル電源の安全性が気になる人も、B2000 SSTのありがたみが実感できるはずです。
【その4】電気を食う「電気ヒーター」も問題なし!
約1,200Wと消費電力が大きい「電気ヒーター」も問題なく使用できます。薪ストーブや石油ストーブもキャンプの暖房器具として人気ですが、持ち運びに苦労したり燃料の調達にも手間を感じることも…。子連れキャンプでは安全性も気になるところ。
寒冷地でもそんなストレスとは無縁にお手軽で安全にぬくぬくとキャンプが楽しめるのは、固体電池&大容量のB2000 SSTがあってこそ!
-18℃でも問題なし!雪中キャンプも大活躍
そろそろ雪中キャンプに挑戦してみたい!でも、寒さに耐えられるかな…そんな不安を抱えるキャンパーにもB2000 SSTは強い味方になること間違いなし!-18℃でも通常温度下の85~95%の電量を放出できるから、雪が降りしきるキャンプサイトでも電力低下になることがありません。
こんな頼りになる力も、固体電池を採用しているからこそ。B2000 STがあれば初めての雪中キャンプもきっと成功するはずです。
寒い季節にうれしい「コンパクトさ」と「簡単操作」
B2000 SSTのサイズは幅231×奥行き445×高さ218mm、重さは約14.2kg。一般的な同定格のポータブル電源に比べて「コンパクト」で「軽量」なボディ実現しています。
これも高いエネルギー密度を誇る固体電池だからこそ。荷物が増えがちな寒い季節のキャンプでも、この小ささと軽さは大きな武器になるはず。自宅の収納スペースも圧迫しないので保管場所にも困りません。
爽やかなグリーンを基調としたルックスや、アルミニウム合金製のハンドルなどシンプルで洗練されたデザインも見逃せないポイント。ほかのギアにもなじみやすいため、おしゃれなサイトづくりにこだわるキャンパーにもおすすめです。
もちろん耐久性もお墨付き。高さ90cmからコンクリートへの落下テストもクリアするほどの頑丈さを誇るため、キャンプなどのアウトドアシーンでもギア感覚で使えるのもうれしいところです。
「専用アプリ」が用意されているのもキャンパーファーストな部分!
電池残量のチェックや出力ポートの設定切り替えなどをスマートフォンなどで行えるので、特に寒い季節にはその恩恵に授かれるはずです。ポータブル電源の操作のために暖かなテントから抜け出して…なんていう苦行ともこれでお別れ!
45分で充電!防災アイテムとしても活躍
すばやく準備を整えられるのも、キャンプの相棒としてはうれしいポイントです。45分で80%まで充電(60分ほどで満充電)できるので、出発直前まで充電するのを忘れていても大丈夫!
普段よりも多くの準備が必要な冷え込む春先も、この手軽さが大きな強みになるというわけです。
外部電力のない屋外でも本体に充電できる「ソーラーパネル・SP 200」も用意されています。キャンプ場で電気製品を贅沢に使っても大丈夫!バッテリーの減りを気にせずにストレスなく過ごせるはずです。
停電時でも充電ができるので、もしもに備える防災器具にもぴったりです。
ポータブル電源を選ぶなら「固体電池」で決まり!
寒冷地でもパワフルに活躍する性能の高さや、アウトドアシーンで使いやすい軽さとコンパクトさは、固体電池を採用するB2000 SSTならでは。
季節や気温を気にせずにいつでもキャンプを楽しみたい人にとって、「正解ともいえる1台」ではないでしょうか。ポータブル電源選びに迷っている人や、買い替えを検討している人は、ぜひ詳細をチェックしてください!