DCM＆ナフコ！キャンプの困りごとはホームセンターにおまかせ【奇跡のシンデレラフィット選手権vol.22】

「シンデレラフィット」とは、本来別々の用途で作られた道具が、偶然にもぴったりフィットすること。童話「シンデレラ」のガラスの靴が由来です。

自宅の収納で注目されることが多いシンデレラフィットですが、実はキャンプギアでもピッタリ気持ちよくハマる組み合わせが多発しています。愛用のギアたちを眺めているときに、直感のまま重ねてみたらフィットしたり、さまざまなギアの組み合わせを試行錯誤の末、ようやく至高のコンビに辿り着いたり…。 そんなシンデレラフィットの魅力をひも解くべく、毎月15日に配信している連載企画「奇跡のシンデレラフィット選手権」。インスタグラムで「#シンデレラフィット」とタグの付いた投稿の中から、思わずマネしたくなるキャンプギアの組み合わせを紹介します。

住宅関連用品全般を取り扱う「ホームセンター」。日用雑貨を始め、家電や園芸用品、ペット用品など、どんなお店にも負けない守備範囲の広さを誇ります。最近ではアウトドア関連商品も充実しており、キャンパーの中にはホームセンターのアイテムだけでキャンプをするというツワモノも。サイズが豊富で汎用性が高いケースがたくさん販売されているため、キャンプギアの収納で悩んだときにも頼れる存在なのです。 今回は、大手ホームセンター「ナフコ」と「DCM」のアイテムで実現するシンデレラフィットな収納術をご紹介。キャンプをもっと便利で快適にするヒントが得られること間違いなし！

まず紹介するのは、ホームセンター「ナフコ」のアイテム。収納用品シリーズ「TIAMOS」のケース、「TIAMOS BAG M SB M」と、言わずと知れた人気ガスバーナー「SOTO レギュレーターストーブ ST-310」のシンデレラフィット術です。 発見者の＠kobo_yamachanさんは、ST-310のケースとして100均のタッパーを使ってみたりと試行錯誤を重ねていました。しかしなかなか意中のケースに出会えず、ST-310の使用頻度が減ってしまったんだとか…。

そんな時にビビッときたのが、ナフコのTIAMOS BAG Mサイズ。縦方向のサイズが190mmと高いため、ST-310とガス缶を立てたまま収納できます。生地が厚く丈夫なので、使用後に多少熱いまま入れても問題ない点と、上部の口がガバッと開いて出し入れが簡単な点がお気に入りのポイント！雑に扱ってしまっても壊れる心配はなさそうです。 ST-310本体とガス缶を入れてもまだ空間の余裕があるため、「スパイスやコーヒーグッズなど、調理関係のグッズをひとまとめに収納したい人にもおすすめです」と話してくれました。

山形県のガレージブランド「COLONISTA」のLEDランタン用シェード「CONPE10(コンペイトウ)」。その名の通り、金平糖をイメージさせるスタイリッシュなフォルムで、キャンプサイトをおしゃれに彩ります。愛用者の@chocogoiさんは、サイズが大きいCONPE10を、傷つけることなく収納できるケースはないかと友人と相談していたんだとか。そこで工具箱として使っていたDCMの「ツールケースS」を何気なく手に取ったところ、シンデレラフィットすることに気がつきました。

CONPE10が2つ、天地左右のすき間無くすっぽりと収まります。フタを閉めても干渉することはありません。軽量ながらCONPE10をしっかりと保護し、取っ手があるため持ち運びもラクラク。何よりコスパの良さがお気に入りだといいます。 「自分で塗装などをしてオリジナリティを出すと、よりカッコよく使えると思います！」と教えてくれました。

キャンプギアの収納と持ち運びに便利な「トランクカーゴ」。天面が広くちょうど良い高さがあるため、テーブルとして利用しているキャンパーも多くいます。テーブルにする際に実践している人が多いのが、すのこなどを使って天板を自作する方法。ただこの作業、サイズを測ったり木を切ったり…と、意外に時間がかかってしまいます。 しかしDCMの「トランクカーゴ」には、専用の「トランクカーゴ用テーブル」が別売りで用意されています。どちらもお手頃価格なので、自作する自信がない人や、手間をかけるのが面倒という人にもおすすめ。愛用者の＠hohkin023さんは、「テーブルとして使用する際は、トランクカーゴの中にあまり使わないものを入れておくこと」とアドバイスをしてくれました。 テーブル板がややかさばるため、荷物を減らしたい場合は注意が必要です。

ツーリングキャンプを楽しんでいる＠chiiii_1211xさん。キャンプを始めた頃、DCMの「シューズラック」に出会いました。ギアを整理するための棚が欲しいと思っていたところ、たまたまDCMで発見したんだとか。大きなギアを持って行けないバイクでのキャンプには、軽量でコンパクトに折りたためる組み立て式のシューズラックがうってつけだったのです。

ペーパータオルやメスティンなど、調理関係の小物を置くのにちょうど良いサイズ感。側面にシェラカップをつるしておくこともできます。

組み立てに手間がかかり、細かいパーツをはめ込むには力が必要だそう。セッティングする際は軍手を使った方がよさそうです。「丸めて収納したところ生地が伸びてしまったため、布の部分は広げたまま収納した方が良いかもしれません」と教えてくれました。

現在はキャンプスタイルがロースタイルへと変わったため、使用していないそう。300円以下とコスパが良いアイテムなので、気になったらまずは試してみるのがおすすめです。

次回の「奇跡のシンデレラフィット選手権」は、2023年12月15日(金)に配信予定。とっておきのアイデアを思いついたら、ぜひインスタグラムで「#シンデレラフィット」のタグをつけて教えてください！