チルなムードの「ランタン」があればリラックスしたキャンプ時間を過ごせる!
季節が移ろい、次第に日が短くなってきました。夏の終わりを寂しく感じることもあれば、やっと秋の到来だとわくわくする気持ちもある。それがキャンパーの心情ではないでしょうか。そこで今回は、そんなお待ちかねの秋冬キャンプをより楽しむためのアイテム「ランタン」をご紹介。素敵な明かりとともに、肌寒いこれからのシーズンのキャンプを満喫してみませんか?
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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過ごしやすくなった季節のキャンプは最高!
肌寒くなってくる秋は、キャンプのベストシーズンといっても過言ではありません。過酷な真夏のキャンプを乗り越えた人ならば、なおさらその快適さを感じられるはず。熱中症の危険性も極めて少ないので、安心してアウトドア遊びに没頭できるというわけです。
秋はチルなムードでゆったりと過ごしたい
快適に過ごせる秋は、仲間たちとのんびりお酒でも飲みながら、ゆったりと自然の音に耳を傾けるなんてチルな過ごし方をしたいもの。お気に入りのチェアに座って焚き火にあたり、そのままうとうと昼寝…なんて贅沢な時間の使い方ができるのも魅力。極端に暑くも寒くもないこのシーズンだからこその時間を満喫しましょう。
素敵な明かりが雰囲気を盛り上げてくれる
そんな秋キャンプでのチルタイムには、ムードのあるランタンがマストアイテム。日暮れが早まるこの季節だからこそ、テントサイトを素敵な明かりで照らしてくれるランタンがあれば、リラックスした雰囲気を後押ししてくれること間違いなし。ランタンはいくつあっても絵になるので、お気に入りを見つけ次第ゲットしておくのが吉ですよ。
どんなランタンを選ぶのがベストなの?
ランタンといっても、その種類は多岐にわたります。長くキャンプに慣れ親しんでいたとしても、ランタンを選ぶ基準を特に意識したことがない、という人もいるはずです。それぞれタイプによって特徴が異なるので、これを機に自身のキャンプスタイルにはどんなランタンが合うのかを検討してみるのもおすすめです。
燃料の種類もさまざま
ランタンに使用する燃料は、「オイル」「ガス」「ガソリン」の3種類に大別できます。最近ではほかに「LED」がありますが、炎を光源とするランタンではこれらが基本。それぞれの特性は次の通り。ランタンを手に入れる際は、この燃料の違いにも着目するのが必須です。
●オイルランタン
アルコールランプのように燃料タンクに垂らした芯を燃焼させる仕組み。風や寒さに強い。ゆらゆらと揺れる炎を楽しめるため、非日常感を味わうにはベスト。遠くまで照らすほどの明るさはなく、サブランタンとしての使用がおすすめ。
●ガスランタン
点火と消火が容易で扱いやすいのが特徴。ガスカートリッジに装着するだけで、ボタン1つで簡単に点火できるタイプが多い。ガソリンランタンなどとは異なり給油の手間いらず。
●ガソリンランタン
空気を燃料タンクに送る「ポンピング」は手間がかかるが、圧倒的な明るさとともに長時間使用できるモデルが多い。ほかの燃料に比べ寒さに強いのもメリット。繊維でつくられた袋状の発光体「マントル」が炎の熱に反応することで光りを放つ。
●LEDランタン
電気で稼働するため、やけどや火災の心配がなく安全性が高い。テントの中にも持ち込めるので、就寝ぎりぎりまで点灯させておけるのがうれしい。
お洒落なムードを演出できるランタンがコレ!
ここからは、hinataがおすすめするランタンを一挙紹介!機能性に注目するのもありですが、ルックスや雰囲気などを重視するのもあり!お気に入りの1品をみつけてみてください。
【その1】オイルランタン
まずはこちらフュアーハンドの「フュアーハンドランタン 276」です。
スウェーデンやドイツ軍でも使用された経験をもつ歴史のあるランタンで、ハリケーンのような強風が吹いても火が消えないという逸話もあることから別名「ハリケーンランタン」呼ばれることも。本体サイズは直径15×高さ26cm、重量は480gとコンパクトながらも20時間以上の燃焼時間を誇り、やさしい炎で周囲を照らしてくれます。
ホワイト
ブラック
また、フュアーハンドランタン 276は豊富なカラバリも魅力の1つ。自身の好みに合った色がきっと見つかるはずですよ。
フュアーハンドランタン 276を使う際は、こちらのスターショージ「スターパラフィンオイル」を燃料として用意してください。
このオイルは引火点が95℃以上と他の液体燃料に比べて高く、揮発性も低いため安心して使用可能です。燃焼中に発生する熱量は灯油と同等ですが、ススやにおいがほとんど出ないのでランタンをクリーンに保ってくれて、手入れも簡単なすぐれものです。
【その2】ガソリンランタン
次はガソリンランタンです。こちらはコールマンの「ワンマントルランタン」。本体サイズは直径16×高さ31cmとやや存在感あり。重量は約1.4kgで、タフな構造で安心感もあります。
数多くのランタンを世に出してきたコールマンの中でも、定番と呼ばれるこちらの製品。長きにわたり愛され続ける理由は、最大約15時間の安定した燃焼時間や、130W相当の圧倒的な明るさ、そして明かりを美しく見せるガラスグローブなど、細やかな部分で気が効いているからに違いありません。
ワンマントルランタンを使う際は、コールマンの純正ホワイトガソリン「エコクリーン」を燃料として使用するようにしてください。同ブランドの燃料を使うことで、燃焼効率も最大限までアップしますよ。
【その3】ガスランタン
続いて紹介するのはガスランタン。こちらはコールマンの「ルミエールランタン」です。本体サイズは約幅7.3×奥行き6×高さ18.3cmと小ぶりですが、その持続力はお墨付き。たとえば230g缶使用時の燃焼時間は最大で約38時間と、1つの缶で長く使えて頼り甲斐があります。また重量は約210gと、非常に軽量で持ち運びも簡単。
キャンドル風の形状はどこかホッとさせられるような雰囲気で、やさしく揺れる炎がキャンプサイトをお洒落に彩ってくれますよ。
そんなルミエールランタンを使うときは、必ずコールマンの純正LPガス燃料を用意すること。ガスカートリッジは種類がたくさんあるので、下記リンクを参考に製品を間違えないようにしてください。
【その4】LEDランタン
最後にご紹介するランタンはこちら。クレイモアの「クレイモアランプ キャビン」です。
暖かみのあるオレンジ色で発光するこちらは、電気で稼働するLEDランタン。その光量は30~640ルーメンと、弱々しい光からはっきり周囲を照らす光まで、さまざまな明るさを演出できます。
光量にもよりますが、その使用可能時間は最大で約55時間。LEDランタン最大のメリットともいえる長時間使用も問題ありません。「風に揺れる光」「夕焼けの赤色光」「暗い夜を明るくテラス満月の光」「朝焼けの暁光」と4種類の光のモードがあり、スイッチ1つでムードに変化をつけられるのも秀逸なポイント。テント内で使用しても火事などの心配もありません。
ランタンのあるキャンプでリラックス時間を送ろう!
日が落ちるのが早い秋キャンプでは、長時間過ごすキャンプサイトのムード作りが重要です。
そこでおすすめなのが、今回紹介した「ランタン」たち。オイル式、ガス式、ガソリン式、LED式にはそれぞれの特徴があるので、お気に入りを見つけて心をほぐすような素敵な時間を過ごしてみてください。