寝袋の最適解を見つけました！軽い・カッコいい・気持ちいい「シートゥサミット・スパークSPII」

これまでいくつものお気に入りギアをこのコーナーで紹介してきましたが、よくよく振り返ってみると、「寝床」にまつわるモノが多いな。とあらためて気がつきました。

だって、ほかのギアはキャンプ仲間のものをシェアしてもらうこともできますが、寝具に関してはなかなかそうも問屋がおろしません。 「その寝袋いいね。今夜は交換してみよう！」なんていう提案って、ちょっと気味悪いですよね。つまり、キャンプ用に真っ先に手に入れるもので、その後も自分のこだわりとか好みがより濃く反映されるものなのでは？と思っています。 ということで今回も、懲りることなくお気に入りのスリーピングギアの紹介です。

筆者が愛用しているスパークSPシリーズは、オーストラリア発のブランド「シートゥサミット」による、軽量・コンパクトを追求しつつ高い保温性も実現している寝袋です。

Sp0〜SpIVと5種類のスペック違いモデルがラインナップされていますが、その中から筆者が選んだモデルはちょうど中間スペックの「SpII」。 約300gの「850FPダウン」によって、コンフォート温度4℃・リミット温度−2℃の保温性が確保されています。

冬山などの過酷な場所に行くなら、さらに保温力が高いSPIIIやSPIVを選ぶべきではありますが、キャンプ場での3シーズン使用が主な用途なので、軽さ・コンパクトさ・暖かさのバランスがいい(と思う)このモデルを使用しているというわけです。

ウンチクはこのあたりにしておいて(詳しく知りたい人は下記のリンクボタンを押してみてください)、筆者がお気に入りとしている大きな理由の一つが、シートゥサミットならではのデザイン性の高さです。

グレーのボディにオレンジの差し色。「機能的ですよ」とも言わんばかりの、インダストリアルな配色がたまりません。 「さぁカッコよく寝るぞ！」なんていうような、就寝すること自体に特別な楽しみを覚えるギアなのです。

YKK製の軽量ジッパーや…

胴部分の保温性を確保する、ボックス状の縦型バッフルも… いずれも「機能性」を高めるための仕様ではあるものの、そこからにじみ出す「カッコよさ」が隠しきれていないのも憎いところ！

もう一つ忘れてはいけないのが、寝袋に包まれたときの心地良さ。

スパークSPIIには、表地に極薄10デニールのナイロン、裏地にはさらに薄い7デニールのナイロンが使用されていますが、これの肌触りがとにかく秀悦！柔らかくてすべすべで…、自宅の使い古したフトンよりも気持ちいいかも。と勘違いしてしまうことも少なくありません。 もちろん、この生地は「軽さ」の追求にも貢献している部分です。写真ではわかりにくいですが、中身のダウンがうっすら透けて見えるのもその証拠。ちなみにこれは、撥水ポリマーで耐久トリートメントされた「濡れに強い」ウルトラライトダウンだったりもするのです。 あぁ、こんな至れり尽くせりのダウンシュラフで寝られるなんて…、なんて幸せなことなんでしょうか！

ということで、今回はシートゥサミットの寝袋「スパークSpII」の偏愛ポイントを紹介してみました。 そういえば同僚のSさんは、シートゥサミットのキルト「エンバー」を愛用しているみたい。こちらも超カッコいいので、さっそくほしいものリストに加えたことはここだけの秘密です！