【GW、夏休みの前に!】初心者が見落としがちなキャンプの穴をプロスタッフが解説!
遠方へのお泊まりキャンプデビューするのなら、GWや夏休みの大型連休はビッグチャンスです。とはいえ、初めてのキャンプでは、テントの設営に意外と手こずったり、すぐ火がつくと思っていた焚き火がうまくいかなかったりと思わぬ落とし穴が…。初キャンプ成功のためにも、これだけは準備しておいてほしいモノコトを、アウトドア専門店のプロスタッフに教えてもらいました。
待ちに待ったキャンプデビュー!準備は万端?
初キャンプに向けて準備万端!と思いきや、初心者だとなかなか気づけないキャンプならではの落とし穴は意外と多くあります。そんな事態を避けるために、よくあるトラブル回避法をお届け。
今回は、テント、焚き火、料理でよくある失敗もとに、準備しておくと良さそうなモノコトを紹介。頼りになるベテランキャンパーにしてアウトドア専門店のプロスタッフが教えてくれます。
初心者キャンパーの穴を埋めてくれるのは、この人!
エルブレス スマーク伊勢崎店 キャンプ用品担当
鶴田さん
伊勢崎市の隣町太田市在住。地元で21年以上アウトドア用品の販売を担当。冬はスノーボード、それ以外の季節は登山とキャンプを楽しむアウトドアマン。ダッチオーブンやスキレットといった鍋・フライパン系にはこだわるが、そのほかの調理器具は簡素化させている。「抜くところは抜く」スタイルで末長くキャンプや料理を楽しむのがモットー。
初心者が見落としがちなのは「テントまわり」の小さなひと手間
ガイドロープは、自宅でテントやタープに結んでおく
テントの前室(キャノピー)部分を跳ね上げてタープ代わりに。ポールとつなげで自立させるときなんかにもガイドロープが役立ちます
「テントやタープの設営は簡単なものを買ったから大丈夫!」と思っていても、初めての設営をいきなりキャンプ場で迎えると案外あたふたするもの。公園や空き地、可能なら家の中で試し張りをしておくと、当日焦らずスムーズです。試し張りまではいいかな…というのであれば、「ガイドロープ」だけはあらかじめつけておきましょう。
かた結びで取り付けOK。ロープの長さ調整もしてくれる「自在金具」
ポールやペグは予備を用意しよう
キャンプをしていると予期せぬ強風にあおられたり、設営時に間違った方向に通したりしてポールが折れることが。テントやタープの自立を大幅に助けているパーツであるがゆえ、コイツが折れると結構つらい…。ペグも同様で、打ち付ける際に打ち所が悪いと曲がってしまいます。
散らかりとケガ防止、ペグとハンマーは一緒に収納しておく
多目的に使えるコンテナ。ペグとハンマーはセットで入れておく。けが防止と収納の面でビニール袋より有効
設営時に絶対に必要なのがペグ。テントの初期装備品では、簡易的な袋に入っていることが多いため、設営や撤収時のどさくさでなくしがち。ビニール袋を代替品にする人もいますが、突起部分で穴が空けばケガをして危ないし、ほかのキャンプギアを傷つけることにもつながります。それなら、あらかじめ作りがしっかりした多目的のコンテナに収納しておきましょう。
また、ペグと一緒にペグハンマーもひとまとめに収納しておけば、設営・撤収の際もスムーズです。
キャンプの醍醐味「焚き火」を心ゆくまで楽しむために
火が簡単について育てられる3つのグッズをうまく使おう
初めての焚き火でまずつまずくのは、おそらく「火おこし」。やみくもに焚き火台に薪を並べてマッチやライターで火をつけても、全然燃えてくれないなんてよくあること。まだ腕に自信がないときは、お助けグッズに頼るのも一つの方法です。
不意打ちの火の粉に注意、難燃のベストやエプロンを用意しよう
ポリエステル素材のテントやナイロン素材の洋服は、火の粉が飛んだ際に穴が空いて燃え広がる危険性が。焚き火はタープの真下は避け、テントから5mほど離しましょう。難燃素材のベストやエプロンを着用しておけばさらに安心です。
洗っても消えない焚き火のにおいにはマルチクリーナーで対抗
キャンプ場ではさほど気にならない焚き火のにおいですが、自宅に帰ると「なんだか服が焚き火くさい」と改めて気づかされます。もうそのころには、においが繊維の中までしっかり入りこんでしまっていて、1回の洗濯ではなかなか落ちないことも。
「キャンプ飯」作りの思わぬ落とし穴
調味料はスパイスボトルに小分けにして節約&軽量化する
キャンプ場へ向かう前には、食材を買い出しますよね。そこで気づくのが、料理に必要な調味料が意外と多いこと。しょうゆや油、マヨネーズ、焼き肉のたれなどの液体系から塩コショウ、七味といった粉末系まで、思いつくだけでも結構な量になってしまいます。
コーヒーセットとホットサンドメーカーがあればなんとなかる
奥が「ドリップ&グリルスタンド」。左のドリップ部分には「ドリッパー」、右のグリル部分には「コーヒーポット」を置く。手前が左から「手挽きコーヒーミル」、「ホーローコーヒーマグ」、「カセットコンロ」
キャンプでの料理は、ランチと夕食はがんばったけど、意外と忘れがちな翌日の朝ごはん。夕食の残りを食べるほどの食欲もない、そんな朝は、お湯を沸かして挽きたてのコーヒーはいかがでしょう。
キャンプの準備は、アウトドア専門店エルブレスへ
今回取材に訪れた「エルブレス スマーク伊勢崎店」では、キャンプのエントリー向けはもちろん、経験者がワクワクするような商品まで幅広くラインナップ。気軽に立ち寄り、なんでも相談できる環境が揃っています。キャンプの準備に、まずは足を運んでみましょう!
【店舗情報】
エルブレス スマーク伊勢崎店
住所:群馬県 伊勢崎市 西小保方町368 スマーク伊勢崎2階(スーパースポーツゼビオ店内)
電話番号:0270-30-7801
営業時間:10:00~21:00