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エルブレススマーク伊勢崎

出典:PIXTA

【GW、夏休みの前に!】初心者が見落としがちなキャンプの穴をプロスタッフが解説!

2023.04.21キャンプ用品PR

遠方へのお泊まりキャンプデビューするのなら、GWや夏休みの大型連休はビッグチャンスです。とはいえ、初めてのキャンプでは、テントの設営に意外と手こずったり、すぐ火がつくと思っていた焚き火がうまくいかなかったりと思わぬ落とし穴が…。初キャンプ成功のためにも、これだけは準備しておいてほしいモノコトを、アウトドア専門店のプロスタッフに教えてもらいました。

待ちに待ったキャンプデビュー!準備は万端?

キャンプで失敗する初心者のイメージ画像

出典:PIXTA

初キャンプに向けて準備万端!と思いきや、初心者だとなかなか気づけないキャンプならではの落とし穴は意外と多くあります。そんな事態を避けるために、よくあるトラブル回避法をお届け。 今回は、テント、焚き火、料理でよくある失敗もとに、準備しておくと良さそうなモノコトを紹介。頼りになるベテランキャンパーにしてアウトドア専門店のプロスタッフが教えてくれます。

初心者キャンパーの穴を埋めてくれるのは、この人!

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エルブレス スマーク伊勢崎店 キャンプ用品担当

鶴田さん

伊勢崎市の隣町太田市在住。地元で21年以上アウトドア用品の販売を担当。冬はスノーボード、それ以外の季節は登山とキャンプを楽しむアウトドアマン。ダッチオーブンやスキレットといった鍋・フライパン系にはこだわるが、そのほかの調理器具は簡素化させている。「抜くところは抜く」スタイルで末長くキャンプや料理を楽しむのがモットー。

初心者が見落としがちなのは「テントまわり」の小さなひと手間

ガイドロープは、自宅でテントやタープに結んでおく

ロープをテントに付ける画像
テントの前室(キャノピー)部分を跳ね上げてタープ代わりに。ポールとつなげで自立させるときなんかにもガイドロープが役立ちます
「テントやタープの設営は簡単なものを買ったから大丈夫!」と思っていても、初めての設営をいきなりキャンプ場で迎えると案外あたふたするもの。公園や空き地、可能なら家の中で試し張りをしておくと、当日焦らずスムーズです。試し張りまではいいかな…というのであれば、「ガイドロープ」だけはあらかじめつけておきましょう
ロープのストッパーの画像
かた結びで取り付けOK。ロープの長さ調整もしてくれる「自在金具」
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鶴田さん

「ガイドロープ」は、テントやタープを張る際に必要な道具です。テントやタープの通し穴に通して地面にピンとした状態で固定することで、風が吹いてもつぶれる心配がありません。また、テントの自立に必要なフレームやポールといった部品にかかるテンションを分散させ、ギアを長持ちさせる役割も担っています。ロープを結ぶ際には、強度がありつつ、ほどくときはすぐほどける「もやい結び」が基本。でも、結び方がわからなければ「かた結び」でもOK。その場合は、ロープの長さ調整や強度の確保が難しくなるので「自在金具」を買っておくのがいいですよ。

軽量で強度バツグン!コールマンの自在金具

ポールやペグは予備を用意しよう

予備のテントポールの画像
長さ調節ができるポール
キャンプをしていると予期せぬ強風にあおられたり、設営時に間違った方向に通したりしてポールが折れることが。テントやタープの自立を大幅に助けているパーツであるがゆえ、コイツが折れると結構つらい…。ペグも同様で、打ち付ける際に打ち所が悪いと曲がってしまいます。
ペグの画像
耐久性に優れた鍛造ペグ
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鶴田さん

予備のポールは調節ふさが多めのものを選ぶと、設営するテントやタープの高さに合わせやすいです。ペグは付属のものを予備としておいて、実際に使うのは耐久性に優れた鍛造ペグにするのがグッド。テントがしっかり地面に固定されるので、強風でも安心です。やわらかい土や区画整備されていないキャンプ場へ行くのなら、深くまで刺さる30cmサイズを用意するといいでしょう。必要本数は設営するテントの種類によりますが、最低でも16本は用意するのが無難です。

調節できるスノーピークのメインポール

強度と耐久性に優れたスノーピークの鍛造ペグ

散らかりとケガ防止、ペグとハンマーは一緒に収納しておく

多目的コンテナとハンマーの画像
多目的に使えるコンテナ。ペグとハンマーはセットで入れておく。けが防止と収納の面でビニール袋より有効
設営時に絶対に必要なのがペグ。テントの初期装備品では、簡易的な袋に入っていることが多いため、設営や撤収時のどさくさでなくしがち。ビニール袋を代替品にする人もいますが、突起部分で穴が空けばケガをして危ないし、ほかのキャンプギアを傷つけることにもつながります。それなら、あらかじめ作りがしっかりした多目的のコンテナに収納しておきましょう
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鶴田さん

コンテナ内の仕切りが面ファスナーで調節できるものを選んでおけば、ペグを上記写真のように固定させたうえで、ほかのギアも収納すれば荷物の整理もできて一石二鳥です。
ペグハンマーの画像
ペグ抜きがついたペグハンマー
また、ペグと一緒にペグハンマーもひとまとめに収納しておけば、設営・撤収の際もスムーズです。
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鶴田さん

ペグハンマーを「100均のでいいや」と妥協すると、何度打っても地面に入っていかない、すぐに壊れる…など強度に不安が残ります。打つときに石で代替えする人もいますが、ペグの破損を招くおそれも。ペグも数本ともなるとけっこうな値段になるので、最初から丈夫なハンマーを使うのが、結果節約にもなります。ペグ抜きが付いているものを選べば、撤収時に楽ちんですよ。

カーブした持ち手で打ちやすい、ノルディスクのペグハンマー

手になじむグリップで持ちやすい、ホールアースのペグハンマー

キャンプの醍醐味「焚き火」を心ゆくまで楽しむために

火が簡単について育てられる3つのグッズをうまく使おう

着火剤と火種とチャッカマンの画像
左から着火剤、火おこし器、ノズルの長いライター
初めての焚き火でまずつまずくのは、おそらく「火おこし」。やみくもに焚き火台に薪を並べてマッチやライターで火をつけても、全然燃えてくれないなんてよくあること。まだ腕に自信がないときは、お助けグッズに頼るのも一つの方法です。
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鶴田さん

いきなり薪に火を付けないのがポイント。火つきがいい木くずを丸めた「着火剤」に「ノズルの長いライター」などで点火し薪をくべていくと、安全かつ上手に火おこしができます。その際、焚き火台よりも火が付きやすい構造になっている「火おこし器」で火だねを作ってから、燃えている薪を焚き火台にくべていくとさらに楽。バーベキューをする際の火だねとしても活用できるので一つあると便利ですよ。

簡単に火おこしできるホールアースの火おこし器

不意打ちの火の粉に注意、難燃のベストやエプロンを用意しよう

難燃のエプロンの画像
ポリエステル素材のテントやナイロン素材の洋服は、火の粉が飛んだ際に穴が空いて燃え広がる危険性が。焚き火はタープの真下は避け、テントから5mほど離しましょう。難燃素材のベストやエプロンを着用しておけばさらに安心です。
難燃エプロンの画像
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鶴田さん

私のおすすめは、サイドがファスナー式になっている難燃ベストです。防寒対策でたくさん着こむ時期も着脱しやすいのが魅力。ポケットが多いタイプを選べば、設営や調理時に使うちょっとした小物を入れておけるので作業がはかどります。

洗っても消えない焚き火のにおいにはマルチクリーナーで対抗

焚き火の匂いが消えるマルチクリーナーの画像
キャンプ場ではさほど気にならない焚き火のにおいですが、自宅に帰ると「なんだか服が焚き火くさい」と改めて気づかされます。もうそのころには、においが繊維の中までしっかり入りこんでしまっていて、1回の洗濯ではなかなか落ちないことも。
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鶴田さん

そうなる前に、焚き火のにおいを消してくれるマルチクリーナーをシュシュッと吹いておくと、帰ってからの洗濯も1回で済むし、移動中のにおい移りも気にせず過ごせます。焚き火をゆったりと楽しんだ分だけ、焚き火の煙で服はいぶされ、燻製状態になっていますので、念入りにスプレーしましょう。車内にも有効です。

消臭から除菌までこれ1本!ホールアースのマルチクリーナー

「キャンプ飯」作りの思わぬ落とし穴

調味料はスパイスボトルに小分けにして節約&軽量化する

スパイス入れになるミニボトルの画像
キャンプ場へ向かう前には、食材を買い出しますよね。そこで気づくのが、料理に必要な調味料が意外と多いこと。しょうゆや油、マヨネーズ、焼き肉のたれなどの液体系から塩コショウ、七味といった粉末系まで、思いつくだけでも結構な量になってしまいます。
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鶴田さん

調味料をすべて現地で買うとなると、材料費が高額になり、荷物としてもかさばり重くなります。そこで役立つのがスパイスボトル。手のひらにすっぽり収まる小型のボトルをいくつか購入しておき、自宅で必要なだけ詰め替えておく。そうすれば余計な費用もかからないし、荷物もかなり軽量化できます。

コーヒーセットとホットサンドメーカーがあればなんとなかる

コーヒーセットの画像
奥が「ドリップ&グリルスタンド」。左のドリップ部分には「ドリッパー」、右のグリル部分には「コーヒーポット」を置く。手前が左から「手挽きコーヒーミル」、「ホーローコーヒーマグ」、「カセットコンロ」
キャンプでの料理は、ランチと夕食はがんばったけど、意外と忘れがちな翌日の朝ごはん。夕食の残りを食べるほどの食欲もない、そんな朝は、お湯を沸かして挽きたてのコーヒーはいかがでしょう。
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鶴田さん

挽きたてのコーヒー豆で淹れると、なにより香りが最高で癒されます。コーヒーを淹れるときは、ドリップする場所とお湯を沸かす場所が一体型になった「ドリップ&グリルスタンド」を使うと、テーブルが散らず快適。バーナーや使用シーンに高さに合わせて、5段階に高さの調節が可能です。

テーブルもスッキリ!ハイマウントのドリップ&グリルスタンド

ホットサンドの画像
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鶴田さん

お腹が空いてきたら、コーヒーを飲みながら、さっきまでお湯を沸かしていたグリル部分に「ホットサンドメーカー」をセット。あまった食材をはさんで焼くだけの簡単調理なので手間もかからず、失敗もしにくいのでおすすめ。パンや野菜、お餅など食材をはさんで10分くらい焼けば食べころです。

クラシックなデザイン。カリタの手挽きコーヒーミル

ペンギンロゴの焼き目がつけられる!チャムスのホットサンドメーカー

キャンプの準備は、アウトドア専門店エルブレスへ

エルブレススマーク伊勢崎
今回取材に訪れた「エルブレス スマーク伊勢崎店」では、キャンプのエントリー向けはもちろん、経験者がワクワクするような商品まで幅広くラインナップ。気軽に立ち寄り、なんでも相談できる環境が揃っています。キャンプの準備に、まずは足を運んでみましょう! 【店舗情報】 エルブレス スマーク伊勢崎店 住所:群馬県 伊勢崎市 西小保方町368 スマーク伊勢崎2階(スーパースポーツゼビオ店内) 電話番号:0270-30-7801 営業時間:10:00~21:00

キャンプや登山など幅広いアウトドア用品が充実!


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