キャンプ激戦区「河口湖」のツウ的楽しみ方。“地元民”のショップオーナーがこっそり教えます
全国の人気アウトドア店のオーナーが、地元のキャンプ場やグルメ情報を教える「名物ショップの地元自慢」。今回は、山梨県「STANDARD point(スタンダードポイント)」のオーナー・長田孝洋さんが、河口湖地域の魅力を紹介します。富士山のお膝元はキャンプエリアとしても大人気。長田さんのキャンプの"聖地"や、迫力ある富士山を拝めるスポットなど、地元民ならではの情報を聞きました。
キャンパーが集う人気ショップのオーナーが"地元"河口湖の魅力を紹介
富士山を一望できる河口湖エリア。絶好のロケーションのため人気キャンプ場も多く、多くのキャンパーでにぎわう地域です。そんなエリアの入口、河口湖ICからクルマで10分ほどのところに、アウトドアショップ「スタンダードポイント」があります。ショッピングモール「フォレストモール富士河口湖」の一角にあるお店は、これからキャンプへ向かう人から、キャンプを楽しんで帰路につく人まで、多くのキャンパーが訪れるまさに"基点"のような存在。
オーナーの長田孝洋さんは、河口湖エリアで生まれ育ち、お店を開く前から何度もキャンプを楽しんできた"河口湖のベテラン"。そんな長田さんに行きつけのキャンプ場や自慢のお土産、美しい富士山を拝める穴場スポットなど、河口湖エリアを満喫できる情報を聞きました。
STANDARD point outdoor代表
長田孝洋さん
2018年7月に「スタンダードポイント」をオープン。キャンプに向かう人たちの拠点となるような場所を目指し命名。キャンプに欠かせない定番商品から、自らセレクトしたガレージブランドなどのレアアイテムまで幅広いギアが揃うことで人気を呼んでいます。定期的にイベントも開催し、キャンプ好きが集う場としても注目のお店です。
人気キャンプエリアでも特におすすめ!オーナー"太鼓判"のキャンプ場
NTT タウンページの2022年の調査によると、
山梨県のキャンプ場数は全国で1位!人口あたりの数でも1位と人気のキャンプエリアです。そこまでキャンプ場があると、どこを選べばいいかわからない…。そんなキャンパーに、長田さんが実際に利用して「間違いない」と感じたキャンプ場を紹介してもらいました。
近い・快適・遊べる!三拍子そろった「アンドグリーン」
テントサイトの面積は70㎡から最大120㎡あるので、クルマで乗り入れても広々使うことができます。桜の木が植えられたサイトもあり、毎年4月頃には満開の桜の下でお花見キャンプを楽しめます!
敷地内には、森の中でジップラインやアスレチックを体験できるアウトドアパーク「フォレストアドベンチャー」が2023年4月にリニューアルオープンするので、アクティブ派の家族連れにもおすすめです。
「初心者や女性、ファミリーにも楽しんでもらえるキャンプ場」というコンセプトのもと、快適に使える水回りを意識して設計されたとのこと。おしゃれなキッチンを思わせる炊事棟なら、キャンプ飯の下ごしらえも後片付けも楽しくこなせてしまうはず。トイレやシャワールームもホテル並みの綺麗さで、快適に過ごすことができます。
【基本情報】
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町船津6662-1
営業期間:通年
料金:[キャンプ場]2,500円〜/大人
チェックイン/チェックアウト:14:00~18:00/8:00〜11:00
アーリーチェックイン/レイトチェックアウト制度あり
予約はこちら:
アンドグリーン我が聖地!充実のロケーションで飽きがこない「道志の森キャンプ場」
【基本情報】
住所:山梨県南都留郡道志村
営業期間:通年
料金:[キャンプ場]500円~/大人
チェックイン/チェックアウト:9:00/12:00(正午)
予約:不要
公式はこちら:
道志の森キャンプ場絶対に見逃せない夜景がここにはある「ネグラキャンプグラウンド」
【基本情報】
住所:静岡県函南町平井1689-55
営業期間:通年
料金:[キャンプ場]1,500円/大人
チェックイン/チェックアウト:12:00~18:00:/12:00
予約はこちら:
ネグラキャンプグラウンドキャンプ前の"腹ごしらえ"にも"締め"にも使えるグルメ情報
キャンプ前や帰りの腹ごしらえは意外と悩むところ。せっかく遠出したのだから、地元の人気店で思い出もつくりたい。そんなお腹も心も満たしたいキャンパーにおすすめのお店を長田さんに紹介してもらいました。
また、ビール好きが高じて開発したオリジナルクラフトビールも紹介。キャンプ好きがつくったビールは、キャンプ場で飲むにはもってこい!お土産にもぴったりなので、キャンプの余韻に浸ることもできます。
河口湖の玄関にあるおしゃれカフェ!カレーが自慢の「toe BAR&RESTAURANT」
週末限定(金〜日)の「野菜カレー」。出汁で味をととのえているからうまみが凝縮されています。野菜の甘みと後追いスパイスが楽しい一品。キャンプで疲れた体に沁みわたる味わいです。価格:1,100円(税込)
【基本情報】
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町船津3111-1
電話:0555-73-4066
営業時間:
[ランチ]11:30〜14:30(平日・土曜)/11:30〜15:00(日曜)
[カフェ]15:30〜17:30(平日・土曜)/15:30〜19:00(日曜)
[ディナー]18:00〜21:00(平日)/18:00〜22:00(金曜・土曜)
定休日:水曜、火曜もしくは木曜(月によって変動あり)
詳細はこちら:
toe バー&レストランキャンプ好きのためにつくった店主こだわりのクラフトビール
ラベルの写真はクラフビール仲間に撮ってもらったもの。細かなこだわりが光る、ここでしか味わえない1本です。
原材料:大麦麦芽(カナダ、イギリス製造)、オーツ麦(アメリカ製造)、ホップ、カラギナン
容量:330ml
アルコール度数:7%
麦芽使用率:50%以上
価格:880円(税込)
日本で最も"日本"な場所!?穴場スポットで富士山を目に焼き付ける
JAPANといえば「FUJIYAMA」。海外でも人気な日本最高峰を望むには、そのお膝元河口湖エリアは外すことはできません。大迫力の富士山を目の前にすれば、「日本に生まれてよかった…」と感じずにはいられないでしょう。地元民だからこそ知っている、美しい富士山を見られる穴場スポットを長田さんに教えてもらいました。
鳥居と富士山がドーン!インパクト抜群な、河口浅間神社 遥拝所「天空の鳥居」
【基本情報】
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町河口1119-2
電話:0555-76-7186
公式サイトはこちら:
河口浅間神社ノスタルジック×日本のアイコンでクールジャパンを感じられる「本町通り」
懐かしさ漂う商店街と大迫力の富士山のコントラストは、まさに"インスタ映え"。多くの人が訪れる人気スポットになっていますが、それゆえにマナーの問題も出てきているのだとか。この素敵な景色を残していくためにも、マナーに気をつけてインパクト抜群な1枚をカメラに収めましょう。
大迫力の富士山を眺めながら快適キャンプを楽しもう
河口湖エリアを周って実感したのは、どこからでも富士山が美しく、そして身近に感じられること。ここでキャンプができたら間違いなく最高の思い出になるはずです。人気キャンプエリアだけあって、キャンプ場も個性豊か。設備も整っているので快適なキャンプ体験が待っています。
河口湖キャンプの際は、ぜひスタンダードポイントに立ち寄ってみてください。オーナーの長田さんなら周辺のことから、ユーザー目線のキャンプ場情報など丁寧に教えてくれます。お店にはさまざまなキャンプギアがそろっているので、買ったらすぐにキャンプ場で試せるのもうれしいところ。きっと新たなキャンプ体験を演出してくれるはずです。