おこもりキャンプは冷え対策を入念に。”E"なギアを活用すると快適に過ごせる!
気温がグングン下がり、本格的な冬がやって来ました。「普段はキャンプを楽しんでいるけれど、さすがにこの寒さだとちょっと…」という人も多いはず。でも、それって逆にいえば、寒ささえ解決すればいいんじゃない?そこで提案したいのが「おこもりキャンプ」。この記事では、冬の寒さを逆手に取って楽しめるおこもりキャンプと、そんなシーンを快適に過ごすためのギアを紹介。初心者でもマネしやすい方法をお伝えします!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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寒さを楽しむための遊びが「おこもりキャンプ」
家の居間ごとアウトドアへ移動するような感覚
外へ出れば、季節はすっかり冬。連日、気温も冷え込んでいます。こうなってくると、あまりの寒さにテントの外でチェアを並べて楽しむことも、難しい日だってないとは言い切れない。ただ、それでもキャンプには行きたいのがキャンパーというものですよね。いかに工夫を凝らして外遊びを楽しむかが鍵になってきます。
そんなときは、テント内をまるでおうちのような空間に変身させる「おこもりキャンプ」がおすすめ。快適に整えた環境のテントの中で、ぬくぬくと過ごす時間は格別です。アウトドアにいるという開放感と、自宅のように整えられた空間。まるで家のリビングごとまるっとアウトドアへ移動するような、そんな感覚が魅力です。
まずは冷気をシャットアウトするためのアイテムが欲しい
ポイントは地面からの冷気をカットすること
出典:PIXTA
おこもりキャンプを楽しむためには、冷気を防ぐアイテムが必須。いくら上半身を温めても、下半身が冷えると全身が冷えてしまいます。テント内といえど、地面から立ち上る寒さは手強い!ストレスなく快適に過ごすために、底冷え対策はしっかりとしておきましょう。
シートを1枚引くだけでも変わる
テント内で快適に過ごすために、まずは押さえておきたいアイテムがこちら。ホールアースの「アーストリッパーグラウンドシート」です。
底冷えをカットするために大切なのは、地面から立ちのぼる冷たい湿気を防ぐこと。このシートには撥水加工が施されているので、朝露や濡れた地面から身体を守ってくれます。そしてテントの外で使えば汚れ対策にも。荷物の運搬時など、汚したくないアイテムを置くときにも役立ってくれそうです。
睡眠時にはグラウンドシートの上にインフレータブルマットを敷くことで、念入りな冷え対策に。シートには収納ケースも付属するため、コンパクトに収納ができて持ち運びも楽ちんです。
マルチに使えるブランケットがあるといい
冷え対策にはブランケットも欠かせません。おこもりキャンプといえど、シャワーやお手洗いなどテントの外に出る場面は必ず出てきます。そんなときは、電気の力で温めてくれる電熱ブランケットがあると安心!おすすめはホールアースの「ナイトフォールブランケット」。マイクロカーボンファイバーを電気の力で発熱させる最新技術「クロスヒート」を駆使したこんな1枚があれば、冬キャンプをもっと快適に過ごせますよ!
ブランケット本体に直接取り付けられたコードを端子に差し、スイッチを入れることで発熱するシステム。テント内ではポータブル電源に、外へ出るときはモバイルバッテリーなどに繋げば、どこにいてもじんわりと身体を温めてくれます。
肌に当たる部分は毛足の長いボア素材。心地いい肌触りで、まるで毛布に包まれているような感覚です。
フロント部分にはスナップボタンが設けられているので、羽織った際に落ちる心配はなし。両手が空くため、羽織ったまま料理もできる優れものです!
足先はシューズでカバーする
上でもお伝えしたように、下半身が冷えると身体の全体が冷えてしまいます。特に、足先の冷えはかなりやっかい。身体の構造上、先端は温まりにくいですよね。
そこで、テント内でも足先の冷えを防ぐために用意したいのが、コールマンの「テントシューズ」。保温性のあるインソールのモコモコが冷た〜い指先の冷えをカバーしてくれます。総柄のかわいいデザインで、キャンプ気分も上げてくれる1足です!
ぬくぬく過ごすために電気の力を借りよう!
中心となるのはポータブル電源
で、そんなふうに各種アイテムを準備できたら、ここからはおこもりキャンプの本番。できるだけ快適に過ごすために、電気の力を借りてしまいましょう!
持参するべきはポータブル電源。おすすめはエコフローの「リバーマックスプラス」。こちらは「X-Boostモード」をオンにすることで一部の機器に1,200Wまで電力を供給することが可能。そのため熱を発する調理系の家電からDIYツールまで、一般家電の約80%に給電できます。
また、最大10台のデバイスに同時給電ができるのも魅力。「友達がスマホを充電してるからちょっと待たないと…」なんて心配もご無用。テントの中に1つあるだけで、あらゆる機器に電力を供給してくれる便利なアイテムなんです!
「お座敷キャンプ」はテントから出れなくなる禁断の楽しみ
そして、ポータブル電源を使ってテント内で過ごすおこもりキャンプの中でも、日本人が特にグッとくるスタイルといえばお座敷。床に直接座ってのんびりするこのスタイルなら、「自宅感」をより演出できちゃうんです。
「キャンプでこたつなんてハードルが高そう…」と思った方、案外そうでもないですよ。たった2つの道具をそろえるだけで、お座敷キャンプは簡単に実現できるんです。
テーブルはアウトドア用でOK
まず用意するべきは、脚付きのテーブル。おすすめはこちらのホールアース「シラキテーブル」です。このテーブルは4段階で高さ調整が可能で、上の写真は脚を最も長くした70cmの状態。70〜40cmまで可変するので、こたつで使う際は40cmの高さがおすすめです。
また、折り畳めば60x6.5x60cmのコンパクトサイズになるので、持ち運びも楽ちん。本体は約4.5kgと軽量ながら、耐荷重は約30kgとタフな構造。こたつとして使う際にもさまざまなアイテムを載せられて便利です。
布団はシュラフを活用する
テーブルときたら、お次はこたつ布団。こたつ布団は、上で紹介した「ナイトフォールブランケット」と同じ発熱システムを備えたホールアースの大判シュラフ「E-ラルゴ5+」を使うのが吉です!
封筒型シュラフとしても使えるこのアイテムは、ファスナーを広げることで95×195cmの大型こたつ布団に変身する優れもの。写真のようにテーブルの上に乗せることで、簡単にこたつが完成するんです。
形としてのこたつを準備したら、あとはE-ラルゴ5+をポータブル電源に繋いでスイッチオン!電気の力でグングン下半身を温めてくれます。その保温力はきっとみなさんの想像以上。自宅でこたつに脚を入れているのと変わらない、極上の暖かさを味わえますよ。
テントの中でも十分に遊べる。インドアinアウトドア!
ここまで紹介してきたようなこたつのあるキャンプでは、座ったまま遊べる道具があると盛り上がること間違いなし。トランプやボードゲームなど、お好みの遊び道具を持って行ってキャンプ仲間とワイワイ楽しみましょう。寒さと切り離されたテントの中で、テーブルを囲い談笑しながらゲームに興じる。まるで修学旅行のような気分に浸れますよ!
この冬はおこもりキャンプをお試しあれ!
冬ならではのキャンプスタイルがおこもりキャンプ。まずは基本的な冷え対策と、ポータブル電源を中心とするぬくぬくのアイテム選びで、この季節だけの楽しみを味わってみてはいかがでしょうか?
アウトドアにいるのに、なんだか気分はインドア。そんな不思議な体験に、この冬はぜひトライしてみてください!