大人の秋キャンプに"ちょっとぜいたくな時間"を。「スコッチ×キャンプ飯」の世界へようこそ。
高い空と、柔らかい日差し。秋晴れの日には、街歩きはもちろん、アウトドアでも快適に過ごせる条件がそろっています。そんな心地いい季節は、自然の中へ向かいたくなるのがキャンパーというもの。そこで今年は、晴れ渡る秋空の下スコッチウイスキーのハイボールで乾杯してみませんか?おすすめは「アランモルト10年」。大切な人と過ごすキャンプの時間を、いつにも増して楽しくしてくれる大人のためのウイスキーです。相性ばっちりなキャンプ飯もあわせてチェック!
制作者
キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
せっかくの秋キャンプ、いつもと違った雰囲気で楽しみたい
心地いい季節を心地よく過ごすために
「非日常感を味わうためにキャンプへ行っているのに、設営や食事の支度がルーティーン化され、もはやアウトドアで過ごすことが日常となってしまった…」。
こんな話を最近よく耳にします。そんなときはテントやチェアを新調するのもいいけれど、持っていくお酒を変えるのも一つの手。なにせお酒は、リラックタイムの充実度を大きく左右します。今年の秋キャンプでは手元にいつもと違うお酒を用意して、キャンプを始めた頃のような新鮮さを取り戻してみませんか?
ウイスキーだけど口あたり軽やか。シトラス香る「アランモルト」に注目
テントサイトの雰囲気もおしゃれに変えてくれる
いつもはキャンプ場に着いたらすぐに缶ビールやチューハイをプシュッと開ける人。気持ちはわかります。クーラーボックスから取り出すだけで飲め、手軽でいいですよね。
しかし、秋は1年で最もと言えるほど心地いい季節。せっかくなら、その心地よさを後押ししてくれるお酒を選びましょう。おすすめはスコッチウイスキー「アランモルト10年」を使ったハイボール。アランモルトは、ソーダ水と混ぜることでシトラスの香りが引き立ち、同時にその奥にあるシナモンやバニラなど深みのある甘さにも出会える奥深いお酒なんです。
それに、大人キャンパーだったらカジュアル過ぎない立ち振る舞いも身につけたいところ。空き缶がテーブルの上に転がっているよりも、瓶詰めされたウイスキーが置いてあるテントサイトの方が洗練された雰囲気が出ますよね。
アランモルト10年が製造されているのは、スコットランドのアラン島にある「アラン蒸溜所」。ブレンド用の原酒ではなく、シングルモルトを作るための蒸溜所として1995年に設立されました。
ちなみに、ウイスキーの話題でよく耳にするこの「シングルモルト」という言葉ですが、モルトは大麦、シングルは単一の蒸溜所で作られていることを意味します。
つまりアランモルトは、原料に大麦のみを使用した上で、アラン蒸溜所だけで作られたウイスキーということ。シングルモルトは、蒸溜所のオリジナリティを表現するにはうってつけの製法です。たとえば仕込み水や原料、そして土地ごとの風土など。スコットランドに100あると言われる各蒸溜所の特徴を、最大限に味わえるのがこのシングルモルト製法なんです。
もちろん、アラン蒸溜所にも数多くのこだわりが。たとえば、ウイスキー作りに精通したマスターディスティラー(蒸溜責任者)。この腕っこきのマイスターのもと、4基の小型蒸溜器で丁寧に少量生産を行うのが特徴の一つです。
さらにウイスキーの命とも言われる仕込み水は、スコットランド内でも指折りの清らかな水を有する「ロッホ・ナ・ダヴィ湖」のものを使用。蒸溜所の周囲に広がる美しい自然と調和しながら作られるウイスキー、それがアランモルトです。
アランモルト10年をキャンプ場へ持って行こう!おいしいハイボールの作り方って?
爽やかな風味を体験してみて!
キャンプシーンにおけるアランモルトの飲み方は、ハイボールが最も適していることは前述の通り。
芳醇な香りを持つアランモルト10年は、ソーダ水と混ぜることで、泡が弾けてシトラスの香りが口の中で広がり、グイグイ飲み進めたくなるのが特徴。一般に想像される「ウイスキーっぽさ」とは異なる爽やかなテイストに、初めての方はきっと驚くことでしょう。
ハチミツやヘーゼルナッツの甘みを感じられる味わいなので、女性でも飲みやすいのがうれしいところ。軽やかな口当たりでキャンプ気分を上げてくれます。
また、ハイボールは水を加えることでモルトのうま味が減ってしまうと思われがちですが、アランは例外。製品の持つ深みと風合いが、ソーダ水によって一層引き立つのです。もちろん、ロックでもOK!
そんなふうに、どんな飲み方でもキャンプ時間を盛り上げてくれるのがアランモルト10年。確かな製品作りに裏打ちされた上質さが、心地いいキャンプシーンに寄り添ってくれます。
アランモルト10年を使ったおいしいハイボールの作り方
では、実際にキャンプ場でおいしいハイボールを作るための方法を紹介しましょう。せっかくアランモルト10年を持っていくんだったら、その味わいを最大限引き出すための作り方を覚えておきたいところです。
おいしいハイボールの作り方
- グラスに氷を入れる
- 冷やしておいたウイスキーを45ml注ぐ
- ソーダを45ml注ぐ
- ソーダとウイスキーをなじませるようにかき混ぜる
- ソーダを45ml注ぐ
- 優しく1回混ぜる
ペアリングのコツは「シンプルさ」にあり
素材のおいしさを格上げしてくれる
少し甘みのあるアランモルト10年のハイボールには、シンプルながらも味付けのしっかりとした洗練された料理が相性よし。もちろん、爽やかな風味のおかげで、手の込んだシチューや素材そのままの生ハムなどとも合うのは言うまでもありません。素材本来の味を引き立たせながらも、モルトの風味でさりげなく主張する。アランモルト10年のハイボールは料理のお供としても優秀です。
ここからは、そんなアランモルト10年のハイボールとペアリングで楽しみたいキャンプ飯をご紹介。どれも秋らしい食材と食欲をそそる香りで、次のキャンプから試したくなるものばかりです。
【ペアリングその1】さくっといけちゃう軽食
サツマイモとモッツァレラチーズとイチジクのオープンサンド
秋の昼下がりに穏やかな日差しの中で食べたいのは、食欲をそそる彩り豊かなサンド。こんがりと焼いたガーリックトーストの上にのせたのは、コクのあるモッツァレラチーズやほんのり甘いサツマイモとイチジクなど。甘みとしょっぱさのバランスが抜群の一品です。見た目も華やかで、キャンプシーンでの食事を楽しい気分にさせてくれること間違いなし。アランの甘みが食材の味をグッと引き立たせてくれます。
材料
- サツマイモ 1本
- イチジク 1/2個
- モッツァレラチーズ 1パック
- バケット 2枚
- ブラックペッパー 適量
- イチョウ切りにしたサツマイモをフライパンで炒める
- スライスしたバケットの上にサツマイモ、イチジク、モッツァレラチーズを並べる
- 温めたダッチオーブンに2を入れ、約10分炭火にかける(蓋の上にも炭を置く)
- ダッチオーブンから取り出しブラックペッパーをかけたら完成
【ペアリングその2】のんびり時間のランチ
お次はこちら。やることを済ませ、ゆったり腰を落ち着けた午後の時間に食べたいのは、フレッシュなサラダと熱々のアヒージョです。
川魚と旬のフルーツのキャンピングサラダ
炙ることで甘みをぎゅっと凝縮させた柿と、塩気を含んだチアユをのせ、いいバランスに仕上がったサラダ。チアユはアランを使ってフランベすることで、臭みを消しながらも素材のうまみを引き出しました。おつまみ感覚で、爽やかなハイボールにこそ合わせたい1品です。
材料
- チアユ 10匹
- 柿 1個
- ミニトマト 3個
- オリーブオイル 適量
- 飾り用の水菜、レモン 適量
- チアユの頭を落とし、開いたら水で洗う。苦手な場合は内臓を取る
- 少し多めのオリーブオイルを使い、中火でチアユをこんがりと焼く。火力を落としてチアユを裏返し、最後は強火にしてアランモルトでフランベする
- 柿をスライスしバーナーで炙る
- 皿に盛り付けオリーブオイルをかけたら完成 ※チアユが手に入らない場合は、かわりにスモークサーモンがオススメです
オイルサーディン缶のアヒージョ
サラダと合わせて食べたいのは、キャンプ料理の定番アヒージョ。こちらはオイルサーディン缶を使ったお手軽なもので、肌寒くなってくる秋に間違いなしのメニューです。こんがりと焼いたバケットがあればなおよし!
アヒージョはオイルのうまみをダイレクトに味わえる分、食べ進めるにつれて重たく感じるのも事実。そこで、爽やかなアランモルト10年のハイボールを片手に、オイル漬けされた秋の味覚をパクパクといっちゃいましょう!
材料
- オイルサーディン 1缶
- カブ 1個
- マッシュルーム 1パック
- ミョウガ 1パック
- オリーブオイル 適量
- 塩 適量
- コショウ 適量
- ニンニクみじん切り 適量
- 鷹の爪 1本
- スキレットにオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪を入れて弱火にかける
- ニンニクの香りがたってきたらカブも入れる
- ミョウガ、マッシュルーム、オイルサーディンも入れ、塩とコショウで味を整えたら完成
【ペアリングその3】ガッツリ「食事」のディナー
柑橘系ソースを使ったスペアリブ、季節の野菜を添えて
最後はこちら。柑橘系のソースに漬け込んだ肉を、スキレットでしっかりと焼いたスペアリブ。かじるとほのかな甘みが口の中に広がります。一緒に万願寺トウガラシやサツマイモなどを焼き、肉と野菜のハーモニーを楽しむのもあり。シトラス香るアランのハイボールのおかげで、ついつい食べ過ぎちゃうのが難点かも!?
材料
- スペアリブ 4本
- 付け合わせの野菜 お好みで数種類
- ママレードジャム 大さじ2(ソース用)
- 白ワインビネガー 大さじ2(ソース用)
- 醤油 小さじ1 (ソース用)
- スペアリブに塩とコショウで下味をつけ、フライパンで全面に焼き目をつける
- 温めたダッチオーブンに1を入れ、炭火に約2〜30分かける(蓋にも炭を置く)
- 1の工程を終えて油が残った状態のフライパンに、ソース用の材料を入れて軽く煮詰める
- 火の入ったスペアリブを3のソースで絡めて焼く
- お好みの野菜をグリルしてスペアリブに添えたら完成
焚き火を見ながらグラスを傾けるのもオツ
それと、忘れちゃいけないのが焚き火とお酒の"ペアリング"。キャンプシーンを盛り上げてくれる焚き火を前にハイボールをグイッといけば「あ〜キャンプに来てよかった」なんて気分になること必至です。
焚き火を前にすると、のんびりと互いに語りたくなるのがキャンプの不思議。そんな場面で、モノづくりにストーリー性のあるアランモルト10年があれば自然と会話が弾みそうです。
「シングルモルトって何か知ってる?」「次はロックで飲んでみようよ」
炎のゆらめきを眺めながら、まったりと語り合う。キャンプシーンの中にアランモルトがいることで、大切な人と過ごす時間はさらに楽しくなることでしょう。
アランモルト10年
スコットランドで育まれたシングルモルトウイスキー。手がけるのは1995年、スコットランド・アラン島のロックランザ村に設立されたアラン蒸溜所。大規模の蒸溜所と比べると製造量は1/30程度。少数生産にこだわるクラフツマンシップにより、質の高いウイスキー作りを行っています。
多くのウイスキー製造工程に含まれる冷却ろ過や着色は行わず、あくまで自然な状態でボトリングまで完結。仕込み水にはスコットランド内でも指折りの清らかな水を有するロッホ・ナ・ダヴィ湖のものを使用するなど、原料にもとことんこだわった1本。寝かせる工程の樽にもこだわりが。2種の原酒は、1つをファーストフィルのバーボンバレルで、もう1つをシェリーホグスヘッドで熟成。それらをバランスよく配合し、芳醇な味と香りが実現。
「アランモルト10年」は、ブランドの特徴である清らかさとフルーティさ、そしてモルトの味わいを感じられるフラグシップアイテムです。