意外と初心者向け?この夏はSUPに挑戦!まず必要な心づもりとアイテムは?
湖や川、海でよく見かけるSUP。親子での二人乗りや釣り、ボード上でのヨガなど多様なスタイルで楽しむ姿は、なんとも自由で気持ちよさそう。夏のキャンプでウォーターアクティビティを検討している方、今年はSUPに挑戦してみませんか?道具や服装のハードルが低いのも、初心者におすすめのポイント。今回は公私ともにSUPに慣れ親しむアウトドア専門店「エルブレス」のスタッフが、「これさえ押さえておけば大丈夫!」というSUPの基本をレクチャーします。
湖畔でキャンプ。今、SUPが気になる!
真夏でも、比較的涼しい湖畔や川辺でのキャンプ。富士五湖では湖に浮かぶ富士山を眺めながらキャンプができたりと、通年人気のスポットです。湖でのアクティビティといえば、スワンや手漕ぎボート、カヤック&カヌーが定番。一方、サーフボードのようなものの上に立って進むスタンドアップパドルボード(Stand Up Paddleboard)=SUPは、今子どもから大人まで、自然やアウトドア好きに注目度の高いアクティビティです。
SUPを始めるには、まず何を準備したらいいのか、フィールドの選び方、服装などについて知るため、アウトドア専門店エルブレス御茶ノ水店(東京都千代田区)へ。プライベートでも頻繁にSUPを楽しむというフィリピン出身のスタッフ、マンザーノさんにSUPのいろはを教えてもらいました。
湖、川、海どこでもできる。基本はフリー
初心者には、湖がおすすめ
SUPは湖、川、海どこでもフリーで楽しめるウォーターアクティビティ。徒歩や車で入れない場所を水上散策したり、いつもと違う角度から自然を眺められるのも、アウトドア好きを魅了している理由です。湖は、川のように流れが速かったり、海のように波がなく穏やかなので、初心者の方におすすめのフィールド。はじめは、スクールに入ったり、ガイドに依頼して基本的な乗り方や、注意点を教えてもらいましょう。
SUPのボード選びと基本的な乗り方
安定感のあるボードなら30分で立てます
ボードの上に立ち、パドルを漕いで進むのが基本スタイルのSUP。二人乗りや釣り、SUPヨガまでやる人がいるのでとても簡単に見えますが、実はバランス感覚が必要で、乗っているだけでも体感が鍛えられます。
パドルの長さ調節
基本的な立ち方
ボードの運搬と保管はどうする?
いきなり相場15万円前後のSUPボードを購入するのは気が引けますが、レンタルなどで練習を重ねたあと、自前のボードが欲しくなるもの。予算はもちろん、気になるのは運搬や保管。長さ約3mものボードを車や電車で運んだり、自宅に保管するのはかなりハードルが高いと思う方もいるのでは。
空気を抜き、折りたたんでしまう状態にするまで10分程度
(左)ボード、パドル、ポンプ(空気入れ)、フィンをすべて専用の収納ケースに。最近はこれらのセット売りも多い
専用ケースには車輪がついているので、キャリーバッグのように押して運べ、またリュックのように背負えます。
セットのポンプは車のシガーソケットに差し込むタイプのため、電車移動の方や、駐車場からサイトが離れている場合は手動ポンプ(左)、もしくは充電式ポンプ(右)が必要になります。
SUPをするときのファッションは?
UV加工のTシャツにハーフパンツでもOK!
マリンスポーツやウインタースポーツを楽しむには、ボードなどの道具以外にも、ウェットスーツや専用のウェア、ゴーグル、ブーツ、フィンなどそろえるものが多く、初期投資が高額になるケースがほとんど。その点SUPは、ボードとパドル以外に絶対に必要な道具は基本ありません。
SUP専用のラッシュガード。シュノーケル用などに比べて、横が大きく開いており、動きやすくなっています
ライフジャケットは身につけておくに越したことはありませんが、服装は日よけ対策のためにラッシュガードと帽子、下はハーフパンツやレギンスといったカジュアルなスタイルでOK。他のマリンスポーツに比べ、比較的軽装で楽しめるのも、人気の理由です。
この夏はSUPを楽しもう!
道具や服装の面からも、初心者がエントリーしやすいSUP。湖、川、海でキャンプをする際のアクティビティとして、ぜひ夏にチャレンジしてみてはいかがでしょう。