子連れキャンプは3歳からがベスト!ファミキャンデビューに最適な道具おしえます【プロ店員のみっちりキャンプ講座】
夏休みは、子どもをキャンプデビューさせる絶好のチャンス。キャンプ用品の販売歴14年を誇り、自身も3歳児のパパであるプロ店員が、真のファミリー向けアイテムをおすすめ。「0歳からキャンプデビューさせたものの、正直3歳ぐらいまで待ったほうがよかった…」など、リアルな体験談をまじえつつ、ギア選びのプロとパパ目線、両視点でアドバイスをくれました。
0歳は早い、5歳は遅い。「3歳」がキャンプデビューにベストな理由
子どもを連れてのキャンプデビュー、何歳が適齢でしょうか?両親ともにキャンプ好きなら、0歳児から連れて行きたい気持ちは山々ですが、0〜2歳は離乳食やオムツが必要で荷物がかなり多くなること、夜泣きや急な発熱があることからも、両親の負担や心配が大きくなる覚悟が必要かもしれません。
5歳以降になると、習い事や学校行事があり、どうしても家族全員で予定が合わせづらくなることから、3歳ころからデビューするのがベストと考えられます。
では、子連れキャンプデビューするときにまず何からそろえ、どのようなポイントで選ぶ必要があるでしょうか?
幼児連れキャンプギアは何からそろえる?教えてくれるのは、この人!
子どものキャンプデビューの疑問を解消するべく向かったのは、JR長野駅から車で10分ほどのスーパースポーツゼビオ店内にあるアウトドア専門店「エルブレス長野南高田店」。
キャンプ用品の販売を14年間担当し、自身も3歳のお子さんを連れて家族でキャンプを楽しむプロ店員・田中さんに、子ども連れのキャンプギアのそろえ方と、選び方のポイントについて詳しく聞きました。
子連れキャンプ、エントリー3点セットの選び方
ホールーアース アースデュラダブルルーム2.0
まずは、大物テント。大人2人と幼児1人ならコンパクトなモデルでも十分そうですが、田中さんが案内してくれたのは、ホールアースの大型ツールームテント「アース デュラ ダブルルーム2.0」。
ソロキャンパーはギアのコンパクト化が進む一方で、ファミリーキャンプは大型化が最近の傾向のよう。
ドームテントは、くつろいだり眠ったりする寝室スペースの一部を拡張して小さな前室を作り、リビングスペースを作るのに、タープが必要になります。
ツールームテントはこのすべてをひとつで完結できるので、バラバラにそろえる手間、現地で設営する手間を省略できる点も魅力。その分、ドームテントに比べるとサイズも重さもあるのが少々難点です。
リビングスペースが広々しているぶん、寝室部分はややコンパクトですが、大人2人、子ども2人は十分寝られるサイズ感。
リビングスペースの天井が高いので、ハンギングチェーンが大活躍。ランタンのほか、いろいろな小物をつるしても邪魔になりません。
17kgと重さはそれなりにありますが、ボストンバッグほどの付属ケースに収納!持ち手がついているので、大人ひとりでスムーズに持ち運べます。
ホールアース LOW CARRY COMPACT CHAIR
お次はチェア。大人用2脚と、子ども用の小さなチェアを探します。
子ども用のチェアは成長すると使えなくなりますが、大人用のローチェアを「子ども用」として購入しておけば、大きくなってからも使えます。
タープの下で高いチェアに座っていると、圧迫感が出てきます。焚き火やソロキャンプ用にそのまま同じチェアを使えるという点でも、ローチェアはお得感があるようです。
折りたたむだけで簡単に開閉でき、ハンドルがついているので、持ち運びもラクラク。
ホールーアース MINIMALIST H INFLAT3
テントにチェア、次に寝具といえばシュラフでしょうか。
こちらは厚さ6cm。バルブを開けるだけでマット内に空気が入り、中に入っているウレタンマットが膨張して体を支えてくれます。シュラフの下に敷くと寝心地が抜群にアップ。連結用のボタンでつなげば、2人用に拡張。家族で離れることなく使えます。
失敗しないギア選びのコツ。“色”をあわせよ
次回は、3歳児連れキャンプのリアルなタイムスケジュール公開!
次回は、3歳児連れのパパキャンパー、田中さんにご自身のリアルなキャンプタムスケジュールを教えてもらいます。まだ活動量の多くない小さい子ども連れに最適なスケジュールは?長野在住の田中さんおすすめのキャンプ場も紹介するので、お見逃しなく。
【店舗情報】
エルブレス 長野南高田店
住所:長野県 長野市 大字高田1841-1, (スーパースポーツゼビオ店内)
電話:026-268-4811
営業時間:10:00〜21:00