憧れの"プライベートキャンプ場"を手に入れた芸人の悲喜こもごも【じゅんいちダビッドソンの「自己満足で何が悪い。」vol.3】
2022.04.30ライフスタイル
ピン芸人・じゅんいちダビッドソンが、わがまま、気ままにキャンプを語る連載「じゅんいちダビッドソンの『自己満足で何が悪い。』」!第三回のテーマは「プライベートキャンプ場」。一年中好きに使える、自分と"野"だけの空間…。キャンパーなら誰もが憧れる夢の「マイ山生活」について、じゅんいちさんならではの目線でメリット・デメリットを語ってもらいました。まさかの珍事件エピソードも必見です!
制作者
hinata編集部 中西優花
編集長。出版社にて月刊メンズファッション誌の編集を経て、hinata編集部へ。外で最高のお酒を飲むために、手軽なおつまみ作りはお任せあれ。キャンプと野球観戦をメインに、好きなものは広く深く。アウトドア以外にファッション、料理、美容など多ジャンルに興味あり。
Instagram:@yukantoi
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もくじ
コラム連載「じゅんいちダビッドソンの『自己満足で何が悪い。』」vol.3
芸能界きってのキャンプ好き、芸人・じゅんいちダビッドソンによるコラム連載「じゅんいちダビッドソンの『自己満足で何が悪い。』」。毎月1本、キャンプに関するテーマで「じゅんいち論」を語ります。
じゅんいちダビッドソン
1975年生まれ。兵庫県出身。「R-1ぐらんぷり2015」で優勝した、サッカー本田圭佑選手のモノマネで知られるピン芸人。趣味はキャンプ、釣り、車で、ヒロシ率いるキャンプ芸人の集い「焚火会」のメンバー。キャンプをはじめ、アウトドアに興じる姿を自身のYouTube「ちゃんねるダビッドソン」で発信。チャンネル登録者数15万人以上を誇る。
▼前回の記事はこちら
キャンプシーズン本格到来!都会以上の人混みが味わえる…!?
人気のキャンプ場は争奪戦状態。休息を求めに自然の中に来たはずなのに
みなさんこんにちは、じゅんいちダビッドソンです。
本年も本格的なキャンプシーズンに突入しました。都会の喧騒を離れ有名なキャンプ場へ向かいましょう。土日祝日に行けば、2mほど離れた隣のテントの話し声がよく聞こえ、都会以上の喧騒が味わえます。
こんなことを書いてると土日休みの人に怒られそうですが、実際に、キャンプブームで有名な場所はかなり混雑してますよね。
僕自身好きでよく行っていたキャンプ場があったのですが、平日でさえ人でごったがえし、なかなか突入する勇気が出ないことも増えました。
「マイ山持ち」キャンパーが急増中…?
それでキャンプ用に山を購入する方が増えているようです。後ほど触れますが、自分の山を持つというのは良い部分と悪い部分がもちろんあります。
が、
その話の前に、僕は山は持っていますが買ってません。
じつは僕、山を賃貸しております!
え?「そんなパターンあるの?」とよく聞かれますが、実際のところほぼないです。汗
偶然、山の持ち主の方がご厚意で賃貸してくれるラッキーが訪れただけです。
山を賃貸。「家賃」ならぬ「山賃」は月1万円
ちなみに、アパートやマンションと同じく2年契約の自動更新。礼金はゼロでした。
あ!こちらからラフロイグというウイスキーをオーナーにプレゼントした事があるので、「礼金はラフロイグ」って事になるのでしょう。
面積1000坪 家賃1万円 敷金ゼロ 礼金ラフロイグ。
めっちゃラッキーですね。
もちろん、僕がやっている会員制キャンプコミュニティー「じゅんいちダビッドソンのキャンプ村」のメンバーのみなさんも使えるようにって意味で借りたので、林道の整備とトイレ設置に数十万はかかりました。
が、それはまた別の話。「僕がキャンプしたいから」という意味で、この賃貸はめちゃくちゃラッキーなんです、しかもとても美しい森…。
「プライベートキャンプ場」を持つメリット・デメリット
メリットは「プライベートキャンプ場」であることそれ自体
賃貸でも所持でも、自分の山を持つとメリット・デメリットが当然出てきます。
メリットから書くならやはり、「いつ行っても自由」「自分だけの空間」「誰も入ってこない」などでしょう。
そして最大のメリットは、
キャンプで生ビールを飲んでやろうとビールサーバーを持って行き、いざ飲もうとしたとき注ぎ口を上下逆さまに取り付けていたのに気づく、正確な位置に直そうと注ぎ口を一旦取り外すと、すでに接続されていたガスの圧力で泡が止まらなくなり2リットルのビールの半分が野に飲まれる…。
そんなことが起き、ブチ切れて「うおぉぉぉ~なんやね~ん!」と叫んでも迷惑にならないことでしょうかね。
はい?そうですね、お察しの通り僕の実体験です。汗
デメリットは「整備されていないこと」。じゅんいちが出くわしたとんでもない珍事件とは?
デメリットはそうですね、まずは…「誰も入ってこないので、誰か入ってきたとしたらほぼ確実にやばいやつ」ってところでしょうか(笑)。多分山賊かウォーキングデットです。
あとは整備されたキャンプ場と違い、手つかずの自然ということをお忘れなく。動物や自然と出くわす確率は一気に上がります。
一見普通の食事風景だが、皿の上に「いる」んです
僕も一度、そのままの自然ならではの事件に出くわしました。
宿泊後、帰宅前の昼食にカルボナーラを作りましたところ、においに釣られたのか1匹のスズメバチがたかってきました。刺されたらたまらないので、少し離れた場所でテントなどを片付けながらスズメバチが居なくなるまで時間を潰しまして。
上の写真のカルボナーラアップ。合成かのような異様な光景
15分ほど経って「まあもういないだろう」とカルボナーラの所に戻ったら、スズメバチ3匹に増えてまして、3匹がちょっと食べ物の取り合いのような雰囲気で興奮しながらバチバチ皿の上でやりあってました。
もう食べるどころではなく「無事に食器を回収できるかどうか」の話になり、ビニール袋を抱え通り過ぎながらさり気な~くまずはトングを回収。再びさり気な~く通り過ぎながらフォークを回収、最後にそーっと最も慎重に、スズメバチの目を盗んで皿ごとカルボナーラを回収しダッシュで車へ!
スズメバチと僕、パっと見どっちがたかってるかわからない状態でした。
その時の模様は僕のyoutube「ちゃんねるダビッドソン」で見られます。チャンネルの宣伝ではありません、山を持つとこんな事がありますよってバイブルです(笑)。
みなさんもメリット・デメリット考えながら良いキャンプライフを!
ちなみに僕はそれでも山持ってめっちゃ良かったですね!
今月のピックアップギア「ターク フライパン28cm」
ハチがたかるパスタも作れる、超優秀な鉄フライパン。