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「我流キャンプ」と「失敗」の境界はどこなのか?【じゅんいちダビッドソンの「自己満足で何が悪い。」vol.2】

じゅんいちダビッドソン

ピン芸人・じゅんいちダビッドソンが、わがまま、気ままにキャンプを語る連載「じゅんいちダビッドソンの『自己満足で何が悪い。』」!第二回のテーマは「我流」。自由にキャンプを楽しむうちに、いつのまにか「王道」から外れてしまった男が思う「そもそも『我流』って何なんだ…?」という純粋な疑問。"じゅんいち節"全開で語ってくれました。

コラム連載「じゅんいちダビッドソンの『自己満足で何が悪い。』」vol.2

芸能界きってのキャンプ好き、芸人・じゅんいちダビッドソンによるコラム連載「じゅんいちダビッドソンの『自己満足で何が悪い。』」。毎月1本、キャンプに関するテーマで「じゅんいち論」を語ります。
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じゅんいちダビッドソン

1975年生まれ。兵庫県出身。「R-1ぐらんぷり2015」で優勝した、サッカー本田圭佑選手のモノマネで知られるピン芸人。趣味はキャンプ、釣り、車で、ヒロシ率いるキャンプ芸人の集い「焚火会」のメンバー。キャンプをはじめ、アウトドアに興じる姿を自身のYouTube「ちゃんねるダビッドソン」で発信。チャンネル登録者数15万人以上を誇る。

YouTubeはこちら:ちゃんねるダビッドソン 公式SNSはこちら: Twitter@JUNICH_DAVIDSON Instagram@0204junich_davidson_official
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我流キャンプの見つけ方

キャンプには王道も我流もない

じゅんいちダビッドソン
いつかのキャンプでやったドラム缶風呂
先日とあるキャンプ場で雑誌の記者の方にこんな事を言われた。 「じゅんいちさんのキャンプってオリジナリティにあふれてますよね?」 僕の隣にいたキャンプ仲間のベアーズ島田キャンプという人間が、すかさずこう答えた。 「いや、オリジナルっていうかイカれてるだけですよ~!」 「たしかにー!」と、記者。 「なんでお前が答えるねん」と「たしかにじゃねーよ」とがよぎったが、2つ同時には突っ込めないので、私は黙って空を見ていた。

マナーさえ守れば、どこまでも自由だ

じゅんいちダビッドソン
冬キャンプで水が足りず、近くの雪を飯ごうに入れて調理に使ったこともある
それはさておき、「どのように我流キャンプするの?」なんてよく聞かれるけれど、そもそもキャンプに流派なんてものはないんだから、普通に楽しくキャンプをやっていればよい。 映画を見るときにポップコーン食べてる人が王道?まんじゅう食ってたら我流なのか? いや、ただの和菓子好きの甘党である。 キャンプもそう。焚き火でステーキを焼くのがキャンプの本流だとしたら、 AC電源にレンジをつないで冷凍食品を温めるのが我流なのか? いやただの「体力使ってキャンプ場にレンジを運ぶ」という運動だ。 つまりキャンプには流派もなければセオリーもない、あるのは少しの常識的なマナーだけ。 なので我流も本流もないのだけれど、この自由に思いつくままの行動をやりまくった事が、結果的に我流とかオリジナルとかに見えるってだけだと思う。

失敗なのか、我流なのか…。思い返しても楽しい、無茶苦茶なキャンプの思い出

芸人ソロキャンプ軍団「焚火会」のメンバーをびっくりさせてやろう、という思い

じゅんいちダビッドソン
最初は「キャンプを自由に楽しむ」から派生して、そのうち、芸人ソロキャンプ軍団「焚火会」のメンバーをびっくりさせるのが楽しくなった。 見たことないギアを突然買っていきさりげなく使って見せたり、とにかくキャンプに行きたくて忙しい合間を縫って22時にキャンプ場にチェックインして3時にチェックアウト、そのまま品川駅に行き新幹線に乗り白いスーツに着替えて大阪でテレビのロケをしたり。 きっとその日のロケ中焚き火くさかっただろうけれど、キャンプに取り憑かれまくっている私には関係なかった。それで自分も楽しいし、それ見て喜んでる焚火会メンバーを見てるこっちも楽しかった。

伝説の「アメ車事件」

じゅんいちダビッドソン
道志の森キャンプ場と、愛車のオールドカー
じゅんいち
取れたハンドル
2018年の春頃だったか、あの頃は車がそれしかなかったから仕方ない部分もあったが、1965年式のアメ車のオールドカーで「道志の森キャンプ場」(山梨県道志村)に行ったときは到着しただけで何故か爆笑が起こった。 我流?ウケ狙い?…全然違う! ただの交通手段だ。 その後の話をすると、古いアメ車は山道の振動で少しづつビスがゆるんでいたのだろう、後日富士山の近くで走行中ハンドルが取れた! こういった経緯を知って「我流だね」とかいう人がいるが、とんでもない! ただの命拾いだ。

飛行機に乗ってキャンプをしに行き、なぜか居酒屋にたどり着く俺

じゅんいち
こういうそのままの自然を想像していた
こんな体験もある。飛行機で離島へ行き無骨な野営をしようと思ったら、その島にある唯一のキャンプ場が、若いカップルがバトミントンを楽しみ、近所のお母さんが洗濯物を干してる、ほとんど公園のようなめちゃくちゃ区画された場所だった。 「これは望んでた無骨なキャンプはできっこないな」。わざわざ飛行機に乗ってきて、望みが叶わないとなった瞬間、私の中でおかしなスイッチが入り、テント設営後、なぜか居酒屋に行った。 「テント設営後に居酒屋」。これだけ聞くと「我流だな!」って思うかもしれないが、よくよく考えたら単なるリサーチ不足だ。

勝手にまわりがおもしろがるから、それはそれでよい

じゅんいち
海辺で釣りをした時の写真
こういったことはただの失敗なんで当の本人は結構ムカついたりするものなのだけど、話で聞いたり動画で見たりした人が勝手にこれを「我流」なんて言って喜んだりする。 まぁでも、数年たっても思い出として残ってるのってこういう日だったりするのだが。 こんな思いつきの行動ばっかり楽しんでると、近くにいる人間がさりげなく片棒を担いできたりする。 「海水でソーメンゆでたら塩味がつくんじゃない?」なんて嫁に言われたことがある。 その後、無人島で海水で茹でたソーメンでソーミンチャンプルーを作ってみたら、マズ過ぎて吐いたソーミンチャンプルーが上空を舞って隣の島まで届いた。 帰宅して「めっちゃまずかったけどあれ作った事あるのか?」と聞くと「あるわけないでしょ」と嫁。 もちろんこれも我流キャンプなどではない!陥れようとしてくる配偶者からのイジりなのだろう(笑)。
じゅんいち
丸太の上に張ったテント
あ、唯一ちょっとオリジナルなキャンプをした事があるとすれば、キャンプ場に協力してもらって川に丸太を渡してそのうえにテントを張ったことがある。 長い丸太を数本購入して、それが乗るくらいのサイズのトラックをレンタカーで借りて丸太の上にテントを張る。 あれはたしかに我流だったのかもしれない。 が、ただ、金とカロリーの無駄遣いだったのかもしれない。

目の前のキャンプを自分なりに楽しめば、それが「我流」になる

じゅんいち
みなさん!「我流」とか「オリジナル」とかよりも、そのキャンプの瞬間を楽しんでればよいんじゃないですか?それがきっとそれぞれの「我流キャンプ」。わたしはちょっとそれの形が歪なだけです。 どうしてもじゅんダビ流の我流キャンプがしたいって言うのならば、ハンドルの取れそうな古いアメ車で丸太の上にテント張ったうえでタクシー呼んで居酒屋に行ってみてください。とっておきの「我流キャンプ」が見つかるかもしれません。 …見つける必要は全くないけれど。

今月のピックアップギア「ポーランド軍のポンチョテント」

じゅんいち
いつか手に入れたポーランド軍のポンチョテントは、床も出入り口のファスナーもない。飲みすぎて倒れるように眠ったキャンプの夜、翌朝、テントの裾から体が半分飛び出していた。目が覚めた瞬間、目に富士山が飛び込んで来た。飲みすぎ注意だが富士山はとても綺麗だった。あれは我流なのか?
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