白馬で「キャンプ+ショップ巡り」。アウトドアフィールドに恵まれた土地には「名店が必ずある」説を検証
長野・白馬に行ってキャンプだけで終わるのはもったいない──。アウトドア・アクティビティに恵まれた土地には、それを支えるアウトドアショップの名店が多くあるもの。そこで、hinataスタッフがアウトドアショップで「いいもの巡り」を体験し、真相を確かめに行きました!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
通年でアウトドアを満喫できる「Snow Peak LAND STATION HAKUBA」
「スノーピーク ランドステーション」で見えた白馬の実力
長野県白馬村に2020年にオープンした体験型複合施設「Snow Peak LAND STATION HAKUBA(スノーピーク ランドステーション白馬)」。世界的な建築家、隈研吾さんが雪の結晶をイメージした木組みの外観は、白馬のアイコン的な存在です。
今では白馬の玄関口になっているといっても過言ではないほどの同施設。早朝7時にオープンするスターバックスが併設されていることもあり、撮影に訪れた日は平日にもかかわらず、駐車場は朝から多くの人でにぎわっていました。
店内にはもちろん、スノーピークの最新アイテムが勢ぞろい。キャンプの前にも後にも、ほしかったギアをそろえられます。特に、グリーンシーズンの白馬を連想させる限定カラーの「スタッキングマグ雪峰」と「チタン先割れスプーン」は人気アイテムです。
自転車で白馬周遊の「Snow Peak Go」とは?
ランドステーション白馬の人気アクティビティの一つが、スポーツ電動アシスト自転車を使って白馬の景色を楽しむ「Snow Peak GO」。スノーピーク初の取り組みとなる体験型レンタルサービスで、施設内にある「Restaurant雪峰」の特製デリに、ケトルやバーナー、マグカップが入ったセットを持って、白馬村内を周遊できます。ランドステーション白馬に隣接する温泉施設「みみずくの湯」の入浴券もついているので、いたれりつくせり。
有名な場所ではなく、地元の人が意識しないような場所でも、観光客にとっては感動する光景が広がる白馬。北アルプスの山々をながめられる河原などでコーヒーをのみながら、ゆったりした時間をぜいたくに過ごしてみてはいかがでしょうか。
白馬のアクティビティも予約できる!
施設の玄関口には、白馬村の観光局インフォメーションも併設。四季折々の白馬山麓エリアの観光情報について教えてもらえるだけでなく、アクティビティや、各種施設の予約も可能です。カップルや子連れ、犬連れなど、それぞれの楽しみ方を提案してくれ、白馬村の魅力を発信しています。
【基本情報】
施設名:スノーピークランドステーション白馬店
住所:長野県北安曇郡白馬村大字北城5497
電話:0261-75-1158
営業時間:11:00〜19:00
定休日:水曜(スターバックスとインフォメーションセンターは年中無休)
白馬ジャンプ競技場で、あの感動を再現!?
白馬ノルウェービレッジは無料のリモートワークスペース
1998年冬の長野五輪で金メダルを獲得した日本のジャンプ団体。日本中を感動させた舞台が、白馬にあるジャンプ競技場です。1年を通して多くの観光客が、当時の興奮を思い出しに来ています。
白馬村観光局によると、夏や秋は実際にジャンプを練習する選手を見られます。特に、夏休み時期は、さまざまな団体が練習しにくるので、迫力あるジャンプシーンが次々にながめられるそうです。
その世界的な施設の前にあるのが、冬季スポーツ大国のノルウェーが長野五輪の会期中に迎賓館として建設したログハウス風のたてもの。今は白馬ノルウェービレッジとして利用され、なんと無料で使えるテレワーク施設になっています。平日は白馬村内だけでなく、大自然を楽しみに来た観光客も多く利用する、隠れた人気スポット!
丁寧にドリップしたコーヒーが楽しめるカフェも併設。仕事の合間に一息つくことも。企業の研修などにも対応しており、白馬でメンバー同士の仲を深めることもできるそうです。
白馬で遊びも仕事も全力!
施設を管理する担当者によると、「雪が降ったときの午前中はスキー・スノーボードで滑って、午後から仕事という人も多い」とのこと。遊びも仕事も全力で楽しめる場所──。それが白馬という土地の魅力なのかもしれません。
【基本情報】
施設名:白馬ノルウェービレッジ
住所:長野県北安曇郡白馬村北城3476
営業時間:平日午前9時〜午後7時
定休日:土日祝日
利用料:無料
THE NORTH FACE GRAVITY HAKUBA
感度高めな人はやっぱりノース
カリフォルニアの国立公園ビジターセンターをイメージした建物にあるのは、人気アウトドアブランド「THE NORTH FACE」の大規模直営店「THE NORTH FACE GRAVITY HAKUBA」。約6000点のアイテムを取り扱い、グリーン・スノーシーズンを問わず、実際に白馬のアウトドアフィールドですぐに使える高品質なウェアやギアを展開しています。
2代目店長の井立信行さんによると、白馬の「THE NORTH FACE GRAVITY」は、北海道の世界的リゾート地、ニセコに次いで2番目。建物の設計からデザインしたブランド初の路面店ということもあり、入り口の前からノースフェイスの世界観にひたって買い物ができます。
特に、一般的な同ブランドの直営店と違うのは、全国で展開する感度の高いアウトドアセレクトショップを運営する「A&F」とタッグを組んでいる点。THE NORTH FACE以外のキャンプ用品や小物も充実しており、アウトドア好きなら、ついつい長居したくなる店内となっています。
白馬限定アイテムはマストバイ
店舗の売上でもかなりのウエートを占めるのが、グラビティ白馬オリジナルの限定アイテム。アパレルからマグまでそろっているので、おそろいで買っていく家族やグループの姿も多く見られるそうです。
本気のスタッフぞろい!
井立店長が感じる白馬の良さは、クルマで5分も行けば山がある立地。「スタッフのほとんどが1年を通して白馬の山を楽しんでいるので、最新の状況を話せるのがこの店舗の強みです」と話してくれました。
2階には、雄大な白馬三山をながめられるカフェが営業。山の天気予報や雪崩情報も配信しており、アウトドア好きにとっては貴重な情報が得られる場所になっています。自然やアートをテーマにした書籍も自由に閲覧でき、天候が悪いときでも、白馬のゆったりとした時間を感じられます。
THE NORTH FACE GRAVITY HAKUBAは、店名のグラビティ(重力)という意味の通り、多くのアウトドア好きをひきつけている店舗でした。
【基本情報】
施設名:THE NORTH FACE GRAVITY HAKUBA
住所:白馬村北城5930-1
電話:0261-85-2855
営業時間:11時~19時(5~11月)、12時~20時(12~4月)
定休日:不定休
白馬は買い物も楽しい街だった!
登山やスキーだけでなく、最近では気球やSUPなど、さまざまなアクティビティが盛り上がっている白馬。フィールドに恵まれた場所には、自然を愛するスタッフたちが出迎えてくれるショップが今回紹介した以外にも多くありました。フィールドだけでなく、ショッピングでもアウトドアを感じに行ける場所。それが白馬なのかもしれません。
▼犬と行けるキャンプ場はコチラ
▼未経験でも絶景の山の頂に!
【登山未経験でも標高2000m級】長野・白馬だからできる!1泊2日のキャンプのち、絶景山旅
国内の標高2,000m級の山は高山と呼ばれ、そこにあるのは圧倒的な非日常の感動。初心者がいきなり登れる山は限られる中で、長野県白馬村にある八方池(2060m)は、リフトを乗り継けば、誰でも簡単に天空の世界を楽しめます。hinata編集部は、アウトドア仲間2人のショートトリップに同行。1泊2日という限られた時間でも大満足な「キャンプのち、絶景山旅」の様子を取材しました。
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