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キャンプの灯油缶

石油ストーブの相棒!「イケてる灯油タンク」があるだけで冬キャンプのサイトクオリティが一気にあがる。

冬キャンプに欠かせない暖房器具。なかでも、温かさと比較的安価なことから愛用者が多いのが「石油ストーブ」です。レトロなデザインでサイトの雰囲気を演出するのにも重要な石油ストーブですが、そのかたわらにあるのが真っ赤なポリタンクだとちょっと味気ない印象に。そこで今回は、インスタで見つけたおしゃれな燃料タンクをピックアップ。購入したきっかけやお気に入りポイントのほか、使ってみて残念だった点など、愛用者の声とともに紹介します!

冬キャンプを支える影の立役者「燃料タンク」

灯油タンク

出典:PIXTA

単純に暖房としてだけでなく、調理や湯沸かしにも使える石油ストーブは冬キャンプになくてはならない存在。燃料となるのは灯油です。ストーブ本体のタンク容量は5L前後のものが多いので、1日中つけっぱなしにしたり、連泊でキャンプをした利する際は補給用の灯油タンクも必要になります。 安価なポリタンクはホームセンターなどでもよく売られていますが、「燃料タンク」という性質上、赤や青の目立つ色が使われている場合が多く、テント内に置いておくと何となく雰囲気を損ねる感があるのも事実。サイトの細部までこだわるなら、灯油タンクもおしゃれなものを選びたいところです。先輩キャンパーがどんなものを使っているのか、Instagramで取材しました。

カインズで買える!ダークブラウンで落ち着いた灯油缶

タンゲ化学工業のポリタンク

キャンプシーンになじむダークブラウンのポリタンクを愛用しているのは@tomoshibi_71さん。フタもブラックで、落ち着いた印象を与えてくれます。こちらはアウトドア用品も多く販売するホームセンター「カインズ」で購入。湯たんぽやミリタリー調のポリタンクを製作している「タンゲ化学工業」の10Lタンクです。

購入したきっかけは?

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@tomoshibi_71さん

容量が10Lで邪魔にならず、ストーブ1台で1泊するならちょうどいいサイズ。色もめずしいダークブラウンで、人と被らなそうだと思い即購入でした。カインズで売られているポリタンクはカラーバリエーションが豊富なので、気にいる色や自分のサイトになじむものが見つかりやすいと思います!

求めていたミリタリー感がここに。

ヒューナースドルフの「フューエルカンプロ」

ヨーロッパで高いシェアを誇るヒューナースドルフが販売している「フューエルカンプロ」。キャップ部分にはロック機能が搭載。専用のノズルが付いているので、給油も簡単です。武骨でミリタリー感があり、生活感がなるべく出ないものを探していた@fujiwarakentaさんにとって、理想の灯油タンクでした。 購入したのは、おしゃれなインテリアや生活雑貨を販売するショップ「ダルトン」です。

文句なしにカッコイイ!使って気づいた意外な弱点も

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@fujiwarakentaさん

一般的な赤いポリタンクは容量が18Lですが、これは20Lでよりたくさん入るのが気に入っています。そして何より見た目がかっこいい。高さがけっこうありますが、そのぶん厚みがないのでスッキリ見えます。 弱点としては、口が若干狭くて自動のポンプが使えないところですね。昔ながらの手動のものを使用しています。

ビンテージキャンプに!Delphosの「Gas can」がおしゃれすぎ

Delphos の「Gas can」を購入したきっかけ

ビンテージテントなどこだわりのギアを使ってキャンプを楽しむ@f15baseさん。サイトに統一感を出すため、灯油缶探しにもこだわりました。インターネットオークションサイト「ebay(イーベイ)」で見つけ、アメリカから取り寄せたのがこちらの「Gas can」です。

缶ゆえの弱点にも目をつぶれる、圧倒的なデザイン性

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f15baseさん

左の赤いほうにホワイトガソリン、右のシルバーのほうに灯油を入れています。それぞれの用途に合わせて、1ガロン(約3.8L)と2ガロン(約7.6L)の容量違いで購入しました。ビンテージの雰囲気がサイトに合っていて気に入っています。 缶なので、中身の残量が分かりにくいところが若干不便に感じます。

大型のハンドルでしっかり持てる!PLOWの「携行缶」

PLOWの「携行缶」を購入したきっかけ

薪割り機や芝刈り機をはじめ、様々な工業用品を展開するブランド「PLOW(プラウ)」。こちらの「ガソリン携行缶」もインダストリアル調の骨太なデザインが魅力です。 給油ノズルを本体内に保管できるので、キャンプなどの持ち運びに便利。ハンドルの形状も独特です。愛用者である@staffan__edlundさんが「特にお気に入り」と語るのは、品のあるアーミーグリーンの色合い。

購入のきっかけは?

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@staffan__edlundさん

一般的な縦型のポリタンクに比べ、車で移動する際に安定しそうだなと思って購入を決めました。ガソリン缶として販売されているものなので、品質が高そうだと感じたのも理由です。

1泊にぴったり。タンカラーで使いやすいBRUNTの「dinnerout 10U」

和歌山のショップ「Bush de Brunt(ブッシュドブラント)」で購入

高感度なキャンパーが全国から訪れるアウトドアショップ「ブッシュドブラント」(和歌山県すさみ町)。同店が手がけるオムニバーナー「bravo one」専用の燃料缶として販売されているのが、こちらの「dinnerout 10U」です。 容量は5L。購入者の@framingoforestさんは「冬季の連泊キャンプでも十分」と語ります。

bravo oneとセットで置きたい、完成されたデザイン

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@framingoforestさん

デザインや質感が気に入っています。オムニバーナー「bravo one」と合わせて購入したのですが、やはり専用缶として売られているだけあって見た目の相性が抜群。セットで置いておきたいです。 難点を挙げるとしたら、給油口が広いので、給油時に灯油があふれやすい点。そのぶんドボドボ一気に注げるので、使いやすくはあるのですが…。

「RED CAMEL エトス缶」は補給しやすい!

「キャンプマニアプロダクツ」別注、オリーブカラーのエトス缶

「いつも燃料を入れる際に、こぼしてしまう…。」そんな方におすすめしたいのが「RED CAMEL エトス缶」。ジョウロのような形になっており、燃料をスムーズに入れられます。 @toshi_a_keyさんが購入したのは、岐阜県発のガレージブランド「キャンプマニアプロダクツ」が別注したオリーブカラーのもの。

容量は若干物足りない…

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@toshi_a_keyさん

サイトの雰囲気を邪魔しないオリーブグリーンが気に入っています。注ぎ口が細いため、アルパカストーブなどの給油口が小さいストーブにも注ぎやすくて便利。 容量が2.5Lしかないので、アルパカなどのストーブを満タンにはできず、別で補給用のタンクを持っていっています。

専用のカバーがあれば傷の予防に

同じくエトス缶を愛用する@purusan263さんは、分厚いヴィンテージ帆布生地でエトス缶用のカバーを製作。缶自体はキャンプマニアプロダクツの2020年の別注カラー。イエローがかわいらしいです。
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@purusan263さん

缶に傷がつくのを防止できるだけでなく、サイトに置いた際のイメージがやわらかくなるので気に入っています。エトス缶のほか、ベアボーンズのレイルロードランタンにも同じカバーをかけています。

今年の冬はおしゃれな燃料缶でキャンプを

昔ながらのイメージが強い燃料缶ですが、近年はミリタリー感の強いおしゃれな商品も販売されています。サイズだけでなく、安全性が高いものも多く、安心してキャンプに持っていける燃料缶が増えてきました。おしゃれな燃料缶を活用して、寒さが厳しい冬のキャンプを楽しみましょう!

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