キャンプや登山におすすめのビビィサック6選！選び方やカスタム品も紹介

ビビィサックとは、小型のテントと寝袋を組みあわせたようなイメージの宿泊用アイテムです。小型テントよりもさらに背が低く軽いのが特徴で、基本的にグランドシートを引き、その上にビビィサックを広げて使用します。テントよりも居住性や快適性は低めですが、引き換えに持ち運びやすさと自然との一体感を高めてくれる上級者向けアイテムです。

居住性はどうしてもテントより劣るものの、さらにコンパクトさを追求したビビィサック。そのメリットはどこにあるのか見てみましょう。

アウトドアでよく悩まされる点のひとつとして、虫の多い時期の野外泊が挙げられます。ビビィサックには蚊帳のようなメッシュ機能がついている製品もあり、そういった時期にも使用しやすくなっています。もちろんテントにも虫除けメッシュはついていますが、ビビィサックはテントより狭い分虫がまぎれこみにくい構造です。

ビビィサックはそのシンプルさとコンパクトさから一般的なテントと比べかなり軽量です。アウトドア製品として軽量化が進んでいるソロテントでも600g～1kgほどであれば軽量モデルといってよい水準ですが、ビビィサックはさらに軽く500gを切るモデルが存在します。

ビビィサックはテントと比べ、設営の手間がかからずかなり省スペースなアイテムです。縦幅がテントより低いのはもちろん、横幅も6～80㎝ほどでソロテントよりも横に細いスペースにも設営できます。また高さが7～80cmほどしかないため、風の強い時にも影響を受けづらく、張り綱などでペグダウンせずに設営が可能です。

軽量さが魅力のビビィサックですが、悪天時などにはやはり不安が残るもの。そこでその短所を補ってくれるアイテムを考えてみました。

軽量で設営も簡単なビビィサックですが、カバーが顔に近いため、雨が直接当たる雨天時にはテントより落ち着けないのも事実です。そう言った場合は全身、または上半身だけでもタープで覆ったり、顔の部分に傘を立てかけておくだけでも効果的です。

またビビィサックはテントのように目隠しがなくパーソナルスペースも狭いため、カバーを開けてすぐに誰かとばったり目が合い、気まずい気分になるケースも想定されます。そこでタープのほかにシェルターなどで視線を遮ることで、よりプライベートなスペースを確保できます。

国内メーカーではまだラインナップが少ないビビィサック。海外メーカーを中心に異なる特徴を持ったビビィサックを紹介します。

ビビィサックはコンパクトでソロキャンプに使いやすい一品ですが、組み合わせることで利便性がさらに増します。組み合わせやすいタープはこちら！

軽量なソロテントよりもさらなる軽量さとお手軽さが魅力のビビィサック。人が少ない場所や自然が多い場所では気軽にアウトドアの雰囲気を満喫できる一方、周りに人が多いサイトや、人工物の多いサイトでは魅力を活かしづらいピーキーなアイテムといえます。場所や状況を選んで上手に使ってみたいアイテムです。