キャンプ場でも「サイドオーニング」派が増加中!?家族団らんの時間が増やせる時短アイテム【hinataガレージ】
車の屋根を積載に活用するのは、昔からのキャンパーの常識。さらに今は、タープのように日陰をつくれる「サイドオーニング」を装着し、その下でくつろぐキャンパーが目立つようになってきました。設営の時間を節約し、子どもとの遊びや、料理の時間を確保できる「時短アイテム」こそサイドオーニング。特に、時間に追われるデイキャンプで、家族団らんの時間を増やせるとあって、人気が急上昇中です。
キャンプ場でもサイドオーニングに熱視線
キャンピングカーでの定番はキャンプ場でも
オーニングとは、英語で日よけの意味。サイドオーニングは車の屋根に装着することで、タープのように日除けになるアイテム。「キャンピングカーでは定番のアイテムでしたが、最近では通常のバンやSUVにつけて、キャンプ場で活用する人が確実に増えています」(ベテラン愛好家)。
設営の時短で子連れのキャンパーにおすすめ
サイドオーニングは、気になる場所でサクッと張れるのがタープにない良さ。景色のいいところで手軽にコーヒーを楽しんだり、時間に追われるデイキャンプで設営の時間を節約したりできます。
特に、未就学児の子どもがいる家庭は、なかなか設営のときに目が離せないので、テントやタープより設営に時間のかからないサイドオーニングを活用するのがおすすめです。
テントも張らず、車中泊との組み合わせが良好
キャンプ場で初心者の壁となるのが、テント設営。準備に時間がかかると、家族を待たせ、子どもたちが楽しみにしている釣りや虫採りの時間が少なくなってしまいます。自然を楽しんでもらうために来たのに、ずっと子どもがゲームをしている、というのもたまにキャンプ場で見る光景です。
そこでおすすめしたいのが、宿泊するときは、サイドオーニングを使いながらの車中泊。夏でも、標高1,000m以上の高原にあるようなキャンプ場なら熱帯夜になることもなく、快適に過ごせます。
さらに車中泊なら、天候の急変で大雨が降ってきても、テント内への浸水を気にする必要がなく、ドロドロになったテントを撤収する手間もありません。
人気のメーカーやサイズは?
オーストラリア生まれのARBが人気のワケ
サイドオーニングを展開するカー用品メーカー「ARB4x4ACCESSORIES」は、人と車にとっても過酷な環境が多いオーストラリアで生まれた世界的なオフロード4WD用パーツブランド。
タフな環境で鍛え抜かれてきた技術はサイドオーニングでもいかんなく発揮され、日本でも車中泊やランクルなどの四駆の愛好者らに支持されています。キャンプ愛好者の間ではまだ知らない人もいますが、キャンプギア類も多くラインアップ。
一般的なサイズは2.5m×2.5m
正規代理店の新車・中古車ディーラー、フレックス・ドリームによると、ARBの一般的な長さ2.5m×幅2.5mのモデルで、価格は税込で51,260円。少し高いタープを買うぐらいの値段でおさまるコストパフォーマンスの良さも魅力です。
車の屋根にベースキャリアがつけば、だいたいの車種に装着が可能。今回の撮影に使用したのは商用バンのトヨタ・ハイエースですが、「軽自動車の1BOXや4WDのバンも多いです」(広報担当者)。
初めてでも簡単!設営マニュアル
今回はフレックス・ドリームに協力をお願いし、サイドオーニングの張り方から、便利なオプションアイテムの使い方までを教えてもらいました。
①ケースから取り出す
②幕のサイド部分の骨組みとなるポールを取り出す
③出したポールの上で布地をコロコロと広げる
④サイドのポールを端にセット
⑤幕にくるまっていたポールを取り出し、地面に設置
⑥ポールをペグ打ちして固定
⑦設営完了。慣れれば3分!
⑧あとはアウトドア家具を出してリラックス!
オーニングの拡張オプションも見逃せない
雨風や人の目線をシャットアウト
ARBのオーニングには、オプションで、横からの雨や風、太陽光を防ぐための「ウィンドブレイク」が付属。悪天候時でも安心して使えます。
またキャンプ人気の高まりとともに、週末のキャンプ場はどこも人でいっぱい。周囲の人の目線が気になるときにも活躍して、プライバシー空間を確保してくれます。
ぶら下げるだけのテントも
ARBのデラックスオーニングルームは、オーニングに吊り下げるようにして簡単に取り付けられるテント。日中は一般的なテントと同じようにフルメッシュにできるので、風通しの良い中で、そばを流れる川のせせらぎを聞いてリラックス。寝るときや着替えのときにも、プライバシーを確保できます。
手軽に家族と自然を満喫できるサイドオーニング
サイドオーニングを活用すれば、設営の時間がかからず、子どもとの遊びや、お酒を楽しむ時間が充実。休日の予定が合わずにテント泊ができないキャンパーやカップルも、デイキャンプが効率的にできるようになります。時間に追われずに自然を満喫するするカギは、サイドオーニングにあります。