フェールラーベンのサコッシュ「ポケット」が違うワケ。長く使えるモノ選びこそ、自然への優しさ

普段、当たり前に触れているキャンプ場の森や川、澄んだ空気。これらの自然を守るサステナブル(持続可能)な取り組みの酷評として「SDGs」が掲げられています。自分たちの遊び場を守っていきたいという気持ちがあっても「なんだか難しそう」「やり方がわからない」と足踏みしている人も多いはず。 そういう方に手に取ってもらいたいのが、環境への配慮を徹底しているスウェーデンのアウトドアブランド・フェールラーベンのサコッシュ「Pocket(ポケット)」です。

フェールラーベンは、街中でよく見かけるキツネ印が入ったバックパック「カンケンバッグ」で知られるアウトドアブランド。スウェーデン発祥のこのアウトドアブランドは、スカンジナビアの雄大な自然のなかで1960年に生まれ、自然環境と人、動物をリスペクトしたものづくりを半世紀にわたって続けています。

そんなアウトドアブランドが手がけるPocketは、フェールラーベンを象徴するアウター「グリーンランドジャケット」につけられたポケットをそのまま商品化したのが始まり。同ジャケットのポケットが「大きくて使いやすい」というユーザーの意見を多数受け、サコッシュへと仕立て直されました。 飽きのこないデザインにたくさんの収納、持ち運びに便利なサイズ感と、使い勝手の良さは十分。ただ、他の多くのブランドと圧倒的に違うのは、素材の機能性だけでなく、環境への配慮が両立している点です。

グリーンランドジャケットや、Pocketなど、フェールラーベンの多くの製品に使用されているのが、ポリエステル65%、高品質コットン35%を高密度に織り上げた機能素材「G-1000」。1966年、悪天候の中グリーンランド1000キロを走破するという過酷な使命が課されたスカンディナビア探検隊が、フェールラーベンのバックパックとテントとともに見事完遂したことから、テントに使われていた独自の生地にその名がつきました。 軽くて丈夫、さらに撥水、通気性に優れたG-1000は、その特性から製法を変えずに数々のフェールラーベン製品に使われ続け、半世紀にわたって活躍し続けています。

G-1000に使われているコットンは、有害な殺虫剤や肥料を一切使用しない農地で生育されたオーガニック素材。ポリエステルは通常よりCO2の排出が少ないリサイクルポリエステルで、アウトドアブランドの中でも古くから先進的な取り組みを続けています。 撥水剤として使われるPFCS(過フッ素化合物)も、自然環境での分解が難しく、かつ生体への残留特性が高いため、不使用。人にも環境にも優しい製品に仕上がっています。

G-1000素材の製品に欠かせないのが、蜜蠟(みつろう)とパラフィンを混合させたオリジナルワックス「グリーンランドワックス」。これをPocketに塗布することで、時間が経って落ちてしまった防水性や防風性を何度でも回復させられます。 ワックスを塗布して使い込むことで、徐々に味わいのある質感に。この経年変化こそ長年使えるものづくりを目指すフェールラーベンの真骨頂であり、愛用者の間では「使い込めば使い込むほどカッコよくなる」と言われています。

さらにフェールラーベンの驚くべき点は、ボタンなどのパーツ一つ一つが創業当初からほとんど変わっていないこと。複雑な構造や特殊な加工をほとんど施さないようにすることで、どんなに古い製品でも、店舗に持ち込めば修理してもらえ、使い続けられます。

シンプルで飽きのこない形や色は、時代を超えて愛されるデザイン。一つのアイテムを長く使い続けることだけでも、自然を守る手助けにつながります。フェールラーベンのPocketならキャンプやお出かけのお供になるだけでなく、それをかなえてくれます。

商品名：Pocket(ポケット) サイズ：18×14×3cm 重さ：90g 価格：5,500円(税込) 詳細はこちら：hinataストア