汗まみれのテント設営にサヨウナラ! ファミリーキャンプの達人が夏キャンプで実践「5つの快適ワザ」
夏はファミリーキャンプの本格シーズン。自然の中で、子どもの好奇心を育むチャンスです。ただ、エアコンのある暮らしに慣れた家庭が多くなった中で、わざわざ暑い思いをしに行くのだけは…。「心配は無用です!今は色々な道具とアイデアで暑さ対策は何とでもなりますよ」。こう話してくれたのは、ファミリーキャンプの達人として知られるユウイチロウさん。涼しく過ごせる夏キャンプのワザを伝授してもらいました!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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夏こそキャンプ!暑さも対策できる
「虫」「日焼け」「暑さ」の悩みを解消しよう
キャンプと一緒に虫とりや釣り、水遊びなどが楽しめる夏。これからの季節はファミリーキャンプの本格シーズンで、全国各地のキャンプ場では、子どもたちが、元気よく駆け回る姿をよく見かけるようになりました。
キャンプで遊ぶからこそ、動植物の生態に疑問を持ったり、自然の大切さを感じたりできるようになるのは、多くの親も子ども時代に感じてきたファミリーキャンプのメリット。
暑さは対策が難しい?
子どものいる家庭は「虫」と「日焼け」に目がいきがちですが、何よりも大切なのは暑さ対策です。何も準備せずにキャンプに行ってしまい、子どもには「家でゲームしているほうが楽しい」、奥さんには「お父さんだけで連れていってほしい」などと言われ、hinata編集部に相談するお父さんキャンパーがいるのは事実。
子どもにとって生涯忘れられない体験にするため、快適なキャンプを実現するにはどうしたらいいのでしょうか…。
「快適ワザ」を実践する「ファミキャン王」に聞いた!
「暑さはどうにもならないと思われがちですが、昔と違って今は道具も充実しており、快適に過ごせるようになっていますよ」
こう教えてくれたのは、Instagram(@yuichiro2017)でフォロワー約7,600人を誇るファミリーキャンパーの達人ユウイチロウさん。3姉妹の子どもと奥さんと一緒に、月に1度はキャンプ場に繰り出し、今では家族全員がキャンプ好きに。キャンプ界では「ファミキャン王」と呼ばれる、神奈川在住のお父さんキャンパーです。
キャンパーが実践する5つの快適テクニック
【テクニック①】涼しいキャンプ場が大前提!
ユウイチロウさんが夏キャンプで最初に意識するのは、当然ながらキャンプ場選び。標高が低い平地で熱帯夜の中で眠るキャンプはもはや苦行でしかありません。大前提として、避暑のできる高原や渓流沿いを選ぶようにしています。
特に、夏は標高1,000mほどのキャンプ場がおすすめ。標高が100m上がるごとに、気温は0.6度下がるので、避暑キャンプにはうってつけです。1,000m近くなら平地より6度気温がさがり、都心部が熱帯夜でも、キャンプ場では快適な夜を過ごせます。
「標高が高いと朝晩は冷え込むので、長袖などの防寒着は必ず持っていきましょう。高原への遠出が難しいのであれば、川が近くにあるキャンプ場でも涼しいですし、子供たちのテンションはかなり上がりますよ!」
ユウイチロウさんの子どもたちも、川があればすぐに遊び場となり、笑顔があふれます。浅瀬を選んだり、親が目を離さないなど、注意は忘れずに。キャンプ場近辺だけでなく、川の上流部の天気の急変なども、スマートフォンの天気アプリで雨雲レーダーを確認し、把握しておくようにします。
【テクニック②】最初の作業はタープでの影作り
ユウイチロウさんが重視するのは、準備からの暑さ対策。
「まずは直射日光を避けるため、着いたらタープの設営から始めるといいと思います。最近は難燃素材のタープが充実していて、素材も厚めで影が濃く、設営を待つ家族や夏の休憩の拠点に最適です」
最近はタープを兼ねたシェルターも人気。全面がメッシュになる風通しの良いモデルも増えているので、ユウイチロウさんはタープとテントを兼ねたそちらを愛用しています。設営するものが減れば時短につながり、流す汗も少なくなるもの。作業を効率的にしていくのも、ユウイチロウ流の暑さ対策のようです!
【テクニック③】扇風機で夜もぐっすり
夏の平均気温も上がってきているので、熱い夜は我慢せずに、ポータブル電源で積極的に扇風機を使うのが、最近のキャンパー事情。
「子どもが夜に暑さですごい汗をかいているのも気になるので、扇風機は欠かせません。風で蚊も飛べなくなるので、虫除けとしても機能します。夏のキャンプの必需品ですね」
ユウイチロウさんは充電できるポータブル式扇風機(写真)を愛用。遊びの休憩に戻ってきた子どもたちが、扇風機の前で順番にくつろぐのが、ユウイチロウ一家の夏のキャンプの一コマです。
④風通しのいいコットを活用
涼しい高原のキャンプ場であっても、人気のキャンプ場は週末に予約がとりづらいのも事実。また子どもが小さかったりして、遠出ができず、涼しいキャンプ場に行けないことも。
「そんなときでも、コット(簡易ベッド)を活用すれば、地面との間に風のとおり道ができるので、地面に敷いたマットより快適に眠れますよ。さっき話した扇風機とあわせ、熱い夜でも快適な環境にしています」
⑤首元を冷やして体温調節
脇の下、首、脚の付け根といった場所は、太い血管が近くを通っているので、ここを冷やすのが、体温を下げるには効果的。
「濡らすと体感温度が下がる素材のタオルや専用の商品も増えてきました。最近では、川の浅瀬にチェアを置いて、脚をつけながら涼む人も多くなりましたね!」
5つのテクニックを組み合わせれば、ユウイチロウさん一家のように、家族で週末が待ち遠しいファミリーキャンプが実現できるようです!
ただ、実はユウイチロウさんもまだ使ったことがなかったものの、気になっているアイテムがあり、今回のキャンプで試してもらうことに。一家が「これは使える!」と口をそろえた暑さ対策グッズとは!?
新定番!冷タオルが暑さを快適にするワケ
肌温度マイナス3度をキープ
花王がユウイチロウさんのようなファミリキャンパーに「ぜひ夏に使ってほしい」と販売しているのが、冷却シート「ビオレ 冷タオル」。
厚手のシートに含まれるたっぷりの冷却ウォーターが、肌の熱を吸い込んで蒸発。首にもかけられる大判サイズで、肌にのせている間、熱(ほてり)を逃がし続けてくれる優れものです。
大判なので首かけできる
長さ46cmあるので、首に掛けられるのも、一般的にあるボディタオルやフェイスシートとは違う点。「首元にかけられることで、ペグ打ちや料理などの作業ができるので、汗の量を減らせるのはうれしいですね。これはお世辞ぬきに、夏のキャンプで使えます」。
いつもは設営担当のユウイチロウさん。首にかけながらペグを打ちもできるので、かなり気に入った様子です。
個包装だから必要な分だけ持ち歩ける
スティックシュガーを一回り大きくしたサイズに個包装されているので、サコッシュに必要な本数だけ入れられ、かさばらないのも特徴。
開いた瞬間からヒエヒエで、タオルのように水で濡らす必要もなし。「使い終わったら捨てられるので、濡れた状態のタオルを持ち帰らなくていいので、いいですね」とユウイチロウさんの奥さんからも高評価。
この一手間でさらに冷え冷え
肌温度マイナス3℃の効果が約1時間続く(※1)ので、ユウイチロウさん一家もずっと首にかけっぱなし。森や川原でめいっぱい遊んでいっぱい汗をかいた後には、双子のお姉ちゃん2人も、冷タオルと扇風機を一緒に使い、さらに冷却効果を高めていました。(※2)
急速に体を冷やし、暑さ対策ができるのは親としても心強い点。ただ、スポーツドリンクなどでの水分補給も忘れずに!
※1 27℃の室内で使用した場合
※2 冷却効果が高くなる代わりに、持続時間が短くなることがあります
さらに超大判があった!
焚き火が好きなユウイチロウさんは、子どもが寝た後に、ゆったりと一人で炎をながめていたいタキビスト。そこで活躍するのが、92cmの長さのある「冷バンド」。
頭に巻いて使えるので、キャンプだけでなく、炎天下の中のスポーツ観戦でも活躍する超大判の冷却シートです。見た目にも玄人キャンパー感が増すので、子どもたちにも好評でした!
快適なファミリーキャンプは準備で決まる!
水遊びや釣り、虫採りなど、多くのアクティビティと一緒に楽しめる夏のキャンプ。快適に過ごす暑さ対策の決め手は準備段階にあります。冷タオルや冷バンドもファミリーキャンプ道具のコンテナに入れるのを忘れず、子どもの暑さ対策に気をつけながら、最高の夏の思い出を作ってみてください。冷タオルや冷バンドは、全国のドラッグストアやコンビニ等で販売しています!
夏キャンプのアンケートに答えて当たる!
休暇村6カ所で無料サンプルを配布中!
配布場所:
[キャンプ場]
・休暇村裏磐梯(福島県耶麻郡北塩原村檜原)
・休暇村嬬恋鹿沢(群馬県吾妻郡嬬恋村鹿沢温泉)
・休暇村伊良湖(愛知県田原市中山町大松上1)
・休暇村越前三国(福井県坂井市三国町崎15-45)
・休暇村蒜山高原(岡山県真庭市蒜山上福田)
・休暇村南阿蘇(熊本県阿蘇郡高森町高森3219)
[そのほか]
hinataレンタル(埼玉県行田市旭町13−40)
※無くなり次第終了
【注意事項】
お子様にお使いになる場合は、まず腕などで試してからお使いいただき、 万が一赤み、かゆみ、刺激等の異常が出た場合には、ご使用をおやめください。 肌の機能が充分に備わっていない乳児(24ヶ月以下)には、使用をお控えください。