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バンライフサムネイル

春から始めてみたいバンライフ。Instagramで注目のバンライファーにキャンプとの相性を取材!

車を中心とした生活スタイルで、2021年も人気上昇中の「バンライフ」。キャンプ場でテントを張らず、効率的にアウトドアを楽しめるスタイルの一つで、キャンプ愛好者の間でも注目を集めています。そこで、Instagramで見かけたバンライファーにその魅力とキャンプとの相性を取材。新しいキャンプスタイルを参考にしてみてください。

バンライフ×キャンプの魅力とは

バンライフの車両

出典:PIXTA

バンライフとは、車を中心にした生活スタイルのこと。退職後にバンライフをしながら旅をする人や、家族やカップルでバンの中で生活をしながら旅を続ける人など、愛好者が増えてきています。 バンライフが広まったきっかけは、ラルフローレンのコンセプトデザイナーだったフォスター・ハンティントンと言われています。日々の仕事の忙しさから解放されるべく、家を捨てて必要最低限の荷物だけをバンに詰めて旅に出た同氏は、旅の様子を記録するウェブサイトA Restless Transplantを開設。欧米を中心にバンライフという生活スタイルを広めるパイオニアの一人となります。 なぜ、多くの人がバンという狭い空間の中での生活に魅了されるのでしょうか。「忙しい都会から離れ、穏やかな気持ちで日々を過ごしたい」「旅をしながら生活したい」など、色々な理由からバンライフを始める人がいます。

参考にしたいバンライファー5人を取材

今回は、インスタグラムで見かけた素敵なバンライフを満喫している方々を取材。
  • バンライフの魅力とは
  • バンライフを始めたきっかけ
  • バンのポイント
この3点について伺いました。

バンライフで自由度の高いライフスタイルを実現

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@takuma_reina

バンライフにはたくさん魅力がありますが、一番は“心の豊かさ”を追求できる点。便利な物であふれる時代だけど、荷物を抱えすぎずに、不便さをも楽しむことで、人生の中で本当に大切にしたいモノが何なのかが見えてきます。せわしない日常から抜け出し、好きが詰まった空間で、自分のペースで、自分の心と向き合えます。
[バンライフを始めたきっかけ] 単純に海外のおしゃれなバンライファーのライフスタイルに憧れたのがきっかけです。自由度の高い旅をするライフスタイルは自分たちの理想で、実践したいと思いました。 [ご自身のバンのポイント] バンライフ向けバン製造メーカーセドナ バンライフのtypeⅢで、過酷な環境でも耐えられるように素材にこだわって作られているので安心して旅ができます。旅人心をくすぐる色合いとビジュアル的に映えるデザインがお気に入りです。

キャンプ ×DIY×インテイリアを意識し、自分の"好き"を詰め込んだバン

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maohenryさん

天候や日程を気にせず、思い立ったら行けること、準備と片付けがいらないこと、キャンプ初心者でも楽しめることが魅力です。車を購入する前は、キャンプに行く時に「天気はどうかな?」「道具を前日に詰め込まなきゃ」などの不安要素がいくつかあったのですが、今では気にせずにキャンプができるので感動しています。 車中泊仕様にDIYした時に、車内がテントの中というイメージでDIYしたので、車に乗ればいつでもどこでもキャンプ気分が味わえるのも魅力です。
【バンライフを始めたきっかけ】 今までローバーミニという小さい車でキャンプをしていたのですが、故障してしまいました。次は「大きくて壊れない車にしよう」と思ってSNSで探していたら、バンをDIYして車中泊仕様にしている投稿を発見。ちょうどDIYにハマっていた時期だったので、自分にもできるなと思い、マツダのボンゴを購入し、バンライフを始めました。好きなキャンプと好きなDIYが組み合わせられるのも、もちろんポイントです。 【ご自身のバンのポイント】 キャンプ×DIY×インテリアを意識している「自分の好きな物を詰め込んだ車」です。いつでもどこでもキャンプができて、のんびりできる車になっています。 キャンプのときもそうなのですが、車内のインテリアの色や素材感を合わせることで統一感が出て、より一層落ち着ける空間になっています。統一感を出せるという意味でも、全部DIYして良かったと思いました。

「軽バンのフットワークの軽さで、いつでもどこへでも旅ができる」

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ohige__campさん

宿泊先を決めず行き当たりばったりの旅ができることがバンライフの一番の魅力です。長期休暇になると、ほぼ必ずキャンプ旅に出ます。その時、普通の車より積載量もあり、キャンプ道具などの荷物を積んで車中泊ができるバンがとても役立っています。軽バンなので、細い道や街乗りにも使いやすく、フットワーク軽く出かけやすいです!
【バンライフを始めたきっかけ】 前に乗っていたSUVの積載量に限界を感じたのがきっかけです。小回りが効き、積載量のある車が欲しいと思って軽バンを購入しました。 【バンの特徴】 ボディーカラーです!どうせ軽バンに乗るならあまり人と被らないような色に乗りたいと思い、サンドカーキという色にオールペンしました。あまり見かけない色なので、知り合いからの目撃情報が多数。悪いことはできませんね(笑)。

デリカ スペースギアのロングタイプのバンを自分仕様に改造。

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shonan_vanlifeさん

朝起きてカーテンを開けるたびに、そこには毎日異なる景色が広がっています。これは自分の部屋にいながら好きな場所にワープしているような感覚。電車や飛行機で移動してホテルや旅館に宿泊することとは全く違う、自分が主体の旅体験ができることがバンライフの魅力だと思います。
【バンライフを始めたきっかけ】 会社を辞めて独立し、地方でのイベント出店などに出向く機会が増えたことで、それまで所有していたジムニーだと不便なことが多くなりました。そこで、大きいバンに乗り換えて、車内で仮眠をとったりデスクワークができる環境に仕上げるべく、ネットやSNSでリサーチしていく中で「バンライフ」という海外のカルチャーを知ったことがきっかけです。 もともとキャンプや野外フェスが好きだったのですが、10年以上も毎回テントを張っては撤収、張っては撤収を繰り返してきた結果、ちょっとまんねりを感じていて…。そんな中、テントではなくクルマを主体にしたアウトドアライフにもぴったりマッチしたため、一気にバンライフというカルチャーにハマってしまいました。 【バンの特徴】 デリカ スペースギアのロングタイプはあまり見かけない車種。私が所有しているものは、もとは企業の送迎車として使われていたようです。ゆるい曲線のフォルムと、オフホワイトxブラックのツートンが少しハズシた印象で気に入っており、内装もキメすぎず、作り込みすぎず、ゆるくラフな仕上げにしています。

日常とは違った時間を家族で過ごせる

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chigisukeさん

キャンプ場のみならずサービスエリアや道の駅に停車して車内で食事や休憩、仮眠ができ、日常とは違った時間を過ごせることにとてもバンライフの魅力を感じています。 河川敷に車を止めて、川を眺めながら子どもたちとおやつを食べる。ただそれだけなのに私含めとても楽しい気分になります。キャンプ場ではテントを張らない分、設営と撤収の時間を遊びにまわせるのも魅力の一つです。
【バンライフを始めたきっかけ】 YouTubeで軽バン車中泊している動画を子どもたちと見ていて、とても面白そうだったので思い切って同じ車を購入しました。もともとキャンプとDIYに興味があったので、自分でキャンピングカー仕様に改造を始めたのがきっかけです。 【ご自身のバンのポイント】 軽バンは軽自動車よりも維持費が安く、燃費も良いし、いざ買い物に出掛けても小回りがきいて駐車スペースも困りません。いざキャンプや車中泊に出掛けても十分居住スペースが確保できるので、常用と遊びを両立できるのが軽バンのポイントです。 DIYを楽しみながらバンライフを満喫することで、日常の生活がより充実。軽バンに乗り換え、子どもたちと出掛ける機会がより一層増えました。これから、子どもたちとたくさんの思い出を作っていけたらと思います。

バンライフを試してみよう!

時間に縛られず、自分と向き合ったり、家族とのひと時を過ごしたり。バンライフは生活を豊かにしてくれます。家族や仕事などを考えると、完全に生活をバンに移すのは難しい人がほとんどかもしれませんが、キャンプのついでに一度試してみるのも良いかもしれません。バンの中に必要なものを詰め込んで旅をすることで、本当に必要なものが見えてくるかもしれません。


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