秋冬のソロキャンプで準備したいテントとシュラフ。選ぶ基準はコレ!
キャンプ人気の高まりで、スタイルも多様化。1人で楽しむ「ソロキャンパー」が増え、さらに盛り上がりを見せています。今回はソロキャンプに一步踏み出したい人に向け、初心者でも秋冬に使いやすいテントやシュラフ、ノウハウを紹介します。人の多い街中を抜け出し、自然の中でゆったりと一人の時間を満喫しましょう!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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初めてのソロキャンにトライしよう
「ソロキャン」デビューする人が増えているワケ
新しい生活様式が徐々に定着しつつある最近。密になる環境を避けながら楽しめるアウトドアのアクティビティーが全体的に盛り上がっています。最近では、YouTubeの動画の影響などもあり、「ソロキャンプ」がすっかり一般的に。ファミリーキャンプとは違って、準備するアイテムが1人分なので、案外始めやすいのも、ソロキャンパーが増えている理由の一つです。
初めてのテントやシュラフはホールアースで!
キャンプといえば、まずテントを想像する人が多いですが、実際はどんなテントを選んだら良いか、分かりにくいもの。今回は、初心者にも扱いやすいアウトドアアイテムを展開するホールアースから、ソロキャンプにおすすめのテントと、シュラフ(寝袋)を紹介します。ソロキャンプで重要な設営の簡単さやコンパクトさ、軽さに注目です!
ソロ向けテント「EARTH TRIPPER」を徹底解説
ホールアースのソロキャンパー向けのテントが、「EARTH TRIPPER(アーストリッパー)」。初めてソロキャンプを始めるには最適なのは、ゆとりのあるサイズ感のテントです。ソロキャンプを選ぶときの基準と一緒に徹底解説します!
「EARTH TRIPPER」の特徴は?
コンパクトなのに快適!大きな前室
「EARTH TRIPPER」の大きな特徴は、ソロ向けのテントでありながら前室が広々としている点。前室をリビングスペースとして使用でき、アイテムが雨に濡れることを限りなく防ぐこともできます。出入り口部分を上に跳ね上げて固定するためのキャノピーポール(別売)を使えば、さらに広々になり日差し対策としても、使用でき開放的に使用できます。
開放感抜群のリビングスペース
EARTH TRIPPERの前室は、フロントやサイドが大きく開くようになっています。すべて開けば、開放的な空間が完成。風雨や日差しを避けたいときは、フロント、サイドそれぞれのジッパーを閉めて前室でくつろぐこともできます。
吊り下げ式インナーテントで雨の日も安心
テントは、雨から守る外側のシート「フライシート」と、寝室部分を確保するインナーテントのダブルウォールの仕様がほとんど。EARTH TRIPPERは、フライシートの内側にあるフックにインナーシートを吊り下げるタイプのため、フライシートとくっついて雨が染み込まないようになっています。
初心者でも使いやすい工夫も
キャンプをはじめたばかりのファミリーやソロキャンパーに人気のホールアースのアイテム。その理由は、初心者でも安心な、設営の簡単さと使い勝手の良さにあります。
色分けされたポールが分かりやすい「カラーアシスト」
テントは、主に空間を確保するシートとそれを支えるポール(骨組み)でできています。ただ、初めて設営をすると、どのポールをどこへ差し込めばいいのか分かりにくく、苦戦することも。EARTH TRIPPERは、ポールを通す筒状のスリーブがそれぞれ色分けされているため、初めてでも迷うことなく簡単に設営できます。
雨の日も安心のレインブロッカー
キャンプで心配の種となるのが雨です。テントの中で過ごしていても雨が入り込んでしまうと、快適さは大きく損なわれてしまいます。それを軽減してくれるのが、テント外側のジッパー部分を覆うようにして施されている「レインブロッカー」。ジッパーの継ぎ目から雨がしみ込むことを防いでくれます。
持ち運びに便利な収納ケース付き
テントはフライシートやインナーテント、ペグやポールといったパーツに分かれています。専用の収納ケースが付属するため、一つにまとめて持ち運べます。収納袋はテントによってはぎりぎりの大きさに作られ、収納するのに一苦労する場合も。EARTH TRIPPERのものは、ゆとりを持ったサイズ感で、撤収の手間も考えられています。
意外と簡単?!設営に挑戦!
アイテムを広げる
「EARTH TRIPPER」は、フライシート、インナーテント、ポール、ペグの4アイテムがセットになっています。すべて入っているか確認するために、キャンプに行く前にアイテムを確認するのもお忘れなく。
フライシートを広げる
テントを設営する場所を決め、そこにテントの外側となるフライシートを広げます。
ポールを同じ色のホールへ通す
ブルーのポールを同じブルーのスリーブへ通します。この時、ポールを通す向きと色を要確認です。ポールとスリーブの色の配置が同じになるように、スリーブの赤色とは逆側から赤いポールを通しましょう。
ポールをそれぞれのピンへ差し込む
ブルーのポールを通したら、ポールの下先端の穴にクイックアシストピンを差し込み、ポールを固定します。
残りのポールを通す
▲黄色のポールは黄色が目印のスリーブへ通し、黄色のクイックアシストピンへ差し込みます。
▲シルバーのポールは、グレーが目印のスリーブへ通し両方の先端をホールへ差します。
イエロー、シルバーのポールをそれぞれのスリーブへ通し、クイックアシストピンで固定します。シルバーのポールは、グレーが目印のスリーブへ通し両方の下先端をホールへ差します。
フライシートについているフックをつける
それぞれのポールを2本とも固定できたら、フライシートに付いているフックをそれぞれポールへ引っ掛けます。
ガイロープをペグダウン
テントを固定するため、ペグ(テントを固定する杭)を打ち込みます。この時、ガイロープ(テントなどを固定するためのロープ)は一度ポールに巻きつけてからペグを打ちましょう。そうすることで、風への強度が増します。
インナーテントを吊り下げる
フライシート部分の設営が終わったらインナーシートを取り付けます。テント上部の真ん中の赤いフックのホールとインナーシートの赤いフックを最初に引っ掛ければ場所が定まります。あとはすべてのフックを引っ掛け、インナーシートを吊り下げる形にします。
「EARTH TRIPPER」のサイトスタイリング例
チェアやテーブル、ラックなどを置いてサイトをレイアウトします。どんなサイトを作るかは自分次第。快適さや見栄えの良さなど自分好みのスタイルを見つけましょう!
チェアから動くことなく快適!コックピットスタイル
チェアを中心に焚き火台やテーブル、ラックなどのアイテムで囲むように配置する「コックピットスタイル」。使用するアイテムをすべて手の届く範囲に置けば、チェアから立ち上がる回数が減り、快適に過ごせます。サイトでゆったりとお酒を飲みながら料理をしたい人におすすめです。
設営・撤収をもっと楽するなら、シェルタースタイル
「シェルタースタイル」とは、インナーテントを取り付けずにフライシートのみを設営すること。テント内がインナーテントで区切られなくなるので広く空間を使えます。設営するアイテムが減る分、撤収も楽になります。
コンパクトさが人気のシュラフ「DREAM GARAGE BAG 15」
キャンプで盲点となりやすいのが寝具。しっかりと寝具を用意することで、夜の快適さがかなり変わります。そのため、テントと一緒にそろえておきたいアイテムを解説します。
コンパクトなサイズ感
冬用のシュラフを購入すると、コンパクトになるダウンは価格が高額で、化織ではかさばってしまいがち。ソロキャンプだと持ち込む荷物の量を減らしたいシーンも多いので、小さく持ち歩けるシュラフを選ぶのが一つの基準となります。
ホールアースのDREAM GARAGE BAG 15のように最適使用温度15度ほどのものを持っていると、秋や冬の気温が氷点下にちかい場所で、3シーズン用のシュラフと重ねてインナーとして使うのが便利。わざわざ冬用を買う必要もなく、快適に就寝できます。さらに夏の山間部のキャンプでも単体で使えるので、1枚持っていると、通年で重宝します。
掛け布団にもなる封筒型
封筒のような形のため「封筒型」と呼ばれるタイプのシュラフ。L字型にジッパーが付いており、すべて開けば掛け布団のようにして使用できます。洗濯機で丸洗いできるのもうれしいポイント。
初めてのソロキャンプはホールアースで!
初めてのソロキャンプ、楽しく快適に過ごすなら事前の準備が大切です。しかし、アイテムの種類が多すぎるとなかなか選べません。そんな時は、初心者キャンパー向けたアイテムが充実している「ホールアース」を候補に入れてみてはいかがでしょうか。