【夏休みの探検SP】湖畔キャンプで自然を遊び尽くそう!安全にアウトドアを体験
湖畔は水遊びや虫取り、自然の動植物の観察ができるアウトドアを楽しむにはもってこいの環境。さらに、静かで自然豊かなら、キャンプやバーベキューを楽しむにはうってつけです。夏休みの子供と行きたい「湖畔キャンプの楽しみ方」を紹介します。
制作者
キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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水辺は自然の生態系が学べるビオトープ
湖畔は河川と違って急な増水のリスクは低く、海のように高波の心配もなく、アウトドア初心者でも比較的安心できる場所。さらに、水の出入りが少ない半閉鎖的な湖畔では、一つの生態系を作り上げている場所もあり、子供が動植物を観察するには最適です。
岸寄りにはプランクトンが多く生息し、そのプランクトンを求めて魚が回遊。さらにその魚を捕食する鳥類が集まってきます。岸辺は植生が豊かな場所が多く、多くの昆虫が生息。その昆虫を食べる動植物が集まり、豊かな生態系が築かれています。
さぁ、探検に出かけよう!
準備は万端?探検にいるものリスト
【アイテム名】
・虫取りあみ、虫かご
夏の時期であれば100円ショップでも購入が可能です。
・双眼鏡
こちらも簡単なものであれば、100円ショップで購入できます。
・タオル
汗を拭いたり、水遊び後に体を拭いたりする際に使用します。
・多めの着替え
夏のキャンプはたくさん汗をかくので、こまめに着替えたくなるもの。多めに着替えを用意しておくと安心です。
・帽子
アウトドアですから、常に日陰にいられるとは限りません。熱中症を予防するために必ず準備しましょう。
・たっぷりの飲み物
汗をたくさんかく分、意識して水分を摂取することが大事。熱中症になって体調を崩してしまうと、せっかくのキャンプが楽しめなくなってしまいます。対策は十二分に。
・虫除けグッズ
自然が豊かであるゆえ、多くの虫が集まる湖畔。蚊やブヨといった虫もいるので対策が必要です。
到着したら拠点となるテントを設営!
キャンプ場に到着したらまずはテントの設営から。お母さんが子供たちの相手をしている間に、お父さんは手早くテントの設営を進めます。たくさん遊んで疲れた後にテントを設営するのは大変ですが、先にテントを設営しておけば安心です。
今回のキャンプで使用したテントは、ホールアースのファミリー向けドーム型テント「EARTH DOME 270 Ⅳ」。前室が広いので、雨が降っても靴や荷物が濡れません。前室は日陰になるので、クーラーボックスや食料など、冷やしておきたいモノを置く場所としてぴったりです。
【基本情報】
商品名:EARTH DOME 270 Ⅳ
使用サイズ:約290×480×170cm
収納サイズ:約25×25×65cm
重さ:約8.8kg
対応人数:4~5人
価格:48,400円(税込)
装備はバッチリ?熱中症には気を付けて
熱中症の対策として、水分補給や帽子の着用はお忘れなく。飲み物を選ぶ際には、スポーツドリンクや水、麦茶などカフェインが入っていないものを選びましょう。さらに首に濡らしたタオルを巻けば、体温の上昇を抑えられます。冷感素材でできたタオルや水分をたくさん含んでくれる素材のタオルを選べば、より清涼感を得られます。
気になることは自分で体験して見つけよう
水辺にはどんな植物が生えている?
しゃがみこんでよく観察してみてください。日常生活では見かけない、水が豊富なところでしか育たない植物も生えています。さらに、湖によっては水面に浮かぶ植物を発見できるかもしれません。水の流れがほとんどない湖ならではの植物です。そして、よく見ているとピョンと跳ねるものがいませんか?
水辺には虫がたくさん!
さっき跳ねたのはバッタ。虫にとって植物は食べ物であり、身を隠すためのもの。だから、植物の近くには虫がたくさんいます。目線をあげると、トンボが飛んでいませんか?木の幹を見上げて、よく観察すると木にそっくりの色をしたセミが見つかります。虫をとるときは物音をたてないように抜き足差し足で近づいて、そーっと捕まえましょう。
湖にはどんな生き物がいるのだろう?
じっくり水面を見ていると、至るところで魚が飛び跳ねている様子が観察できます。湖で魚釣りをする際には遊漁料を支払う場所もあるので、注意が必要です。
飛ぶ鳥、泳ぐ鳥を発見!
湖をずっと眺めていると、水面に浮かんでいるカモや、魚を狙って水辺に立っているサギがいます。野生の鳥は警戒心が強いので近くによって来てくれません。双眼鏡を使って観察してみましょう。双眼鏡を使う時はピントを合わせる必要があります。二つのレンズの間についている、「ピントリング」という部分をクルクルと回してピントを調節しましょう。
探検をしていたら、お腹が減って来ませんか?
空腹にはバーベキュー!
みんなの大好きを詰め込んだバーベキューなら大満足!
お腹が空いたらみんなでテントに戻ってバーベキューです。好きな具材を網の上にたっぷりのせたら子供たちの期待感は急上昇。
ふた付きグリルならお肉も野菜もおいしく仕上がる!
今回はバーベキューの本場アメリカでは主流のふた付きグリルを使用。焼き加減の難しい塊肉やステーキ肉も絶妙の焼き加減に。さらに、いつものバーベキューでは干からびたり、焦げたりしてしまう野菜も、ふたを閉めて焼けば蒸し焼き状態になりみずみずしく仕上がります。いつもは苦手な食材でも、おいしく食べてくれるかもしれません。
本格的なスモークバーベキューにチャレンジ!
バーベキュー大国アメリカでは主流の「スモークバーベキュー」も楽しめます。方法は簡単。スモークチップを炭の中に入れ、網の上に燻製にしたい食材を乗せます。食材によりますが、ふたを閉めて10分ほど待てば完成。スモーキーな香りをまとった本格的なスモークバーベキューが簡単に楽しめます。塊肉やステーキ肉には、ヒッコリーのチップがおすすめです。
ふたを閉めればピザも焼ける!
ピザを焼くための専用グリルも売られてはいますが、ふた付きグリルが1つあれば、それらのアイテムを購入する必要がありません。ピザを網の上に乗せてふたを閉めて焼けば、生地は香ばしく、チーズはトロッと最高の焼きあがりに。キャンプ料理の幅が広がります。
今回使用したグリルはホールアースの「HIPPO BBQ GRILL」。ふたが大きく開閉するので、具材を載せるときも邪魔になりません。さらに、高さを二段階で調節できるので、ロースタイルでも立食スタイルでも使えて便利です。
【基本情報】
商品名:HIPPO BBQ GRILL
カラー:シルバー
使用サイズ:約W42.5×D27.5×H70cm
重量:約 4.1kg
価格:8,580円(税込)
夏休みは湖畔でファミリーキャンプ!
林間のキャンプ場ももちろん楽しいのですが、水辺でのキャンプは楽しみ方の幅が段違い。今年の夏は自由研究も兼ね、家族で湖畔キャンプにチャレンジしてみてください。
紹介したアイテムは全国のスーパースポーツゼビオ・エルブレス各店で購入できます!