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ポーランド軍の軍幕テント

ポーランド軍のポンチョテントで軍幕キャンプ!メリットやにおすすめの使い方など

※本記事には一部プロモーションが含まれます

ポンチョテントというテントがミリタリー好きキャンパーを中心に人気!もともとポーランド軍で使用されていたもので、最近はネットショップを中心に入手できるようになりました。この記事では軍幕キャンプにおすすめのポンチョテントのメリットや使い方などを紹介します。

ポンチョテントとは?

ポンチョテントとは、個人で使用する小型で安価なテントの一種で、防寒・防雨用のポンチョを2枚、ボタンで組み合わせるという独特なつくりです。そのため当然ですが、テントとして使用するには2枚必要になります。

ポンチョテントはワンポールテント

製造年によっても異なりますが、基本はポンチョ1枚につき3節ポール(または2節ポール)とペグが付属します。オーソドックスな形状のポールのため、他のポールはもちろん木の枝でも代用可能です。特にきれいにテントとして張るには2ウェイポールを使用すれば中心部を広く利用できるため、手持ちのポールで代用する人も多いです。

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基本的に軍幕の払い下げ品なので、メーカーが製造販売し、一般流通している商品とは扱いが異なります。かつて入手するには軍用品の払い下げ品を取り扱うような一部の店舗を探す必要がありましたが、今日ではネット上で気軽に購入できるようになったため、知名度が高まってきたアイテムです。

ポンチョテントの性能と使い方

ポンチョテントは基本的には底面のないワンポールテントと同じです。特徴として素材が厚手のコットンで火の粉にも強い素材なので、通常のワンポール化繊テントより近くで焚き火や小型ストーブが使用できます。

ポンチョテントの使い方

2枚のポンチョをボタンで留め合わせ、頂点をポールで、すそをペグで支えるという構造自体はシンプルなテントと同じです。座面用にグラウンドシートやペグと結ぶロープはあらかじめ準備しておきましょう。また、地面との間に隙間ができないようなペグの張り方やテントの立地場所の選び方など、テント張りの経験が問われるアイテムでもあります。

ポンチョテントのサイズは3種類

基本的にポンチョテントには、サイズ1〜3の3タイプが存在します。自身の身長や使用シーンに応じてサイズを選びましょう。また、ポンチョはサイズ違いでも組み合わせられますが、できれば同サイズを用意するのがおすすめです。 なお、テントとして使用するにはサイズ1では小さいかもしれません。ポンチョとして使用したいのでなければ、サイズ2からが好ましいでしょう。
サイズ丈の長さ
サイズ1160〜170cmほど
サイズ2170〜180cmほど
サイズ3180〜190cmほど

ポンチョテントのよくある質問

ポンチョテントに最適な季節は夏?冬?

ポンチョテントは軍用として製造されており、生地は厚手の難燃コットンで縫製されています。10月には初雪が観測されるポーランドの涼しめの気候に合わせて作られたことを考えると、夏用より冬用として考えたほうがいいでしょう。ただし、いくら厚手の生地とは言え、テントと地面の隙間をきちんとカバーしないと隙間風で入ってきてしまいます。 もちろん夏にも使用できますが、厚手の生地で熱がこもりやすくなり、かといって隙間を作ると虫などが入ってくるので蚊帳や虫除けが必要となるでしょう。ポンチョテント単品だけで快適に過ごすのはむずかしく、キャンパーの実力が問われるアイテムといえます。

ポンチョテントで薪ストーブは使える?

ポンチョテントはその構造上、腕を通すためのスリッドを煙突用の隙間として使いやすく、小型の薪ストーブを秋~冬キャンプで楽しむ人もいます。また座面に隙間を作りやすいため、換気しやすい点もプラスに働くかもしれません。

ポンチョテントの中にコットは入る?

ポンチョテントは携行性や組み立てやすさの点で優れていますが、その反面スペースは狭めです。そのため地面からの冷気を遮ってくれるコットを使用したくなりますが、サイズ的にむずかしいところです。 大型のサイズ3のテントであれば小型コットも使用できますが、十分な広さとは言えないのも事実。グラウンドシートの代わりにコットのみ、というのもありかもしれません。

ポンチョテントに合うタープは?

ポンチョテントのもつミリタリーテイストを生かして、サイトの雰囲気を統一するのがおすすめです。日本ではアメリカや旧ソ連軍製の天幕がタープとして手に入れやすいので、ポンチョテントと異国のコラボレーションを楽しめます。

ポンチョテントで軍幕キャンプ!

海外製のミリタリーアイテムで手に入りやすい製品といえば、軍関係の人数からしても、やはりアメリカのイメージが強い(アメリカ軍:約200万、自衛隊:約23万、ポーランド軍:約11万)ですが、他にもミリタリーテントで探してみるとドイツ、フランス、ベルギーなどさまざまな国の製品があります。その中でも少人数向けで独特のミリタリーテイストでまとめたいときは、ポーランドのポンチョテントは比較的入手しやすく、手ごろな入門編として選択肢に入ります。 最近ではさまざまな動画でも紹介されているため知名度が上がり、値上がりもしているようなので、手に入れるなら早いうちのほうがいいかもしれません。

僕たち◯◯キャンパーです

他とは違う、「尖ったスタイル」でアウトドアを満喫するキャンパーに取材をする企画です。


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