プロが解説!秋キャンプに向けて、買い足すべきウェアとその理由とは?
都心でも朝晩は肌寒くなり、秋の訪れを感じる今日この頃。季節の変わり目は体温調節が難しく、体調を崩しがちですよね。秋のキャンプを快適に楽しむために、服装は慎重に選びたいところ。どんなアイテムを買い足たせば、秋キャンプを快適に過ごせるのかご紹介します!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
夏も終わり…。季節の変わり目は体調を崩しがち
体調を崩しやすいその理由
季節の変わり目は朝晩の寒暖差が大きく、毎年体調を崩して悩んでいる方もいるのではないでしょうか。自律神経が乱れ、体温調節がうまくできないことも要因の一つとされています。季節の変わり目を快適に乗り切るためには、どんなウェアを選べばいいのでしょうか?
困ったときのショップスタッフ
聞いたのはこの人
秋のキャンプで何を着ればいいのか困ったら、こんなときこそアウトドア専門店のスタッフさんに相談!おすすめアイテムをさっそく聞いていきましょう♪紹介してくれるのは、L-Breath 御茶ノ水店の池田さん。ファミリーキャンプやウェアに詳しい池田さんなら、秋のウェア選びもバッチリです♪
秋キャンプに買い足すべきアイテムは?
出典:Chaay_Tee / ゲッティイメージズ
━━━秋キャンプのウェアで失敗したことはありますか。失敗を踏まえ、おすすめのアイテムがあれば教えてほしいです!
池田:ありますよ!やはり日中は暑いので、油断してそのまま半袖でキャンプに行ったら、夜は寒くて大変な思いをしたことがあります。体温調節が難しくなりがちな秋だからこそ、服で調節したいですよね!選ぶときに重視したい点は、秋以外の季節でも着られる汎用性のほか、重ね着や脱ぎ着のしやすさ、素材の厚さ、機能性です。
Q1.季節の変わり目にピッタリ!注目のウェアはありますか?
A.機能よし、デザインよし!注目の「スウェT」です☆
池田:秋はあっという間に終わってしまうため、1枚でロンTを着る時期はそう長くはありません。そこで今季注目のアイテムが「スウェT」です!スウェットとTシャツの中間くらいの厚さで、1枚で「ばさっ」と着れて、個人的にも関心を寄せています♪
池田:スウェTの良いところは、しっかりとしたトップス感。薄い素材だと肌着感が出てしまいますが、Tシャツよりも厚い素材でなおかつ、首回り、裾がリブ(ゴム)になっているので、1枚でしっかりキマるのもポイントです。
池田:特にこのザ・ノース・フェイスのスウェTは素材も高機能です。ポリエステル100%ながら、コットン(綿)のような風合いに仕上がっているのが特徴です。気温の寒暖差が激しくても、速乾性があるため汗冷えしにくく、季節の変わり目にピッタリ!さらに吸汗・速乾性だけでなく、シワや毛玉を防ぐ加工がされているので洗濯も安心です。
この素材であれば、キャンプから山、タウンなど幅広いシーンで活用します♪UVプロテクト機能もあり、紫外線カット率は95%以上。屋外でアクティブに活動する人にはうってつけです!
━━━コットンライクなので、ポリエステルでもスポーティ過ぎる感じがしないですね。おしゃれなデザインで、街中でも活躍しそうです!
【基本情報】
ブランド:ザ・ノース・フェイス
品名:L/S AIRY RELAX TEE
価格:6,800円(税抜)
Q2.秋に買い足すアイテムに、おすすめするのなら?
A.これは絶対に買い!温度調節にもレインウェアとしても◎!
池田:秋キャンプでは、脱ぎ着しやすい羽織ものは必須アイテムです。しかし、アウトドアで定番の防水透湿素材のシェルは、けっこうお値段が張リます。なので、「本格的な登山をするわけじゃないし…」と購入を思いとどまっていた方こそ、ホールアースのレインウェア「 ストレッチレインジャケット」は注目して欲しいアイテムです!
池田:なんと税別で10,000円を切ります!素材は「メカニカルナイロンタフタ」と「PU膜」、「ナイロントリコット」の3層構造で防水透湿性はバッチリ。外部からの水の侵入を防ぎ、ジャケット内の湿気を放出。衣服内を快適に保ってくれます。
通常、ストレッチが効いている防水シェルというのは少ないのですが、こちらはしっかりストレッチが効いています。雨の中のテントの設営、撤収だけでなく、アクティブなアウトドアにもピッタリです。
池田:カラーバリエーションも豊富です。シンプルなデザインで、素材もマットな質感で普段使いにもピッタリ。突然の雨にも重宝します。コスパも抜群なので、家族でそろえて購入してもお財布に優しいですよ♪
━━━10,000円を切るシェルとは初めて聞きました!!
【基本情報】
ブランド:ホールアース
品名:ホールアースストレッチレインジャケット
価格:9,000円(税抜)
サイズ:M
カラー:[メンズ]ブラック、レッド、ブルー (※上記写真はメンズカラー)/ [レディース]バーガンディ、ネイビー
耐水圧:20.000mmH2以上(JIS L 1092 B法)
透湿性:25.000g/m2・24h以上(JIS L 1099 B-1法)
A.パンツも優秀!価格・シルエットもハナマルです!
池田:ジャケットと同じくパンツの素材も耐水圧、透湿性、ストレッチ性に優れた3層構造素材。こちらのパンツの特筆すべき点は、シルエット!立体的に縫い合わせてあるので、細身な見た目ながら動きやすい!
池田:さらに、サイドのファスナーはヒザ近くまで開くので、靴を脱がずに履きたい場面で重宝します。子どもの送り迎えに自転車を使っているママにもおすすめ。普段使いから登山などのアクティビティまで使える汎用性の高いアイテムです♪
【基本情報】
ブランド:ホールアース
品名:ホールアースストレッチレインパンツ
価格:6,000円(税抜)
サイズ:S、M、L
耐水圧:20.000mmH2以上(JIS L 1092 B法)
透湿性:25.000g/m2・24h以上(JIS L 1099 B-1法)
Q3.街でもフィールドでも活躍するおすすめの羽織りものは?
A.さりげなく街でも使うならコロンビア!
池田:コロンビアがタウンユースにおすすめな理由は、フード裏をピンクにするなど、遊び心のある凝ったディテール、マットで普段着と馴染みやすい素材感。しっかりとした機能性です!おしゃれを重視しすぎて、薄着のために体調を崩す…というのは避けたいので、機能とデザインの両立はとても大事です!
その点コロンビアのウェアは機能性、デザインも安心できますよね。デイリーに使用するなら、ちょっとハードな印象のマウンテンジャケットと、柔らかい素材のスカートやワンピースと合わせるなど、取り入れやすいアイテムです♪
池田:このジャケットはコロンビア独自素材の「オムニシールド」を使用しています。「オムニシールド」は雨や汚れを効果的にはじく撥水、防塵の技術。小雨や砂ぼこりがつくのを軽減してくれます。表地は、速乾性が高く、強度に優れたナイロン素材。薄手ながら丈夫で、スポーツから街中まで幅広く活躍します。日没後のキャンプでさっと羽織ったり、ちょっとした運動にもおすすめですよ!
【基本情報】
ブランド:コロンビア
品名:ヴィザヴォナパスジャケット
価格:9,200円(税抜)
Q4.家族でロングシーズン着れそうな、秋キャンプにおすすめなアイテムは?
A.おしゃれさ、使いやすさなら、タウン寄りのスウェTを選ぶのが◎!
池田:(上記で)スウェTを紹介したように、今季は多くのブランドで厚みのあるロンTが出ています。デザイン性も高く、デイリーユースでも、キャンプや寝るときにも使いやすいです。ザ・ノース・フェイスはキッズサイズも展開しているので、親子でおそろいのコーデも可能です!
池田:サイドとバッグにザ・ノース・フェイスのロゴが入っているのもポイント。寒くなったら保温性の高いインナーと合わせることも、生地が厚すぎないのでフリースの下に着ることも可能です。最近は、ダウンジャケットの性能がとても良くなっているので、丁度いい肉厚感のスウェTがピッタリなんですよ!
池田:カラーはベーシックなブラックとグレー、ホワイトの3色。どんなシーンでも使いやすいアイテムなので、ぜひお試しください♪
【基本情報】
ブランド:ザ・ノース・フェイス
品名:L/S SQUARE LOGO T
価格:6,500円(税抜)
キャンプ、デイリー、カップル・夫婦でおそろコーデにも!
池田:最後におすすめするのはチャムスの肉厚スウェT。キャンプフェスや部屋着などにもおすすめです。チャムスはファミリーやカップルでおそろいに選ぶことの多いブランドのため、家族でそろえて購入するのも楽しいですね。
池田:フロントのブービーフェイスロゴが目をひくデザインで、どんなアイテムとも相性が良く、1年を通して長く着られます。素材はコットン100%の空紡糸で作られた、タフなヘビーウェイトコットン。ナチュラルな風合いと、しっかりとした生地感で型くずれしにくく、洗濯機でガラガラ洗えるのがうれしいですね♪
【基本情報】
ブランド:チャムス
品名:BB Face L/S T-Shirt
価格:4,500円(税抜)
まとめ
今年の秋のキャンプは快適に過ごせそうですか?スウェTは冷え込みが進むこれからのシーズンに活躍すること間違いなし。筆者も買い足すウェアを考えてワクワク、ウズウズしてきました。皆さんもお店で試着してみてください♪