【ひなたごはん】ダッチオーブン×静岡おでんで静岡の味覚を堪能!
「ご当地ごはんをキャンプ場で」をテーマに、全国のご当地メニューをキャンプギアで再現したレシピを紹介するフリーペーパー「ひなたごはん」。今回は、紹介するメニューの中から、静岡名物「静岡おでん」を紹介。レシピはもちろん、キャンプならではのワンポイントなど、ぎゅっと詰めてお届けします!
キャンプdeご当地メシ!静岡編
ふらっと立ち寄りたい懐かしの街並み
静岡ではおでんが有名。市内には、屋台を彷彿とさせる居酒屋が立ち並ぶ「青葉おでん街」「青葉横丁」の2つのおでん街があり、夜は地元の方や観光客で賑わっています。静岡は、キャンプスポットとして有名なだけでなく、そんな昔懐かしい雰囲気の残った魅力ある県なんです。
冬キャンプの定番に一工夫「静岡おでん」
静岡おでんは、大正時代に廃棄処分されていた牛スジや豚モツを捨てずに煮込みしたものがきっかけで生まれたと言われており、その真っ黒いお出汁が特徴的です。キャンプでおでんは定番ですが、静岡おでんをつくっているのはあまり見たことがないかも…。だからこそキャンプでつくって、みんなをあっと驚かせてみませんか?
真っ黒お出汁のソウルフード「ダッチオーブン×静岡おでん」
【材料4人分】
具材
・はんぺん 4個
・牛すじ 300g
・大根 1/2本
・こんにゃく 1枚
・ゆで卵 4個
・さつま揚げ 4枚
・ちくわ 4本
・昆布 4枚
つゆ
・かつおダシ 1500cc
・醤油 150cc
・砂糖 大さじ2
・酒 大さじ1と1/2
・みりん 大さじ1と1/2
・塩 少々
だし粉
・イワシ粉 適量
・青のり 適量
今回使用したアウトドアギア
知っておきたいキャンプ調理のポイント!
餅巾着アレンジ術
おでんに入っていると嬉しい餅巾着。巾着に入れるのはお餅だけと限った訳ではありません!お餅以外にも、様々な具材を巾着入りにしてみてください。チーズや半熟卵はとろりと溶けて舌触りがよく、トマトを入れればほどよい酸味が口の中で弾けて、また新鮮な味わいに。一味違った、オリジナルなおでんになります。
【レシピ】キャンプde静岡おでん
ステップ.1 各食材のカット
まずは、食材を食べやすい大きさにカットしましょう。煮崩れしやすそうな大根などは面取りを、こんにゃくは隠し包丁を入れることでつゆが染み込みやすくなります。
ステップ.2 油抜きした練り物に串を打つ
油抜きした練り物に串を打っていきます。完成写真では、すべての食材には串打ちをしていませんが、パーティー感覚でおでんを楽しみたい方は全具材に打っても◎です。
ステップ.3 ゆで卵の準備
次はゆで卵の準備。鍋にひとつまみの塩を入れたら、そこに卵を投入して火にかけます。沸騰したら火加減を中火にし、4〜5分茹でるだけ。これでゆで卵の完成。
ステップ.4 つゆを作る
ダッチオーブンで鰹出汁を一煮立ちさせ、醤油・砂糖・みりん・塩を加えて味を整えます。通常のおでんと違い、醤油を効かせた黒い出汁が静岡おでんの特徴。
ステップ.5 具材を煮込む
あとは、具材をじっくり煮込むだけ。30分ほど煮込めば大根にも火が通り完成ですが、しっかり味のしみたおでんが好きな方は2時間ほど煮込めばOKです。
ステップ.6 だし粉をかければ完成
食べるときにふりかける"だし粉"も静岡おでんの大きな特徴。イワシ粉と青のりを混ぜるだけで簡単に再現できるので、「だし粉がない、そんな…」なんて心配はご無用!
静岡ご当地グルメこぼれ話
黒はんぺん
静岡一人気のおでんのタネ、黒はんぺん。サバとイワシを使った練り物で、通常の白いはんぺんとは異なり、歯ごたえの良さが特徴です。おでんだけではなくフライにしたり、身近な食材として親しまれています。 静岡では欠かせない黒はんぺんですが、日持ちしないため、そのほとんどが県内で消費されているのだとか。立ち寄った際には、ぜひともこの黒はんぺんを味わってみたいですね。
いよいよ発売!西日本レシピ本「ひなたごはん 2020 winter」
全国のご当地メニューをキャンプギアで再現「ひなたごはん」とは
キャンプ用調理器具の進化に伴い、外でも作れる料理のレパートリーが増え、料理の過程、食事を囲む団欒のひととき、さらには写真をSNSにシェアするなど、キャンプ飯の楽しみ方も広がっています。
「ひなたごはん」はキャンプの際に試してみたくなるようなレシピを中心に、キャンパーが実際にSNSで投稿している写真も紹介しており、冊子を片手にキャンプ飯をより楽しんでいただけるような内容となっています。
静岡おでんをつくってキャンプで味わおう!
今回は、静岡の静岡おでんを紹介しました!ちょっとの工夫で一味違ったおでんが味わえるので、ぜひ試してみてください。次はどこのご当地料理を紹介するのか、お楽しみに。