購入前に知っておきたい設営ポイントって?いちおしテントの設営方法を徹底解説!
初めてテントを購入しようと検討している方は、各ブランドごとのテントの良し悪しや設営方法なんて、全くわからないものですよね。そこで今回は、ベテランスタッフ勢監修のもと、いちおしテントの中からふたつをピックアップし、実際に設営してもらいました!
制作者
キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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初めてのテント購入。そのポイントをゼビオに聞いてみました
本当は、手取り足取り教えて欲しかった!
初めてのテント購入。吟味に吟味を重ねた結果、購入して使用前に満足してしまってはいませんか?実は、テントの購入後、設営方法に困って購入店舗に戻ってくる方が多いのだとか。そのため、見落としがちですが、購入前に設営が楽なのかというのは、見ておいた方が安心!そこで今回は、意外と知らない設営のポイント・コツを、写真と動画で徹底解説していきます!
今回教えてくれるのは、この人たち!
蘇我店:高石さん
ゼビオ蘇我店に勤務している、高石さん。キャンプ用品に精通している、キャンプ歴15年以上のベテランキャンパーです。
ビバモールさいたま新都心店:矢澤さん
ゼビオビバモールさいたま新都心店に勤務している、矢澤さん。なんと高石さんの師匠にあたる方だそう!キャンプの他、ウィンタースポーツにも精通している、大のアウトドア好きです。
売れ筋&おすすめテントは、これ!
スノーピーク「ヴォールト」
━━━今回初心者におすすめするテントは、スノーピークのエントリーモデルだとお聞きしました!一体どんなテントなんでしょう?
高石:あのスノーピークがこの値段で?!と驚く方も多い、エントリーモデルの「ヴォールト」。いわゆる、カマボコ型の2ルームテントです。スノーピークの2ルームテントがこの値段で手にできるのは、やっぱり嬉しいですしおすすめです。
━━━なるほど、やはり2ルームですか…!でも、設営が難しそうなイメージがありますが、実際のところどうなんでしょうか…?
高石:あ、こんな感じで設営できるの?って感じだと思いますよ(笑)。なんとなくハードルが高いと感じていた人も、今回の設営ポイントを押さえてもらえれば、購入も設営もしやすいと思います(笑)。
ホールアース「アースドーム270 Ⅲ」
━━━こちらはゼビオでもスノーピークのヴォールトに次ぐ、売れ筋のドーム型テント、とお聞きしています!
矢澤:その通り、間違いなく売れ筋のテントですよ!誰でも簡単に設営できる、というのをうたっているだけあって、設営しやすい、そして比較的安いのが特徴のテントです。
━━━値段もお手頃で、設営も簡単。これは初心者でも買いやすい、使いやすいテントということですね!
矢澤:設営が簡単という点は、この後の設営ポイントを確認してもらえれば、すぐご理解いただけるかと。1人でも設営できるので、その点も含め説明していきますね。
実際におすすめテントの設営の様子を見せてもらいました
設営その1. スノーピーク「ヴォールト」
高石:スノーピーク「ヴォールト」の内容物はこちら。自在付ロープは長いもの・短いものとあるため、下ろしたての場合は取り付けを間違えないように注意が必要です。
高石:テントのスリーブにポールと同じ色が付いているため、それぞれのポールをどこで使うべきなのか判断しやすく簡単です。また、インナールームは後から吊り下げる流れになるので、最初にフライシートから組み立ててしまえば、たとえ悪天候の場合でもあとの設営がしやすいんですよ。
━━━確かに!天候が不安なときでも、雨宿りできる場所を最初に確保してから設営できるのは助かりますね!
高石:基本的に、1人でも設営できるテントなのですが、初心者であれば2人の方が安心です。ちなみに、スノーピークさん推奨の設営人数は2人から。設営にかかり切れる人手が2人確保できるなら、最初から全部2人で設営できるといいですね。
━━━推奨人数はあれど、頑張れば1人でも設営できてしまうとは驚きです…!
設営の様子は動画をチェック▼
高石:設営の手順自体は、簡単だということがお分かりいただけたのでは。
━━━そうですね、これなら動画を見た後すぐにでも設営できる気がしてきました!(笑)
高石:そう思えれば、もう大丈夫!もしわからないことがあれば、店頭でも相談に乗るのでぜひ一度来てみてください!
設営その2. ホールアース「アースドーム270 Ⅲ」
矢澤:ホールアース「アースドーム270 Ⅲ」の内容物はこちら。アースドーム270 Ⅲは、ポールのカラーリングが特徴的です。設営の際、このカラーアシストに助けられる初心者キャンパーさんも多いんですよ!
矢澤:ポール・スリーブに加えて、ポールジョイントにも同じ色を使用しているので、スノーピークの「ヴォールト」よりもさらに判断しやすく、設営自体もとても簡単です。
矢澤:スリーブを自分の側に引き寄せた状態でポールを挿し込めば、挿し込んでいるうちに立ち上がります。
━━━本当だ、見る見る立ち上がっていきますね!これは想像以上の手軽さですね…!
矢澤:初めてのテント購入を検討しているのであれば、設営の手軽さは最重要ポイントと言っても過言ではありません。
設営の様子は動画をチェック▼
矢澤:びっくりするほど、簡単じゃないですか?(笑)
━━━簡単すぎてびっくりしました!(笑)
矢澤:でも、気になることや設営してみてわからないことがあれば、近くの店舗まで来て直接聞いて欲しいですね!その方が、お伝えできることも多いと思います!
このテントには、これが欲しい!
一緒に使いたいアイテム (スノーピーク編)
高石:スノーピークの「ヴォールト」は、エントリーパックのTTセットで購入すればテントとタープをそれぞれで購入するより断然お得でおすすめです!
━━━実際のところ、どれくらいお得になるんでしょうか…?
高石:「ヴォールト」TT(テント&タープ)セットは49,800円(税抜)なんですが、テントとタープを別々で購入しとようとすると、7,000円くらい高くなってしまいます。
━━━なるほど…!ということは、TTセットって、すごくお得ですよね…?!何か劣る点があるのでは…?!
高石:スペックはこれまでのスノーピーク商品同様で、劣らないんですよ。TTセットを購入すれば、このように広々としたテントサイトを作ることができます。アレンジが多彩なコネクションテープが、特別に付属しているのも嬉しいポイントです。キャンプデビューを控えている人には、特におすすめしたい商品です!
━━━トレンドを抑えつつ、低コストでカマボコ型テントを手に入れたい人は、買いの商品ですね!
一緒に使いたいアイテム (ホールアース編)
矢澤:アースドームと一緒に設営したい「EARTH FREELY OCTA TARP」。ナチュラルカラーで統一されており、張り方次第で形状アレンジの効くタープです。
━━━これは、セットではないんですよね…?
矢澤:セットではありません。でも、もともと価格が安いのでテントとタープを2つ同時に購入したとしても56,000円(税抜)程度なので購入しやすい!
━━━なるほど!スノーピークのTTセットほどではなくとも、手に入れやすいお値段ですね!初めてのテントを1人で設営したい方は、買いの商品ですね!
矢澤:テント内で快適に過ごせる、新商品も入荷していますよ!コンパクトに収納可能な超軽量コットからエアピローなどなど!
━━━外観だけでなく、テント内も同じテイストでまとめられるのは嬉しいですね!
矢澤:他にもおすすめしたいアイテムが盛りだくさんなのですが、それはまた今度…(笑)
━━━気になるところではありますが、楽しみにとっておきます!ありがとうございました!
まとめ
いかがでしたか?今回は、普段からキャンプ用品を幅広く扱う店舗スタッフのお2人に、おすすめテントとその設営ポイントを詳しく教えていただきました。ゼビオには、頼りになるスタッフさんが他にもたくさんいらっしゃいます。購入の前に、ぜひスタッフさんに直接お話を聞いて参考にしてみてください。