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「ククサ」は幸せのマグカップ!簡単なお手入れ&自作方法を解説

※本記事には一部プロモーションが含まれます

使う人の幸せを願いながら一つひとつ手づくりされた「ククサ」。贈られた人は幸せになると北欧で言い伝えられているカップです。この記事では、ククサの魅力やお手入れ方法、自作のククサができる手づくりキットなどのおすすめを紹介します。

幸せへの願いを込めるカップ「ククサ」とは?

ククサはスカンジナビア半島北部ラップランドの先住民族、サーミ人に伝わる伝統的なマグカップです。使う人の幸せを願いながらつくられるククサ、まずはその素材やつくられる工程について紹介していきます。

ククサの原材料は「白樺のコブ」

ククサは「バハカ」と呼ばれる貴重な白樺のコブをくり抜いてつくられます。白樺の伐採は計画的におこなわれていて、その樹木にコブがあったときのみ採取が可能。バハカからつくられた本物のククサにはオーロラという光沢が表れるものもあり、森から生まれた宝石といわれるほど美しく神秘的です。 採取されるコブの大きさはさまざまですが、直径50〜60cmほどの半球状のかたまりが多く、十分な大きさに育つのに30〜40年、小さなものでも10〜15年はかかります。

完成までに時間を要する貴重なククサ

切り落としたコブは−2〜3℃の環境で5カ月ほど保管。その後ブロック状に切り出して−20℃で24時間冷凍保存。そして海水と同じ濃度の塩水で24時間炊き込み、木材の中に塩水を浸透させることで割れにくく強度の高い材質に。この木材を1週間以上乾燥させて、ようやく削っていく作業へと入ります。 ククサは貴重な自然界の原材料を使い、完成までに長い年月をかけてつくられる特別なカップ。木目の出方や色、オーロラの有無など一つひとつその仕上がりも違う、木の温もりや愛着を感じられる自分だけの愛用品となっていきます。

ククサの魅力に迫る

ククサの魅力とはどういったところにあるのでしょうか。ここからは、ククサが選ばれる理由を紹介していきます。

経年変化が楽しめる

ククサの大きな魅力は、白樺の質感や温もりを感じられるナチュラルなデザイン。同じ木目のものはなく、色味もそれぞれ違います。また、ククサは使っていくうちに木目の色ツヤが変わります。経年で変わっていく姿を楽しめるのも魅力の一つ。お手入れをしながら自分だけのギアを育てていきましょう。

幸せの象徴!ククサはギフトにもおすすめ

ククサは、使う人が幸せになってほしいという想いを込めながらつくります。北欧フィンランドでは、プレゼントされた人が幸せになるという言い伝えがあり、大切な人や子どもにククサを贈る伝統も。日本では、出産祝いや結婚祝いのプレゼントとしてククサを選ぶ人も増えています。アウトドア好きな人へのギフトにも最適です。

自然に馴染むククサはアウトドアにも最適

ククサは普段使いはもちろん、キャンプやピクニックなどにも相性抜群。天然素材のククサの木目や素朴な雰囲気は自然にも溶け込み、コーヒータイムにククサを取り入れるだけで贅沢な時間になります。ククサをリュックにぶら下げて持つのもおしゃれ。手軽に持ち歩けますよ。

食卓を彩る小皿としても使える

ククサは口当たりが良く、熱い飲み物を飲む時にも熱が伝わりにくくおすすめですが、飲み物以外にもお菓子やおつまみを入れるなど、テーブルに映える小皿としても活用できます。またインテリアとして小物入れにしたり、つるして飾りにしたりと、使用していないときにも部屋の雰囲気に温かみを与えてくれます。

おすすめのククサ

ククサはメーカーによってデザインや大きさも異なります。それぞれ特徴の違うおすすめのククサを紹介していきます。

自作のククサに挑戦

幸せの願いを込めるククサという手づくりすれば、気持ちのこもったカップができ上がります。本物のククサは白樺のコブを使ってつくられますが、白樺のコブを入手するのは困難。自分で手づくりするときは、耐久性も考慮してヒノキや桜、カツラなどを使用するのがおすすめ。これらの木材は加工しやすいので、手づくりにはもってこいです。

ククサのおすすめ手づくりキット

手づくりキットは好きなときにすぐ始められ、手軽にククサつくりにチャレンジできます。キャンプ中に焚き火を囲みながら子どもや仲間と楽しむもよし。ソロキャンプの贅沢な暇つぶしにもよし。最高の思い出づくりになりますよ。

ワークショップに参加

手づくりに挑戦してみたいけれど、いきなり自分ひとりでというのも不安。そこでおすすめなのが、ワークショップ。アドバイスをもらったり、一緒につくる仲間がいたりと、楽しみながらククサがつくれますよ。旅先などで参加するのも良い思い出になるでしょう。
ソグベルグ 北欧時間が流れる森と湖、メッツァビレッジ内にある「ソグベルグ」で体験できるククサづくり。名栗カヌー工房というNPO法人が提供する工房で、カヌー体験や木材を使ったワークショップを開催しています。メッツァビレッジの景観を楽しみながらのククサづくり体験は、フィンランドにいるかのような雰囲気を味わえます。
【施設情報】 住所(メッツァビレッジ):埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ ソグベルグ営業時間:10:00〜17:00 ソグベルグ電話番号:080-7269-1496 公式ページ:メッツァビレッジ内「ソグベルグ」 公式Instagram:名栗カヌー
kiond 日本最大級の商業施設VISON(ヴィソン)内にある木と森をテーマにした体験施設「kiond」でククサがつくれるワークショップ。加工されたキットを削ってつくり上げるククサは、子どもから大人まで楽しめるプログラムになっています。枠に限りがあるため、Webサイトからの事前申し込みが安心です。
【基本情報】 所要時間:2時間 対象年齢:6歳〜(12歳未満は保護者同伴) 料金:8,000円(税込)/1名 【施設情報】 住所:三重県多気郡多気町ヴィソン672-1木育 kiond営業時間:10:00〜20:00 kiond電話番号:0598-67-4291 公式ページ:VISON内「kiond」
森の京都 実際に森に入って木の伐採や製材所での加工見学をした後に、ククサつくり体験をするコース。林業の学びや森の中でのリラックス効果も感じられ、まさに大人の遠足が楽しめます。ククサは約8割程でき上がったククサの残り2割を自分で削って仕上げていきます。
【基本情報】 所要時間:6時間 料金:6,500円 【予約・問い合わせ施設情報】 施設名:森の京都DMO(一般社団法人 森の京都地域振興者) 住所:京都府福知山市字立原8−2 伊東木材 営業時間:平日9:00〜17:00(土日祝休業) 電話番号:0771-22-9800 公式ページ:森の京都 【体験施設】 施設名:伊東木材 住所:京都府福知山市字立原8-2

DIY上級者は自分で切り出す

DIY上級者のなかには自分で木材を削って、ククサを自作する人も。DIYなら材料選びからデザインまで完全オリジナルのククサがつくれます。ギフトでも自分用でも忘れられない品になるかも!木材からククサをつくる方法を簡単に紹介します。 【作り方】
  • 木材に輪郭線を描いて大まかに削りだす
  • 角を取り輪郭を滑らかにしていく
  • 持ち手部分の穴を開ける
  • ヤスリで研磨する
  • 沸騰した塩水でククサを煮る
  • 乾燥したらオイルでコーティングする
  • ※自作する際は、オノやノコギリ、ナイフの取り扱いに十分に注意してください。

      長持ちさせるククサのお手入れ方法

      ククサ

      出典:PIXTA

      ククサはお手入れ時間も楽しむのが醍醐味のひとつ。ひと手間かけてあげるだけで風合いが増し、自分だけのククサに仕上がっていきます。長く愛用していくためにも大切なお手入れ時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

      洗剤は使わずに洗う

      ククサは基本的に洗剤は使わず、やわらかい布やスポンジを使ってさっと洗いぬるま湯で流すようにしましょう。どうしても汚れが目立つときのみ洗剤を使う程度ですので、ふだんのお手入れはとても簡単です。

      使用後はしっかり乾燥させる

      洗った後は「しっかり乾燥」。洗い時間は短く乾燥に時間をかけるのが大切です。直接日の当たらない風通しの良い場所を選びましょう。水気を拭き取ったククサはキッチンなどにつるしておくだけでもおしゃれ。乾燥させることも兼ねてしまわずに出しておくのもおすすめです。

      オイルを刷り込む

      使っていくうちにククサ表面の油分が落ちてきて、白樺のまっしろい木肌が目立つようになってきたらオイルを使ってお手入れをしましょう。オイルでのお手入れを怠ると、油分を失いカビやひび割れの原因になります。二つのお手入れ法を紹介するので、自分に合った方法でメンテナンスをしてください。
      1. 生くるみを使うお手入れ 生くるみから出た油分を使ってお手入れする伝統的な方法を紹介します。 【用意するもの】
      • 生くるみ(加工した素焼きくるみなどではなく生のもの)
      • ガーゼ(ない場合はキッチンペーパーでも代用可)
      【お手入れ方法】
      1. くるみを1粒ガーゼに包み、軽く叩いてつぶし、くるみの中の油分をガーゼに染み込ませる
      2. 染み込んだ油分を木目に沿って刷り込む(油分が足りない場合は再度くるみをつぶして調節)
      3. 全体につやが出たら、染み込まなかった余分な油分を拭き取る
      2. 植物油を使うお手入れ 植物油を使う手軽なお手入れ法の紹介です。ククサのお手入れには乾性油といわれる油の乾きが早い植物油「くるみ(ウォルナット)油」「グレープシードオイル」「えごま油」「アマニ油」や「蜜蝋」を使用します。特にくるみ油とグレープシードオイルは香りも気にならずおすすめです。 手軽に手に入るサラダ油やオリーブオイルは油の乾きが遅く、カビなどの原因にもなるので使用しないようにしましょう。 【用意するもの】
      • 天然オイル
      • やわらかい布
      【お手入れ方法】
      1. オイルを布に少量染み込ませる(出しすぎに注意)
      2. 木目に沿って優しくぬりこむ
      3. 全体につやが出たら、染み込まなかった余分な油分を拭き取る

      ククサで飲むと「まずい」と感じる理由

      ククサを割れにくくその強度を高めるため、製造工程で木材に塩水を浸透させています。そのためカップの使い始めは飲み物に味が移り「まずい」「しょっぱい」と感じることもあるそう。しかし、無理に塩抜きするとひび割れの原因にも。徐々に薄れていくものなので安心して使い続けましょう。

      「本物」のククサの見分け方

      ククサとして売られているものの中には、安価な木材でつくられているものや大量生産品が混じっていることもあります。本物のククサを手に入れるには、その見分け方をおさえておきましょう。
    1. 販売ページや商品に北欧のブランド名が明記されているか(「フィンランド」「白樺」などのワード)
    2. 価格が安すぎないか
    3. 木目の出方や模様は一つひとつ違うか
    4. 商品ページに「職人の手づくり」である旨が明記されているか
    5. ほかにはない自分だけのククサの魅力を味わおう

      「贈った人の幸せを願う」素敵な言い伝えのあるククサは、手にした後も大切にケアをして自分だけのカップへと育てていく、まさに一生モノ。使うときはもちろん、使った後のお手入れも楽しみましょう。また、贅沢な時間を味わえるククサはプレゼントにもおすすめです。ぜひ自分だけの大切なククサに出会い、その魅力を味わってください。

      今回紹介したアイテム

      商品画像Koivumaa(コイヴマー) ククサSkandinavisk Hemslojd(スカンジナビスク・ヘムスロイド) ククサ MRetki(レトキ) ククサ ムーミンOYO(オヨ) ククサ OY201Newie(ニューウィー) 飛騨産ブナのククサSWAG GEAR(スワッグギア) オリジナルネーム入れククサ道刃物工業 KUKSA(ククサ)ハンドメイドセットSomAbito(ソマビト) KYO-KUKSA Btype(上級向け)KANZAI PRODUCTS(カンザイプロダクツ) [Small] Kuksa carving kit【蜜蝋ワックス・サンドペーパー付き】
      商品名Koivumaa(コイヴマー) ククサSkandinavisk Hemslojd(スカンジナビスク・ヘムスロイド) ククサ MRetki(レトキ) ククサ ムーミンOYO(オヨ) ククサ OY201Newie(ニューウィー) 飛騨産ブナのククサSWAG GEAR(スワッグギア) オリジナルネーム入れククサ道刃物工業 KUKSA(ククサ)ハンドメイドセットSomAbito(ソマビト) KYO-KUKSA Btype(上級向け)KANZAI PRODUCTS(カンザイプロダクツ) [Small] Kuksa carving kit【蜜蝋ワックス・サンドペーパー付き】
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