おすすめのサイクリングヘルメット20選！メンズ・レディース・キッズ別に紹介

改正道路交通法の施行により、2023年から自転車に乗るときのヘルメット着用が努力義務化されました。自転車走行中の死亡事故では、半数以上の人が頭部に致命傷を負っています。またヘルメットを着用していなかった人の致死率は、着用していた人の約1.9倍とのデータもあり、ヘルメットは命を守る重要なツールであることは間違いありません。(※) 努力義務のため罰則はありませんが、予期せぬ事故によるケガや死亡のリスクを軽減するためにも、ヘルメットを着用しましょう。

メンズにおすすめのサイクリング向けヘルメットを紹介します。普段使いはもちろん、通勤や通学にもマッチするデザインを厳選しました。

レディースに人気のおしゃれなサイクリングヘルメット7選を紹介します。ファッションの一部として取り入れたくなるお気に入りのアイテムを見つけてください。

子どもがよろこんでかぶりたくなる、キッズ向けのサイクリングヘルメット6選を紹介します。安全性をしっかりと確保できるヘルメットで、子どもの命を守りましょう。

サイクリング用のヘルメットを選ぶときのポイントを6つにわけて解説します。正しい選び方を知っておくことで、自分にぴったりのアイテムを選びやすくなりますよ。安全性や形状、通気性など失敗しない選び方のポイントをチェックしておきましょう。

ヘルメットを選ぶときは頭囲を正しく測って自分の頭に合ったサイズのものを選びましょう。大きすぎると走行中にぐらついたり、転倒時に脱げてしまったりして、頭部を安全に保護できません。逆に小さすぎると頭が痛くなって不快感を覚えることもあります。 頭囲を測るときはメジャーを使用します。眉毛から上に指2本分の位置、もしくは額の最も出っ張っている部分から耳の上を通り、地面と水平になるようにぐるっと一周した長さが頭囲です。自分で測ることが難しい場合は、スポーツショップやサイクルショップで測定してもらえる場合もあります。 購入する際には実際に試着をして、前後左右にブレがないか、窮屈さや痛みは感じないかを確認してみることがおすすめです。

海外メーカーのヘルメットを購入するときは「アジアンフィットモデル」があるかチェックしてみましょう。欧米人の頭は上から見ると縦長であることに対し、アジア人は丸い形状をしています。 そのため海外メーカーのヘルメットは日本人の頭に合わないことがありますが、アジア人向けにつくられた「アジアンフィット」モデルであれば、日本人でもかぶりやすい形状です。

長時間の走行で使用する場合は重さにも注目して選びましょう。多くのヘルメットは300g前後ですが、軽量であるほど首の負担が軽減でき、長時間のサイクリングに適しています。レース向けで200g前後の超軽量モデルもありますが、300g前後の方が選択肢が多く、デザイン性にも優れたアイテムが豊富です。 デザインと重さのバランスを考慮して、首に負担の少ないヘルメットを選びましょう。

ヘルメットをかぶったときのムレが気になる人は、通気性をチェックしてみましょう。多くのヘルメットには通気口がありますが、製品によって通気口の大きさや数はさまざま。通気口が大きく数が多いものほど風が通りやすくムレにくいため、暑い時期の使用が多い人や清潔さが気になる人にとっては見逃せないポイントです。 注意点として頭頂部に大きな通気口があるものは雨が入りやすいため、天候に気をつけながら使用しましょう。

安全性の高いヘルメットを選ぶなら「SGマーク」や「JISマーク」などがある、安全基準を満たした製品を選びましょう。海外製品では「CEマーク」や「CPSCマーク」などがあります。ヘルメット本体にシールが貼られているか、説明書や公式サイトなどに記載されているため、購入前にチェックしましょう。 ヘルメットに適用される安全規格の種類と機関は以下の通りです。

• SGマーク…製品安全協会
• JISマーク…日本産業規格
• CEマーク…ヨーロッパ(EU)
• CPSCマーク…アメリカ消費者製品安全委員会

ネット通販で購入する場合は、規格の確認はもちろん、信頼できるメーカーや販売元から購入することがおすすめです。

ヘルメットを選ぶときにどれがいいか迷ったら、自転車と同系色か相性の良いカラーのヘルメットを選ぶこともひとつの方法です。ヘルメットをかぶることに抵抗がある人でも、自転車とのカラーがマッチしていれば見た目がぐっとおしゃれになりますよ。安全性や通気性はもちろん、悩んだら自転車との統一感も考慮して選んでみましょう。

自転車用ヘルメットは、SGマークの有効期限が「購入後3年」であることや、経時変化による劣化などの観点から、3年を目安に買い替えましょう。ヘルメットに使用されている素材は紫外線や汗などによって劣化してしまい、衝撃を吸収する機能が低下します。ヒビが入ってしまった、ストラップが切れてしまったなどの目に見える劣化がなくても、保護機能が低下している場合があるため、3年間使用したら買い替えることがおすすめです。 また使用期間に関わらず、強い衝撃を受けた場合も交換が必要です。見た目に損傷がなくても内部に異常があることもあります。安全性を考慮して買い替えることがおすすめです。

自転車に乗るときはヘルメットをかぶることで、ケガの重症化や死亡のリスクを軽減できます。2023年にヘルメットの着用が努力義務化されて以降、デザイン性の高いおしゃれなアイテムが多数展開されています。頭を守る安全性はもちろん、通気性が良く快適に使用できるものも豊富です。命を守るツールとして、安心・安全にサイクリングを楽しめるお気に入りのヘルメットを見つけましょう。 【参考文献】 ※ 警視庁