積載力も抜群!「ボルボ・240エステート」はキャンパーにとっても絶対的名車です
2023.10.14ライフスタイル
hinata編集部員のお気に入りアイテムや、普段の生活でおすすめしたくなったモノ・コトを紹介するこの企画。編集部の浅野が今回紹介するのは、クルマを乗り換えるタイミングで半年ほど父から借りていた「ボルボ・240エステート」。キャンプの必須“ギア”のひとつと言っても過言ではないクルマですが、お気に入りの1台で行くキャンプはやはり格別。街中から自然の中まで、つい写真ばかり撮ってしまっていた元・愛車を紹介します。
制作者
hinata編集部 浅野嘉輝
茨城県出身。学生時代に地元の那珂川にあるカヌーショップに通い始めた頃からアウトドア派に。他には自転車、クルマなど景色が変わる乗り物やスポーツに夢中。アメリカでブルワリーを巡るほどビールが好きにも関わらずアルコール弱者のため、日々限られたHPで美味しいビールを探しています。
もっと見る
もくじ
手放した今も街で振り返ってしまう、お気に入りの1台。
好きなときに、好きな音楽を聴きながら、好きな場所へ移動できるクルマは、僕にとって生活の必需品。これなしでの生活は考えられません。(このクルマのオーディオは壊れていましたが)
今回紹介するのは、2023年3月までの半年間、クルマを乗り換えるタイミングで父から借りていた「ボルボ・240エステート」。スウェーデンの自動車メーカー「ボルボ」から1974年に登場し、1993年までの19年間も製造された超ロングセラーな1台です。
スクエアなデザインからほどほどのパワーまで、とにかくすべてがお気に入り。実家に戻した今でも、街で見かけるとつい振り返ってしまいます。
とにかく写真に撮りたくなるカタチ
240エステートの特徴といえば、なんといってもハコとハコを繋ぎ合わせたような直線的デザイン。街中のビル前からキャンプ場まで、どんなシーンにもなじんでくれるので、駐車した後はつい振り返って写真を撮りたくなってしまいます。
とはいえ、見知らぬ人から「あの人クルマ好きなんだ」と思われるのもなんだか恥ずかしく、撮影するときはとにかくミニマムな動きで、サッと撮るようにしていました。こだわりを持って乗っていると思われるよりは、ラフに乗っているように見せたかったのです…。
キャンパーが気になる「積載」もバッチリ
二人分のキャンプギアを積んだ様子。トランクスペースはとにかく広々。
とにかくデザインがお気に入りだった240エステートですが、キャンパーなら気になる積載力もすごいのです。写真は二人分のキャンプギアを積み込んだときの1枚ですが、後部座席を倒したり二段積みしたりする必要はありません。
当然、4人でのキャンプでも積み込みは余裕。クルマを2台に分けずに済むので、行き帰りの車内も大盛り上がりできちゃうのがうれしいポイントです。
そんな積載力もあって、240エステートはデビュー当時から大量の機材を持ち運ぶフォトグラファー御用達の1台。今でも多くの人に「仕事車」としても愛されています。(そんなストーリーまでも愛おしい…)
ミニマルなのに味がある。飽きのこないインテリア
お気に入りなのは外装のみならず。シートやメーターまわりも語らずにはいられません。ボディと同系色のベージュシートは厚めの仕様で、まるでソファのように柔らかいのですが、芯がある設計で長距離のドライブも疲れ知らず。
浅野調べでは、睡魔に襲われてパーキングで一眠りするときに、寝過ごしてしまうクルマランキング上位の座り心地です。
メーターまわりのデザインも、浅野にどストライク。ドライバーにとって必要な情報がシンプルに並んでおり、余計な装飾は一切ありません。外気温や現在再生中の曲名、運転スコアなどが表示されるデジタル画面はありませんが、これでいいんです。
ほどほどなエンジンパワーも相まって、赤い針がゆっくりと上がっていく様子を見ていると、なんだか忙しい日々を忘れて癒される気がしたり。
数々の故障がありつつも、いつかまた乗りたい1台
オーストラリアからの友人サムと東京をドライブしたときの1枚。僕よりこのクルマが似合っている気も、少しだけします。
素敵なデザインの240エステートですが、僕が乗っていた1993年式の最終モデルでもすでに2023年時点で30歳。整備をしていてもやはり故障はつきものです。
半年間の間に、4枚中3枚のサイドウインドウは下がらなくなり、エアコンの風も出なくなりました。中央自動車道で真夏の大渋滞に巻き込まれたときは熱中症になりかけましたが、今ではそれもいい思い出。
クルマのトレンドが変わっても普遍的な魅力を持つ240エステートは、いつか自分でも手に入れたい1台です。
編集部のお気に入り
hinata編集部員が、お気に入りのアイテムや、普段の生活でついオススメしたくなってしまったモノ・コトについて好き勝手につぶやく連載企画。