コールマンの定番「タフスクリーン2ルームハウス」のカシコい間取りとは？広さを生かしたレイアウトを紹介！

3〜5人でもゆったりと使えて、手ごろな価格もうれしいコールマンのテント「タフスクリーン2ルームハウス」。同ブランドの中でも定番のロングセラー商品で、初めてのテントにもおすすめのエントリーモデルから、居住性やデザインを追求したこだわり派向きのモデルまで、これまでに6種類がラインナップされています。 「タフスクリーン2ルームハウス」は、リビング、寝室ともに広々とした空間が魅力。さらにフルクローズはもちろん、リビング部分の3方向をメッシュにしたり、キャノピーをはね上げたりすることもできるので、アレンジ次第でさまざまな間取りが実現できるのもポイントです。 そこで今回は、2組のキャンパーに、「タフスクリーン2ルームハウス」を主役にしたキャンプサイトの間取りを見せてもらいました。

はじめに紹介するのは、shouhei_333さんのレイアウト。コールマン独自の遮光技術・ダークルームテクノロジーを採用した、寝室が真っ暗になるモデル「タフスクリーン2ルームハウス LDX+」を使用しています。

キャンプ歴は4年で、3人の子どもを含めた5人でファミリーキャンプを楽しんでいるshouhei_333さん。暑い夏でも5人がゆったりと快適に過ごせ、なおかつコスパにも優れたものを、ということで同テントを選んだのだとか。

shouhei_333さんは、キャンプ場の広さや設営・撤収時間、気温などにあわせて間取りを変えています。いくつかあるパターンの中でも動線がスムーズでお気に入りなのが、今回見せてもらったテント前に張ったタープ下にリビングを配置するパターン。 テーブルを囲むようにギアを配置することで、なるべく座ったままモノを取り出したり、調理ができるように工夫しています。

落ち着いた雰囲気になるように、ギアのカラーにもこだわりが。テントのグレーにあわせて、グレーや同系色のホワイト、自然になじむオリーブをメインカラーに選んでいます。特にコールマン「54QT スチールベルトクーラー(ホワイトトリュフ)」がお気に入り。テントと同じメーカーのものを選ぶことで、統一感が生まれ、サイトが洗練された印象に！

そして、クーラーボックスはクーラースタンドにオン！高さを上げることで、チェアに座りながらでもドリンクなどが取り出せたり、腰をかがめすぎなくても中身を出し入れできるようになります。

こちらは設営がスムーズに行える、キャノピー活用スタイルです。これなら作業時間を短縮してゆったりとキャンプ時間を満喫できるというわけです。 所々につり下げられたベアボーンズの「レイルロードランタン」や「エジソンストリングライト」の光が、温かい雰囲気でおしゃれ！

こちらは、テント内のリビングスペースにテーブルやクーラーボックスを置いてリラックス空間に仕上げて、焚き火周りのみテント外にレイアウトしたパターン。こぢんまりとしている分、リビング内に置いたストーブや焚き火の熱が人に当たりやすく、熱で暖をとりやすいのが魅力です。

こちらは、テントとあわせてコールマンの「ヘキサタープ MDX+」を2枚使用した間取り。広いテントとタープを合わせることで日陰スペースを拡張でき、涼しく過ごすことができます。

ギアを置いてもフリースペースがたくさんできるため、子どもがのびのびと楽しむのにもぴったり。コットをタープの下に置いてゴロゴロしたり、お昼寝したりするのもお気に入りだそうです。

必要最低限のギアを配置した、ミニマルなレイアウトにこだわるshouhei_333さん。季節や場所によって間取りを変えることでより快適に、工夫しながら家族でのキャンプを楽しんでいる様子がうかがえました。

次に紹介するのは、yukkuricampさんのレイアウトです。こちらも先に紹介したshouhei_333さんと同じく、遮光生地を採用した「タフスクリーン2ルームハウス LDX+」を使用しています。 大の赤ギア好きというyukkuricampさんが、赤いロゴが目印のコールマンテントを選んだのは必然とはいえ、暑さに強く、耐水圧約2,000〜3,000mmという安全性の高さもお気に入り。2人のお子さんと一緒に安心してキャンプを楽しむための相棒になっているそう。

広々としたスペースが魅力の「タフスクリーン2ルームハウス LDX+」。yukkuricampさんは、そのスペースにびっしりとギアを置くのではなく、広い空間をなるべく確保することを心がけているのだそう。それを実現するために、選ぶギアは少なめかつコンパクトなものが中心です。

リビングスペースで使用しているテーブルは、スノーピークの「エクステンションIGT」。天板をスライドさせるとグリルフレームが現れ、瞬く間に調理場所に早変わり！限られたスペースで調理と食事のどちらも楽しめるので、空間を有効活用したい人はマネしたいところ。

チェアは大人用に「ハイランダー ウッドフレームチェア コットン」2脚、子ども用に「フィールドア ポータブルチェアミニ」2脚を、全て赤でそろえるという徹底ぶり。ハイランダーの方はコットンの風合いのやさしい赤がポイントとなりながらも、ウッドフレームがほどよくサイトになじみます。

さらに、サイドウォールをはね上げてフリースペースをつくり、そこにはオガワの「ツーアングルチェア L」2脚を配置。こちらもバーガンディ(ワインレッド)をチョイス。

また、メインテーブルに並列させているのは「無印良品 ポリプロピレン頑丈収納ボックス大」。100円均一ショップのスノコを使ってDIYしたという天板をのせて、小物を置くのに便利なローテーブルとして使っています。赤系×ウッド調のギアでまとめられたリビングは、個性的でありながらも自然に溶け込むハイセンスな印象に仕上がっています。

間取りの中でも存在感を示しているのが、チャムスの「スチールクーラーボックス」。初めて購入したギアで特別な思い出があるのだそう。正面からテントの中を見たときに、アイテムのロゴなどがきれいに見えるように心がけているのだとか。テントの明るいグレーとも絶妙にマッチ！

ランタンやガス缶カバーなどの小物類も赤で統一。気に入っているアイテムは、テーブルなど目に入りやすいところに置いておくのだとか。入り口部分のキャノピーをはね上げたリビングスペースで、お気に入りのアイテムを開放的な景色と一緒にいつでも堪能できます。ギアにとことんこだわるキャンパーにこそマネしてほしい楽しみ方です。

広いスペースにはどうしてもモノを置きたくなってしまいますが、そこはグッとこらえることで、開放感のある空間がつくれます。yukkuricampさんのようにレイアウトしたいポイント(赤ギア)が決まっていれば、自ずと道具も厳選され、感覚的にお気に入りのサイトができそうです。

ほかのキャンパーがキャンプサイトでどのように過ごしているのかを、詳しく知れる連載「キャンプサイト間取り拝見！」。今回も、キャンプギア好きや、ファミリーキャンパーの参考になる工夫をたくさん学べたのではないでしょうか。ぜひ次のキャンプからマネしてみてくださいね！ 「キャンプサイト間取り拝見！」は毎月更新予定。本記事でこだわりのレイアウトを紹介してほしいという人は、ぜひインスタグラムで「#サイト間取り拝見」のタグを付けて投稿してくださいね。