ワンポールテントの代表格!テンマクデザイン「サーカスTC」の男前&機能美あふれる間取りを紹介
2024.03.25キャンプ用品
他のキャンパーは、テントの中でギアをどうレイアウトしているのだろう?「キャンプサイト間取り拝見!」は、そんな疑問にお答えすべく、毎回1つのテントをピックアップし、インスタグラムで見つけたキャンパーのレイアウトを紹介する連載。第5回となる今回は、ワンポールテントの代表格ともいうべきテンマクデザインの「サーカスTC」に焦点を当てました。2組のキャンパーのこだわりがつまった間取りは必見です!
制作者
おかだあきほ
ライター・編集者。元アウトドアショップスタッフ。山とギアとサウナをこよなく愛しています。ソロキャンプやソロ登山もガンガン行っちゃう行動派。ショップスタッフとしてギアを扱っていた経験や自身の山体験を活かし、アウトドアの「なるほど!」と「ワクワク!」を発信します。
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もくじ
テンマクデザインを代表するテント「サーカスTC」
ポリエステルの耐久性とコットンの通気性、そしてほっこりとした風合いのTC(ポリコットン)素材でできた「サーカスTC」。tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)を象徴するアイテムで、2016年に元祖モデルが発売されて以来、前室がついたDXシリーズやポリエステル素材の「サーカスST」、サイズアップ版のMID・BIGや他ブランドとのコラボモデルなど、2023年10月現在で同シリーズのアイテムは10種類以上が販売されてきました。
とんがり屋根がおしゃれで、キャンパー憧れのテントの1つでもありますが、床面は五角形のような形状のため、ギアをどのように配置しようか迷っている人も多いのではないでしょうか?今回は、2人のキャンパーに取材し、サーカスTCの賢い間取りを教えてもらいました。
【間取りFile.1】雨でも快適!絶景を楽しむためのこだわりレイアウト@km3.horizontal.graysさん
はじめに紹介するのは、主にソロキャンプを楽しむkm3.horizontal.graysさんの間取り。アウトドアショップで出会った「サーカスTC BIG」に一目惚れし、購入したのだそう。ソロながら荷物が多いというkm3.horizontal.graysさん。お気に入りのギアを妥協せずレイアウトしても、ゆったりと過ごせる大きさが気に入っています。
km3.horizontal.graysさんの間取りを拝見!
■km3.horizontal.graysさんの使用ギアリスト
- WAQ 2WAYフォールディングコット
- アイアン工房 アイアンテーブル
- キッチンカウンター(木製/自作)
- ミンテージ ウォータージャグ
- ヘリノックス タクティカルチェアII
- ダルトン アルミコンテナ
- ダルトン アルミコンテナ
- サンゾクマウンテン ランタンハンガー「ショック」
- スノーピーク 焚き火台
- 焚き火台ハンガー(自作)
- バンドッグ ロースタイルチェア
- 尾上製作所 アイアンテーブル
- サイドテーブル(木製/自作)
- クイックキャンプ 焚き火陣幕 焔 -homura-
- ヒャド クーラーボックス 47R
- オレゴニアンキャンパー ポップアップ トラッシュボックス R2
キッチンカウンターやコット、コンテナなどの大型ギアは、サーカスTCの壁沿いに配置。テント外に焚き火台とアイアンテーブル、そしてバンドックの「ロースタイルチェア」を置き、景色を見ながら焚き火とじっくり向き合えるスタイルです。自作のギアを多く使っているのもポイント!ウッドとアイアンのアイテムたちがバランスよく合わさり、シャープながらどこか抜け感のある雰囲気を演出しています。
テント越しに絶景が見られるようにレイアウト!
km3.horizontal.graysさんのこだわりは、テント越しに富士山などの景色が見られるように配置している点。絶景を堪能しながら料理の仕込みなどをしています。キャンプ中の単調な作業も、景色を楽しみながら行えばより味わい深いものに。夜はコットに寝転びながら、星空が眺められたら最高!
サーカスTCなどのワンポールテントで気になるのが、幕内に雨が多少入り込んでしまうこと。そのため、濡らしたくないコットやキッチンカウンターなどを奥の方に配置しているのも工夫の1つ。こうすることで、雨が降ってもテント内で快適に過ごせます。
焚き火台がある正面とは反対側の出入り口付近の配置にもこだわりがあります。こちらを開放した際に、キッチンカウンター越しにも景色が見られるようにするという徹底ぶり。2カ所の出入り口のどちらかを開放するかで見える景色が変えられるのも、サーカスTCならではの楽しみ方です。
3カ所のランタンでサイト全体がムーディーに!
ワイルドな佇まいのサンゾクマウンテンのランタンハンガー「ショック」は、km3.horizontal.graysさんお気に入りのアイテム。異なる高さでオイルランタンを複数つるし、ロマンチックな雰囲気をつくり出しています。約170cmと長いランタンハンガーも余裕でテント内に入れられるのは、高さのあるワンポールテントならでは。
km3.horizontal.graysさんは、テント内外の3カ所にランタンハンガーを設置することで、サイト全体をまんべんなく明るく照らしています。オイルランタン特有の温かみのある灯りが、どこかかわいらしさのある風合いのTC素材と絶妙にマッチ!
とことん男前な焚き火まわり
テント表の出入り口前に焚き火コーナーをつくり、焚き火台とチェア、両サイドにそれぞれ木製とアイアンテーブルを配置。クイックキャンプ「焚き火陣幕 焔 -homura-」は風防の役割だけでなく、立てることでプライベート空間を確保できます。
ゆったりとしたサイズ感と高さを生かし、趣のあるオイルランタンや唯一無二の自作ギアを散りばめていたkm3.horizontal.graysさん。テント越しに絶景を楽しむための、計算し尽くされた配置も参考になったのではないでしょうか。今後は「小川張りなど、さまざまな張り方を試してみたい」と教えてくれました!
【間取りFile.2】専用タープとの併用でスペースを拡張!@soto_takaさん
次に紹介するのが、キャンプ歴30年という超ベテランキャンパー・soto_takaさんのレイアウト。これまで9つものテントを使ってきましたが、10年前にソロキャンプを始め、すばやく設営できるテントを求めて「サーカスTC」を購入したそうです。現在は、サーカスTCを含めて5つのテントを使い分け。サーカスTCは素早く設営したいときに重宝しているのだとか。
soto_takaさんの間取りを拝見!
■soto_takaさんの使用ギアリスト
- ネイチャーハイク 折り畳みベッド(コット)
- アイアン工房 アイアンレッグ
- フジカ・ハイペット
- イエティ ロードアウトゴーボックス
- ワットノット 収納コンテナ
- ダルトン アルミコンテナM
- オレゴニアンキャンパー ポップアップ トラッシュボックス
- ポストジェネラル ヘビーデューティーバスケット
- ヘリノックス タクティカルサンセットチェア
- アイアン工房 アイアンテーブル
- スタンレー ウォータージャグ 7.5L
- イエティ ロードアウトバケツ
- ハンティングチェア(自作)
- 薪台(自作)
- トウキョウクラフト マクライト 焚き火台
- トウキョウクラフト ヒートリフレクター
- 熱田野営具店 シルス 280TC
soto_takaさんは、サーカスTC専用タープ「シルス 280TC」を組み合わせて使うことが多いのだそう。同じTC素材を使用しているため、違和感なくなじむだけでなく、スムーズに設営できるのが魅力。 シルス280 TCを使うことで、適度な日陰ができるのもポイントだと教えてくれました。
さらに、テント外に置いたトウキョウクラフトの「ヒートリフレクター」など、焚き火まわりのブラックギアとも相性抜群!細々としたギアがテントやタープの下に収まることで、ごちゃついた感じが抑えられ、サイト全体がスッキリとした印象になります。
大物を壁に沿わせることでスペース確保
五角形という形状を生かし、それぞれの面にコットやウッドラック(テーブル)、アルミコンテナを配置。壁に沿わせることでデッドスペースを極力減らし、広々とした空間を確保しています。soto_takaさんは薪ストーブを使用しているということで、安全のためにストーブの周辺に十分なスペースがとれるのもグッド!
「コックピットスタイル」で座ったまま物が取れる
間取りのこだわりは「コックピットスタイル」。アイアンテーブルとチェアの周りに、ウォータージャグやダストボックス、薪台などのギアがずらり。まるで飛行機の操縦席のように座りながら作業ができたり、あまり動かずに必要なモノが取れるというわけです。
サーカスTCに合わせ、ギアはタンカラーで統一しているそう。サイトにまとまりができ、おしゃれでミニマルな印象に!
お気に入りのギアを自分流にカスタマイズ!
間取りの中で、気になるモノを発見!これは、ポストジェネラルの「ヘビーデューティーバスケット」を、soto_takaさんが自分でカスタマイズしたもの。天板と脚、ショルダーストラップをつけ、保冷バッグをイン!
食品を入れるのに使っているそうで、ショルダーストラップがついたことで持ち運びしやすくなっています。チェアの横に置いておけば、ランタンやお酒、スピーカーなど、ちょっとしたモノを置いておくのに重宝しそう!
サーカスTCの前に置かれたイエティの「ロードアウトバケツ」は、もともとキンドリングクラッカーを入れるために購入したもの。現在は焚き火まわりのギアと、テント設営用のペグを入れています。たっぷりギアが入るのはもちろん、ちょっとしたモノを置くテーブルやイスとしても使えるのも気に入っているポイント!
およそ30年というキャンプ歴の末、ソロキャンプの相棒にサーカスTCを選んだsoto_takaさん。自分好みにカスタマイズしたギアに囲まれながら、ひたすらのんびり過ごせる間取りが印象的でした。今後も「シルス 280TC」との組み合わせで、開放感のあるレイアウトを楽しみたいそうです。
次回も話題のテントをテーマにこだわりのレイアウトをお届け!
キャンパーごとのこだわりが散りばめられたキャンプサイトがのぞける本企画。キャンプをより快適にしたり、テント内をおしゃれに彩ったりするアイデアが詰まっているので、ぜひ参考にしてみてください!
「キャンプサイト間取り拝見!」は毎月更新予定。本記事でこだわりのレイアウトを紹介してほしいという人は、ぜひインスタグラムで「#サイト間取り拝見」のタグを付けて投稿してくださいね。
今回紹介したアイテム
商品画像 | |||||||||||
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商品名 | テンマクデザイン サーカスTC | バンドック ロースタイルチェア | WAQ 2WAY フォールディングコット | サンゾクマウンテン ランタンハンガー ショック | デイツ ハリケーンランタン D80 | クイックキャンプ 焚き火陣幕 焔 -homura- | トウキョウクラフト ヒートリフレクター | ヘリノックス タクティカルサンセットチェア | スタンレー ウォータージャグ7.5L | ポストジェネラル ヘビーデューティーバスケット | イエティ ロードアウトバケツ |
商品リンク | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Yahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見る公式サイトで見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る |
キャンプサイト間取り拝見!
キャンプ場にいると、ほかのキャンパーがどんなギアをどんなふうに配置しているのか、ついつい気になってしまいませんか?「キャンプサイト間取り拝見!」は、毎回人気テントの「思わず真似したくなるサイトレイアウト」をピックアップ。インスタグラムで見つけたこだわりレイアウトやギアを、間取り図とあわせて紹介します!