キーンのレディースサンダル11選!人気でかわいい&おすすめ定番アイテムを紹介
【徹底レビュー】KEEN(キーン)のニューポート!使用感やニューポートH2との違いをチェック
2024.06.28ファッション
2003年に誕生して以来、世界中で愛され続けているサンダル、「KEEN(キーン)」の「ニューポート」。この記事では、水陸両用モデル「ニューポートH2」との違いも含め、その使用感やサイズ感などを、実際に履いてレビューします。
制作者
遠藤匠
ファッションも遊びも、モノやヒトから入るタイプのフリーランスライター。ボルダリングに挑戦するもあまりの才能のなさに絶望して挫折した苦い思いでありながら、ヨセミテのキャンプ4でのキャンプ経験があるのが唯一の自慢。フィットネスにハマったのをいいことに、身体を作ってからボルダリングのリベンジに挑むことを画策している。
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もくじ
KEENの定番シューズ・ニューポートの特徴は?
キーンの「ニューポート」は、創業者のローリー・ファーストが抱いた“サンダルは、つま先を守ることができるのだろうか?”という疑問をきっかけに開発されたハイブリッドサンダル。つま先を守るトゥ・プロテクションを搭載した設計が特徴的で、地面に凹凸のある岩場や不整地も安心して歩けます。靴紐代わりのバンジーシューレースでフィット感を高められるため、街でもアウトドアでも使い勝手が抜群。
なお、「ニューポート」はメンズ限定モデルですが、そのアップデート版である「ニューポートH2」には、メンズ・ウィメンズ両方のモデルがラインナップされています。
ニューポートとニューポートH2の違いは?
[写真左]ニューポート [写真右]ニューポートH2
「ニューポート」は、つま先にプロテクション機能を搭載したハイブリッドサンダル。これをベースに、アウトドア向けのスペックを強化したモデルが「ニューポートH2」です。
「ニューポート」のアッパーは丈夫で経年変化を楽しめるヌバックレザーなのに対し、「ニューポートH2」は速乾性に優れ、水や汚れに強いポリエステル素材を採用しています。
アウトソールは双方とも、レーザーサイピングを施してグリップを強化した全方向対応型TPRアウトソールを採用しており、濡れた岩場などもしっかりとらえて歩けます。
ニューポート、ニューポートH2の選び方
キャンプや街履きがメインの人は「ニューポート」
川辺やビーチで履きたい人は「ニューポートH2」
徹底レビュー!ニューポートの履き心地や機能性など
ここからは、「ニューポート」を実際に履いて、サイズ感や歩きやすさに加え、蒸れにくさ、滑りにくさといった機能面をチェック。良い点だけでなく、注意点も含めてレビューします。
【サイズ感】タイトな設計なので1cmアップがおすすめ
「ニューポート」のサイズについて、メーカー公式は0.5cm大きめを選ぶことを推奨しています。実際、普段は27cmか27.5cmのスニーカー(Nike エアフォースワンの場合は27cm)を履いている筆者が、27cmの「ニューポート」を履いてみたところ、足幅にキツさを感じ、つま先のゆとりもほとんどない状態でした。
靴下を着用して履いてみると、隙間から靴下がはみ出るほど全体的にキツく、不恰好な状態に。靴下を着用して履く場合は、1cm大きめを選ぶのが得策です。バンジーシューレースでフィット感を調整できるので、素足履きがメインでも1cm大きめで問題ないでしょう。
【履き心地】脱ぎ履きに慣れが必要ながら、フィット感は抜群
バンジーシューレースで、フィット感を簡単に調整できるのがうれしいポイント。ただ、「ニューポート」は歩きやすさに重点を置いて設計されているため、同じくキーンのハイブリッドサンダルである「ウィスパー」よりもホールド感が高めです。脱ぎ履きする際、履き口がタイトに感じることもあります。
アッパーとヒールに付いたプルストラップに指を引っ掛けてぐいっと足入れできるのですが、この動作には少々慣れが必要となる可能性も。また、両手が塞がっている状態では脱ぎ履きしにくいかもしれません。
一方、こうした設計のおかけでたしかなフィット感を得られる点は魅力的。足全体に無駄なゆとりなくフィットするので、足さばきは非常に軽快です。バンジーシューレースを少しゆるめれば、甲高な筆者の足でも窮屈さを感じませんでした。
「ニューポートH2」のフィット感に関しても、「ニューポート」とほぼ変わらない印象。「ニューポート」はアッパーがレザーなので伸びやすそうに見えますが、ライニングは「ニューポートH2」と同じポリエステル製のため、伸び縮みの幅にも違いはありませんでした。
足がきつい、痛い場合はどうする?
「ニューポート」にキツさを感じる場合は、厚手の靴下を2枚履いた状態で何回か履くことで少しキツさを軽減できます。ただし、ポリエステル製ウェビングベルトの伸び幅はそれほど大きくないので、履き続けてもさほど変わらない可能性も。
できれば購入前に試着をするのがおすすめです。KEEN公式オンラインストアで購入したものは購入後30日以内であれば着払いで返品できるので、サイズが合わない場合は検討してみてください。
詳細はこちら:KEEN
【歩きやすさ】不安定な場所もスニーカー感覚で軽快に歩ける
「ニューポート」シリーズは足全体へのフィット感を高める設計だけでなく、土踏まずが沈み込まないアーチサポート型のフットベッド(インソール)を採用。サンダルというよりもスニーカーのような歩きやすさで、甲部に無駄な遊びがない分、安定して歩けます。
加えて、トゥ・プロテクションによってつま先が守られているので、岩場などでも安心。傾斜のある道を歩く際は、このトゥ・プロテクションがつま先の支点になるので、ぐいぐいと力強い足運びで歩けました。
「ニューポート」の口コミの中には、サンダルとしては重く感じるという声があります。ただ、スニーカーのように安心感のあるサンダルと考えればさほど気にする必要はなく、むしろほどよい重さが安定感につながっている印象があります。
【蒸れにくさ】靴底もアッパー内部も速乾素材で快適
フットベッドやライニングには、速乾性に優れる素材を採用
「ニューポート」シリーズが採用する立体成型のフットベッドは、速乾性に優れるEVA製。さらに、ライニングはクイックドライのポリエステル素材で、甲部のストラップも空気が通りやすい設計です。
炎天下で30分ほど履いても蒸れを感じることはなく、足裏がジトッと湿る感覚もありませんでした。天然原料による抗菌防臭加工が施されているので、においを軽減する効果も期待できます。
【防水性・滑りにくさ】水辺の岩でもしっかり歩ける
「ニューポート」の甲部には、シリコン液を浸透させて撥水性を高めたウォータープルーフヌバックレザーを採用しています。水辺を歩いた際、水に濡れてもしっかり弾いている様子を確認できました。
ただし、完全撥水ではないので多少染み込んだり、経年劣化とともに撥水性が落ちたりする可能性があります。水辺や水中で履くことが多い場合は、アッパーに速乾性のあるポリエステルを採用した「ニューポートH2」を選ぶのが賢明でしょう。
「ニューポート」と「ニューポートH2」のアウトソールには、レーザーサイピングと呼ばれる細かい切れ込みが施されています。これによってグリップ力が高まり、傾斜のある場所でもしっかりと地面をとらえて歩けました。
加えて、アウトソールは接地面から水を押し出せる設計であることも特徴的。実際、水辺や水に濡れた岩の上でもしっかりとグリップしながら歩けました。
サンダルの快適さとスニーカーの歩きやすさを両得
「ニューポート」と「ニューポートH2」に共通する魅力は、サンダルでありながらスニーカー感覚で軽快に歩ける機動力の高さです。足全体を包み込むようなフィット感に加え、衝撃を心地良く吸収し推進力に変えてくれるEVA素材のフットベッドのおかげもあって、キビキビと軽快な足取りで歩けました。
さらに特筆すべきなのは、トゥ・プロテクションによるつま先の保護効果。風通しの良さや蒸れにくさを持ちながら、どこでも安心して歩ける安全性の高さは大きな魅力です。一度体感すると、普通のサンダルに後戻りできなくなりそう!
KEEN ニューポートの注意点、よくある疑問
ここからは「ニューポート」シリーズを選ぶ際の注意点や、よくある質問に対する答えを紹介します。
においが気になる場合の対処法は?
素足で一定期間着用していると気になるのが、汗によるにおい。型崩れや傷みの原因となるので高い頻度では避けるべきですが、重曹を溶かした水(水250mLに対して大さじ1杯)で汚れを洗い流しましょう。洗い終えたら、タオルで水気を拭き取ってから、風通しの良い場所で自然乾燥させます。
水洗いはできる?
「ニューポート」の甲部のヌバックには撥水加工が施されていますが、経年劣化などで撥水性が落ちてくると、型崩れしたり、傷みやすくなったりする可能性があります。メーカーが推奨しているのは、普段のお手入れでは水洗いをなるべく避け、濡らして固く絞ったタオルで全体を拭き取る方法です。
汚れを拭き取ったら形を整え、風通しの良い場所で乾かします。ヌバックをこまめにブラッシングすることも長持ちさせる秘訣。アウトソールの汚れは濡れタオルで拭き取り、落ちにくい部分汚れは消しゴムを使って落とす方法がおすすめです。
一方、「ニューポートH2」のポリエステルアッパーは「ニューポート」ほど繊細ではないので、水洗いが可能。表面についた泥や砂などを落とし、重曹を溶かした水(水250mLに対して大さじ1杯)で汚れを洗い流します。
落ちにくい汚れの場合は、2〜3時間ほど漬け置きしてから、こすり洗いします。洗い終えたらタオルでしっかり水気を拭き取り、風通しの良いところで陰干ししましょう。
バンジーシューレースが切れたらどうすれば良い?
キーンの多くの製品には予備のバンジーシューレースが付属しており、万が一切れてしまった場合は、これに交換することが可能です。
進化を続ける定番の1足
サンダルとスニーカーの良いとこ取りに加え、カラーバリエーションが豊富なのも「ニューポート」シリーズの魅力です。カラフルで遊び心を感じる配色も多いので、気分を盛り上げる一足として活躍してくれるに違いありません。多彩なシーンで活躍できるサンダルを探しているなら、履いてみる価値大の一足といえるでしょう。
今回紹介したアイテム
商品画像 | ||||
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