ワークマンの「パラフィン帆布シリーズ」で収納革命！？薪もペグも何でもこい！

「シンデレラフィット」とは、本来別々の用途で作られた道具が、偶然にもぴったりフィットすること。童話「シンデレラ」のガラスの靴が由来です。 自宅の収納で注目されることが多いシンデレラフィットですが、実はキャンプギアでもピッタリ気持ちよくハマる組み合わせが多発しています。愛用のギアたちを眺めている時に、直感のまま重ねてみたらフィットしたり、さまざまなギアの組み合わせを試行錯誤の末、ようやく至高のコンビに辿り着いたり…。 そんなシンデレラフィットの魅力をひも解くべく、毎月15日に配信している連載企画「奇跡のシンデレラフィット選手権」。インスタグラムで「#シンデレラフィット」とタグの付いた投稿の中から、思わずマネしたくなるキャンプギアの組み合わせを紹介します。

作業着や安全靴など、名前のとおりワークウェアで広く知られるワークマン。近年は、その高い技術とノウハウを活かし、アウトドア向けの商品も豊富に展開しています。アウトドアブランドの製品にも全く引けを取らないデザイン性と耐久性を兼ね備えながらも、圧倒的な低価格を実現しているのが、多くのキャンパーから支持される理由。 今回は、そんなワークマンギアを巧みに使いこなすキャンパーにインタビュー。汎用性の高さが光る、シンデレラフィットな活用術を紹介します。

パラフィン：石油から分離された「蠟(ろう)」のこと。水をはじく性質を持つ。 帆布：木綿や麻の太い糸を平織りにした厚地の布。強度が高く、通気性に優れている。 生地にパラフィンを染み込ませて撥水効果をもたせることをパラフィン加工と言い、パラフィン加工を施した帆布を「パラフィン帆布」と呼びます。白い線が浮き出てくる白化現象など、風合いの豊かな変化を楽しめるのが特徴。使えば使うほど愛着がわくこと間違いなしです。

ワークマンは、パラフィン帆布を用いた収納バッグやフィールドシートをお手頃価格で展開しています。耐久性と防水性、さらに渋みのある見た目も手伝い、キャンパーから熱い視線が送られているパラフィン帆布シリーズ。使用の自由度も高く、ユーザーそれぞれが個性豊かな活用法を実践しています。 さっそく、パラフィン帆布が織りなすシンデレラフィットの数々を見ていきましょう！

長年愛用しているコールマン・バーベキューコンロの収納袋が傷んできたため、買い換えを検討していた＠hamabouzuさん。「ワークマンにちょうど良いサイズの収納袋がある」と聞きつけ購入したのが、この「パラフィン帆布ラージトート」でした。 箱のままでも、中身だけでもジャストフィットなサイズ感。ロストルがバッグの中で外れることもありません。頑丈な帆布ゆえ、重いコンロも安心して持ち運べます。フルクローズ仕様の純正バッグに対し、こちらは上面にファスナーがないため、中身の飛び出しには十分注意しましょう。

ワークマンから「パラフィン帆布トート」が発売されるという情報をキャッチした＠b.a.s.s._camp_in__ibarakiさん。汚れても気にならない低価格帯の薪バッグを探していたため、「絶対欲しい！」と発売日当日に購入したんだとか！

パラフィン帆布トートはラージ・ミディアム・スモールの3サイズ展開ですが、＠b.a.s.s._camp_in__ibarakiさんはなんと3サイズとも所持。小さな焚き火台の時はスモール、少し寒くなり、焚き火を長く楽しみたい時はミディアム、厳冬期や、ガンガン燃やしたいときはラージというように、薪の量に合わせてサイズを使い分けているんだとか。「広葉樹と針葉樹など、薪の種類ごとに分けても良いですね」とすすめてくれました。

ラージトートには40cmの薪が横向きで2束ほど入ります。薪を使い切った後は、汚れた焚き火台やスキレット、鉄板などを入れてひとまとめに持ち帰れるのもうれしいポイント。 　 パラフィン素材は火がつくと勢いよく燃えるため、焚き火の近くには置くのは厳禁です。また完全防水では無く、湿った地面に置くと下部の薪が濡れてしまう可能性があるため注意しましょう。

ワークマンで作業着を買い物中、たまたま「パラフィン帆布スクエアトート」を目にした＠pcn.baseさん。値段とサイズがちょうど良いと感じ購入したところ、愛用しているSOOMLOOMの30cm鍛造ペグとYOGOTOのペグハンマーが見事にシンデレラフィットしました。

リーズナブルな価格設定ながら頑丈なつくりで、手荒にガシガシ使っても破れる心配はありません。「色も複数展開されているため、自分のキャンプスタイルに合わせて試してみてください」と話してくれました。

＠tutomu_takayamaさんが「ワークマン＋」の店内で一目惚れしたのが、「パラフィン帆布スクエアショルダー」です。一流メーカーの商品より圧倒的に安いにもかかわらず、アウトドアに適したしっかりとした素材を使っていることに心を掴まれました。 ファスナーで開閉するスクエアトートと異なり、バックル2つで蓋をする仕様。ショルダー付きのため、チェアなどに取り付けて収納袋として活用することもできます。こちらもスクエアトートと同じく、ペグやファイヤースターターがシンデレラフィット。＠tutomu_takayamaさんは、RIVEROCKのペグハンマーを収納しています。車に入れてもかさばらず、使用時以外は小さく折りたためるのもイチオシポイント。

「購入した方はぜひ試して欲しい」と教えてくれたのが、自作の底板。300mm×120mmのプラスチック板を作り底にはめると、弱点であったバッグ全体の不安定さが解消されます。

続いて紹介するのは、同じくパラフィン素材を用いたコスパ抜群なフィールドシート。炎幕TC DXを使い始めたことをきっかけに、無骨感のあるギアを集めるようになった＠y.og08さんは、それまでのレジャーシートに代わるかっこいいシートを探していました。そんな時発売されたのが、この「パラフィン帆布ロングフィールドシート」です。 事前調べの甲斐もあり、炎幕TC DXのメッシュインナーにぴったりのサイズ感。左右の端を数cm立ち上げる必要があるものの、奥行きは完全にシンデレラフィットです。厚みがあり、地面の小石なども気にならない一方で、小さく折りたたんで収納でき、持ち運びがらくらく。そしてイチオシは何と言っても、渋くて味のあるそのルックス。パラフィン帆布の無骨な雰囲気がパップテントにマッチしています。 断熱性はないため、冷たさが気になる方は他の素材のシートを重ねて敷きましょう。オリーブとベージュの2色展開なので、テントやギアの色に合わせて選んでみてください。

最後に紹介するのは、「耐熱アルミテーブル」のアレンジ活用術。「飲み物とちょっとした食事を乗せられる小さなテーブルが欲しい」というニーズに合わせて開発された約390gのコンパクトなテーブルで、ソロキャンパーを中心に重宝されています。

鍋焼きうどんを作ったものの、アツアツの器を置くには耐熱アルミテーブルの高さが足りないと悩んでいた＠takezooooさん。オットマンとして使っていたフォールディングチェアと思いつきで合体させてみたところ、シンデレラフィットすることを発見しました。 オットマン、ローテーブル、少し高めのサイドテーブルとして、用途に応じた3wayの使い方ができるのが便利。どちらもコンパクトになるので、一軍ギアとして毎回使っているんだとか！ ピッタリはまっているとはいえ何も固定がされてないので、安定性の確保が改善ポイントです。

今回紹介した「パラフィン帆布シリーズ」と「耐熱アルミテーブル」は、ワークマンの名作アイテムの中のほんの一部です。ワークマンのキャンプギアと手持ちのギアを組み合わせることでどんな化学反応が起こるのか、皆さんも挑戦してみてください。 次回の「奇跡のシンデレラフィット選手権」は、2023年1月15日(日)に配信予定。とっておきのアイデアを思いついたら、ぜひインスタグラムで「#シンデレラフィット」のタグをつけて教えてください！