BABACHO 多喜火鉈 ステンレスナイフ型
「多喜火鉈」待望の新作は、包丁感覚で扱えるステンレスナイフ型!
2022.11.16キャンプ用品
キャンプでの薪割りに特化した小型のナタ「多喜火鉈」シリーズに、待望の新作が登場しました。「片手で扱いやすい小型サイズ」「耐久性に優れたフルタング仕様」「金属とウォールナットの組み合わせ」という従来品の魅力はそのままに、素材に錆びにくいステンレスを採用。日常使い慣れている和包丁のような先細りの形状もあいまって、より初心者にも親しみやすい仕上がりとなっています。意外なものから着想を得たアイデアなど、開発の裏話を聞きました!
制作者
hinataストア
hinataスタッフが厳選したアウトドアギアを紹介!
hinataストア公式サイト→https://hinatastore.jp/
hinataストア公式インスタグラムアカウント→@hinatastore_official
新商品・再入荷情報などインスタグラムで配信中♩ぜひフォローしてください!
もっと見る
キャンパーから絶大な信頼を集める「BABACHO」多喜火鉈シリーズ
ものづくりの街・燕三条の技術力と、開発者のキャンプ愛が詰まったオリジナルブランド
BABACHOはじまりの製品「多喜火鉈」
新潟県燕三条の老舗の金物卸問屋「馬場長金物」が立ち上げたオリジナルブランド「BABACHO」。キャンプ好きだった同社の社長の「キャンプに使い勝手のよいナタが欲しい」という思いで開発されたのが、ブランドを象徴する「多喜火鉈」です。
女性や子どもでも薪割りの作業を楽しめるよう、サイズは一般的なものよりひと回り小さめに。刃が薪にスムーズに食い込む「両刃」仕様と、バトニングでも折れにくい「フルタング」仕様へのこだわりも、金物のプロとして譲れないポイントでした。
兄弟アイテム「多喜火斧」とともに、hinataストアの看板アイテムのひとつに
[左]多喜火斧
[右]多喜火鉈
2020年に発売された多喜火鉈は、発売抜群の使い勝手はもちろん、鋼とウォールナットのコントラストが際立つデザイン性の高さでも話題に。hinataの運営するオンラインストア「hinataストア」でも1カ月で400本販売するなど、初心者から目の肥えたキャンパーまで、幅広く注目されました。
2021年4月にはシリーズ第二弾「多喜火斧」もリリース。刃先をたたける手斧という、「ありそうでなかった」絶妙なラインを突いたギアとして、ナタと同様に多くのファンを生み出すことに成功。
新作「ステンレスナイフ型」が仲間入り!
デザイン・素材には多喜火鉈ユーザーの声を反映
そんな多喜火鉈シリーズに、2022年11月、「ステンレスナイフ型」が加わりました。前作のオノの発売から1年以上、ファンが待ち望んだ新作は、既存の2アイテムとは雰囲気の異なるシルバーの刃が印象的。商品名のとおり素材にステンレスが使われているのが特徴で、鋼を使った従来品よりも錆びにくくなっています。形も一見ナタには見えない、先端の尖った和包丁のような風貌。
開発者である馬場長金物の馬場社長によると、「扱いやすいステンレスを使った商品の構想は、第一作のナタを発売した直後からあった」そう。
日頃使い慣れている包丁のように、食材を切るのにも使いやすい形状
「薪割りを作業ではなく、キャンプの楽しみのひとつに」という思いから、取りまわしやすい小さめサイズで作られた多喜火鉈シリーズの製品。しかしふたを開けてみると、そのサイズ感ゆえに、薪割り用としてだけでなく、キッチンナイフとしても使うキャンパーが多くいたのでした。
そんなユーザーの実態を参考に、BABACHOらしさを追求して改良を重ね、たどり着いた答えがこちらの新作。錆びにくく手入れも簡単なステンレスは食材を切るのにも最適。日常で使い慣れている和包丁のような形状もあいまって、いわゆる「ナタ」に慣れていない初心者も扱いやすい一品となっています。
等身の3本ラインは気持ちよく薪を割る目印
もうひとつの大きな特徴は、刀身に入った3本の縦ライン。割りたい薪の中央にいずれかのラインを合わせ、それをガイドに、上から薪でたたくことでスムーズにバトニングができる仕様です。
線と線の間隔は2cm。薪の幅を両端の線に合わせると、焚き火に一番ちょうどいい4cm幅の薪が作れます。半分の2cm幅にすると、焚き付け用のフェザースティックにぴったりなサイズ感に。
「刀身にバトニング用の目印をつける」というのも、キャンプ専用に開発された多喜火鉈シリーズならではの発想。1作目の多喜火鉈を使ってバトニングをする際、誤って柄の方をたたき、木製のハンドルを割ってしまうユーザーが続出したことから考案されました。
ガイドラインのヒントは、まさかの「文房具」に
「割れてしまったハンドルの修理自体はすぐにできますが、ウォールナット製のハンドルはBABACHOのアイデンティティでもありますし、せっかくなら長く使っていただきたい。どうにか正しくバトニングができるような製品を作って、ハンドル割れのトラブルをなくしたい…と考えたわけです」と語るのは、馬場長金物・馬場社長。
そんな時にネットでたまたま目にしたのが、とある文具コンテスト。機能やデザインの秀でたステーショナリーたちを眺め、目に留まったのは、直線が引けるように均等にガイド線の入った定規でした。
「これだ、と思いましたね(笑)。正しい位置がわかるように、たたく場所に目印をつければいいんだと。試作を何度も重ね、一番いい幅を探りながらようやく完成しました」(馬場社長)。
専用の革ケース付きで、持ち出したくなる相棒に
「多喜火鉈 ステンレスナイフ型」は専用の牛側ケース付きで13,200円(税込)。小さな子どもが誤って刃に触らないよう、安全に保管・持ち運びができます。全長273mmと、ギアケースに入れて持ち運びやすいサイズ感。現在、hinataストアで販売中です。
【基本情報】
商品名:多喜火鉈 ステンレスナイフ型
サイズ:
[全長]約273mm
[刃渡]約133mm
[板厚]4mm
素材:
[刀身、リベット]ステンレススチール
[ケース]牛革
重さ:約246g(革ケース含む)