子どもと一緒に学べる着火剤!?動物のうんちを使った「アニマル・ライター」にキリン登場!
2021.11.17キャンプ用品
東京・八王子発のガレージ系アウトドアブランドMAAGZ(マーグズ)から、動物の糞を使った着火剤「アニマル ライター」に新ラインナップが登場。今回セレクトされたのは、キリンです。2021年夏に初めてリリースされた牛に続く第2弾。においはほとんどないように加工され、子どもが大好きな「うんち」を切り口に、親子で自然の循環について考えるきっかけになる着火剤です。
制作者
石原空子
今は2人の子どもを連れ、友人ファミリーとのグループキャンプがメイン。そろそろソロデビューをしたいと思い、着々と準備中です。焚火を使ったダッチオーブンを使った料理に挑戦中です。
Instagramアカウント:@takakoumino
もっと見る
うんち着火剤の好評第2弾はキリン!
動物の糞を原料にした着火剤と聞くと、「本当につくの?」「においは?」と気になるところ。MAAGZによると、インドでは日常的に自分たちが飼っている牛の糞を乾燥させて燃料をつくり、炊事に利用している地域もたくさんあります。アニマル ライターも、牛の乾燥糞からヒントを得たアイテム。
第1弾の牛が好評だったことを受け、第2弾としてキリンがリリースされました。
長崎の動植物園からうんち調達!
キャンプ好きへのギフトにも
出典:PIXTA
キリンの糞は、長崎県にある動植物園「長崎バイオパーク」で暮らす動物たちのもの。干し草や野菜を主食としているので、肉食動物に比べ、嫌な匂いがしないのが特徴です。
専用の窯の中で加熱処理後、プレス機で高圧縮し、ペレット状に成形。ベタベタするようなこともなく衛生的です。かわいらしい動物のイラストをあしらったパッケージはシックでおしゃれ。キャンプ好きの方へのギフトにもぴったりです。
MAAGZのうんちの着火剤「アニマル ライター」は、火つきをよくするために間伐材の木材のチップも混ぜ、通常であれば廃棄されてしまう細かな木屑を活用しています。
使い方は通常の固形着火剤と同じ!
使い方は、通常の着火剤と同じで問題ありません。着火剤の上に空気が通るように木や薪を置き、ライターやマッチで火を付けます。小で約6分、大で約10分燃焼し続けますので、着火したい薪などのサイズによって使い分けられます。
次はラマバージョン!?
シリーズは今後、 ラマや バク、 レッサーパンダのバージョンも製作予定。 動物によって異なる匂いや色、質感が楽しめるようになります。
自然への恩返し
アニマル ライターは、MAAGZの「アウトドアに関係するブランドとしてだけでなく、普段から自然の中に身を置いてキャンプを楽しむ者として、恩返しできるものを作りたい」という思いから開発されました。「自然との循環」をコンセプトに、認知度が高まっている国連の持続可能な開発目標(SDGs)の考え方にも通じる取り組みに挑戦しています。
着火剤の売り上げの一部は、野生動物の保護活動に役立てられる徹底ぶり。同じ地球で暮らす動物たちに思いを馳せてほしいという思いを込めながら、材料の配合からパッケージまで、一つ一つ手作業で行われています。
基本情報
商品名:ANIMAL LIGHTER(アニマル ライター) / うんちの着火剤 Sサイズ / Mサイズ
サイズ:高さ8.3cm×直径3.6cm 7個入 / 高さ11.3cm×直径5cm 10個入
原材料:草食動物のうんち(キリン)、木屑(檜・杉)、パラフィン
燃焼時間:約6分 / 約10分
価格:900円 / 1,210円(ともに税込)
詳しくはこちら:MAAGZオンラインストア
子どもたちと一緒に使ってみたいアイテム!
「うんち」は、子どもならニヤニヤとしながら連呼し、興味を持つパワーワード。アニマル ライターを切り口に、その動物のことや、乾燥糞燃料を使っている国の話などをしながら、焚き火を楽しむのがおすすめです。動物たちとの共生や自然環境の保全は、子どもたちと取り組んでいかなければならない課題。アウトドア体験を通じ、将来を担う子どもたちの心に残り、行動につながるキャンプをしてみてはいかがでしょうか。