キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜
雨服

春服と夏服の間に、雨服。雨を楽しむ5つのレインウェア〜メンズ編〜

春が終わり、夏へ向かうところにやってくる雨の季節。毎年のことなのに、いつもこの季節は着るものに迷います。気温的には薄着したいけど、雨には濡れたくないし、できれば傘も持ち歩きたくない。そんな時には、雨に強いアイテムがおすすめ。最近レインウェアは、より機能的に、おしゃれに進化しています。今回は、街やアウトドアのフィールドでシームレスに着られる高機能でかっこいい"雨服"を紹介します。

雨の季節は着るものに悩む

今年の梅雨入りは少し早め

空見る
雨の季節がやってきました。今年は全国的に、梅雨入りが例年より早め。5月中には、ほぼ全土で梅雨に突入しそうです。気温的には夏に向けてだんだん暖かくなっていきますが、雨の日は日差しもなければ、雨で体も濡れて肌寒さを感じる日もしばしば。晴れの日と雨の日の対応の違いで、毎年この時期は着るものに悩みます。

おしゃれを楽しみつつ雨対策できる、アウトドアブランドのレインウェアがおすすめ

レイン素材
梅雨を乗り切るには、雨に強いウェアが必要です。アウトドアブランドのウェア・グッズには、撥水や防水の機能を備えていて、かつおしゃれなアイテムが多数。登山やキャンプに限らず、街着として普段から着やすいデザインのものも増えています。しっかりと雨対策をした上で、見た目もおしゃれにできたら、雨の日も楽しく過ごせること間違いなし。

雨を楽しむための5アイテム

自転車
今回は、雨の日が楽しくなるための、ジャケット、シューズ、コート、パンツ、ハットのメンズ用5アイテムを紹介。どれも街でもアウトドアでも重宝するアイテムばかりです。

1.レインジャケット

アウトドアの定番レインジャケットは、街コーデでも主役に

自転車 押す
1年中通して活躍するレインジャケット。ハードシェルやマウンテンパーカーとも呼ばれ、アウトドアでは定番のアイテムです。今では街で見かけることも珍しくありません。雨の日はフードをかぶって、顔まであるチャックを閉じれば、傘がなくとも上半身が濡れることはありません。 撥水性や防水性だけでなく透湿性のあるものであれば、衣類の内側の水分を外部へ放出しどんな環境でも体をドライに保ちます。
レインウェア 自転車
ジャック・ウルフスキンのジャケット2万4200円(ジャック・ウルフスキン カスタマーサービス)、ウィザードのTシャツ8250円(ティーニー ランチ)、ムーンスターのシューズ9900円(ムーンスター カスターセンター)、その他スタイリスト私物
アノラック型のレインジャケットをメインに、ボトムスには白パンツを合わせ、明るくスポーティな印象に。自転車に乗るときのアウターは、裾がタイヤにかからないように、ショート丈がマストです。突然の雨に、自転車に乗っていて傘がさせなくても、レインジャケットがあれば体を濡らさずに済みます。

「ジャックウルフスキン」の高機能アノラック

マウンテンパーカ
今回モデルが着用しているのは、ドイツのアウトドアブランド「ジャックウルフスキン」のレインジャケット。生地は最新鋭の防水透湿素材「テキサポール2.5レイヤー」を採用し、雨、汗から体を守ります。最新の機能を持ち合わせながらも、形状は昔ながらのアノラック型。切り替えのデザインも80〜90年代のアイテムを彷彿とさせます。レトロなファッションを楽しみつつ、雨対策ができます。

2.レインシューズ

長靴じゃなくても、雨から足を守る

階段 座る
傘をさしていても足元には雨がかかったり、水たまりを踏んだり、雨の日に足が濡れないようにするのは難しいものです。とはいえ、雨の日に毎度長靴を履くのは少々大袈裟。そんな時には、防水素材のシューズがおすすめです。一見他のスニーカーやブーツと同じに見えますが、靴内への浸水を防ぎ、雨の日でも足元を快適に保ちます。
レインシューズ コーデ
バック ナンバーのシャツ3300円、Tシャツ2200円(ともにライトオン)、エフシーイーのパンツ2万4200円(ルート)、サロモンのシューズ1万4300円(サロモン コールセンター)、メイのバッグ1万2980円(スタンレーインターナショナル)、スタイリスト私物
ブルーのチェックシャツと淡いグレーのパンツを合わせ、全体的に淡い色のコーディネートですが、小物をブラックで統一すればメリハリがつきます。雨上がりの翌日、まだ地面が濡れていても靴が防水であれば、足が濡れません。

シンプルなデザインで街でも履きやすい「サロモン」の防水シューズ

サロモン シューズ
「サロモン」はランニングやハイキングのウェア・シューズ、スキーアイテムを作るブランドです。今回の着用モデルは、ゴアテックスを採用し高い防水透湿性を持ったローカットのハイキングシューズ「OUTline Prism GTX(アウトラインプリズムGTX)」。ハイキングシューズですが、オールブラックで、アウトドアウェアだけでなくカジュアルな服にも合う街でも着用しやすいモデルです。

3.レインコート

コートでも、超薄手なら涼しく過ごせる

レインコート
レインウェアとしては定番のコートですが、暑くなってきた中でロング丈のアウターは少し暑苦しいことも。ですがアウトドアウェアに採用される機能素材を使ったコートなら、薄手で軽量。着心地も見た目も、暑苦しさを感じることなく、快適に雨対策できます。
レインコート コーデ
ザ・ノース・フェイスのコート3万800円(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)、Tシャツ6600円、パンツ1万1000円(ともにティーケータケオキクチ)、その他スタイリスト私物
上品なタウン向けコーディネート。インナーのボーダーのカットソーはブラックのスラックスにイン。足元も革靴で、クラシカルな印象にまとまっています。アウターは超薄手のレインコート。インナーのカットソーの柄が透けて見え、ロング丈ながら涼しげな印象です。

ザ・ノース・フェイスの超薄手防水コート

レインコート
モデルが着用するザ・ノース・フェイスの「ライトニングコート」は、独自の防水透湿素材「ハイベント」を使用したタウンユース向けレインコート。しっかりとした防水性能がありながら、中に着るインナーの柄がコートの上から見てもわかるほどの超薄手。非常に軽く、柔らかくて着心地もいい、暑い日でも着やすいコートです。

4.レインパンツ

場所を選ばずはける高機能パンツ

レインパンツ
撥水性、通気性、耐摩耗性など、多くの機能を持つアウトドアパンツ。近頃は場所を選ばずにはけるデザインのものが多数あります。傘をさしていてもつい濡れがちなパンツを雨に強いものに変えるだけで、雨天時の快適性がぐっと向上します。水の侵入防ぐ防水性がある物はもちろん、服の表面で水を弾く撥水性があるだけでも、雨の時には非常に有効です。
レインパンツ コーデ
シャツ3万6300円(ノービット)、ヴァーティゴデザインのパンツ1万5400円(マルベリー)、ヴァンズ ヴォルトのシューズ9900円(ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR)
落ち着いた印象のモノトーンコーデ。アウトドアベストとシャツが一体化したデザイン性の高いシャツを、シンプルな黒パンツで引き立たせています。パンツはアウトドアブランドの100%化繊素材でありながら、化繊特有の光沢が抑えられ、コットンのシャツにも良く合います。

カナダのアウトドアブランド「バーティゴデザイン」のパンツ

レインパンツ
「バーティゴデザイン」はカナダのアウトドアブランドで、アラスカやカナダ北部で活動する登山隊や、そこで生活する人々に支持されるブランドです。モデルが着用するのは「サプレックスナイロン」を使用したパンツ。サプレックスナイロンは、柔軟性、耐摩耗性、通気性がある多くのアウトドアウェアに用いられる素材です。撥水性が高いのも特徴で、雨が多少かかっても全然気になりません。

5.レインハット

レインハットは傘を持たないなら必須のアイテム

キャップ コーデ
最後に紹介するのは帽子。これまで紹介してきた雨に強いアイテムを着て、最後にレインハットを被れば、傘無しでも街を快適に歩けます。防水素材を使用した帽子は、今はハット型だけに限らずさまざまな形があり、レインウェアとしてではなく、ファッションアイテムとしても自然に被れます。
レインキャップ コーデ
スコッチ アンド ソーダのシャツ1万5400円(コロネット)、チャムスのパンツ9680円(チャムス表参道店)、コンバースのシューズ7700円(コンバースインフォメーションセンター)、フォーティーセブン×ナンガのキャップ4950円(ナンガ)、シーのバッグ9130円(リアルワークス)、その他スタイリスト私物
ストライプシャツとデニムにキャップを合わせ、アメリカンカジュアルなコーディネート。全身をブルー系でまとめ、さわやかな印象に仕上がっています。防水仕様のレインキャップでアクティブな雰囲気もプラス。高機能なアイテムも、ベーシックな形のアイテムを選べば、カジュアルなコーディネートの中でも自然に取り入れられます。

ダウンブランド「ナンガ」とキャップブランド「47(フォーティセブン)」による防水キャップ

ナンガ キャップ
キャンパーにとっては言わずと知れたブランド「ナンガ」と、メジャーリーグチームや日本のプロ野球チームに帽子を供給するキャップのブランド「47(フォーティセブン)」のコラボアイテム。ナンガのダウンジャケットや寝袋に採用される独自の防水透湿生地「オーロラテックス」を使っています。やや深めに作られた6パネルのベースボールキャップ。雨の日も頭や顔を降りかかる雨粒から守ります。

高機能な"雨服"で今年の梅雨を乗り切る

レインウェア コート
晴れの日と雨の日どちらが好きか聞かれた時、雨の日と答える人は決して多くないでしょう。天気を変えることはできなくても、ちょっとした工夫次第で雨の日をより良くすることはできます。防水機能や撥水機能を持つウェアを身につけるのは、雨の日を快適に楽しく過ごすための第一歩。ぜひ今年の梅雨は、雨に強い"雨服"を身につけて楽しく乗り切ってください。


あわせて読みたい記事