【2021年新作テント特集】超軽量、高防水…。個性の異なるソロテント5張を紹介〜ソロキャンプ編〜
2021.05.14キャンプ用品
すっかりスタイルとして定着したソロキャンプ。そんな人気に合わせるかのように、今年も多くのメーカーからソロテントが登場しています。今まで日本で展開されていなかった新しいブランドの姿も目立つようになりました。今回は、2021年の新作から、hinata編集部が特長ごとに厳選したおすすめソロテント5張を紹介します。
制作者
近藤みのる
hinata編集部のみのるです!
月2回は必ずキャンプに行くhinata編集部きってのキャンパー!グルキャンと、チャリキャンプが好き。
キャンプギアオタク。新しいもの大好きです!
車→カスタムプロボックス 自転車→オーダーメイド テント→いろいろ
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もくじ
ソロテントの進化が止まらない
2020年の流行語大賞に選出され、その人気はとどまることを知らないソロキャンプ。新型コロナの影響も追い風となり、密を避けたアクティビティとして、さらなる盛り上がりを見せています。この人気に合わせるかのように、ソロキャンプ用のテントが続々とリリースされ、進化を続けています。今回は、hinata編集部が厳選した2021年新作ソロテント5張を紹介します。
▼2021年新作のデュオテントが気になる方はこちら
hinataおすすめ!最新ソロテント5選!
ムラコ初のオレンジ色テントが登場!「RAPIDE X1-2P INTERNATIONAL ORANGE」
最初に紹介するのは、埼玉の金属加工会社から生まれた人気アウトドアメーカー「MURACO(ムラコ)」の山岳用テント。hinataイチオシの「RAPIDE(ラピード) X1-2P」です。今までどのテントもブラックやグレーのカラーで統一されていましたが、新作のラピードには、ムラコ初となるシックなモノトーン以外のカラー、「インターナショナルオレンジ」が採用されています。
インターナショナルオレンジは、少し赤みを帯びたオレンジ色。視認性が高く、遠くからでも判別が可能な色で、東京タワーにも使用されています。山岳環境において、悪天候など視界が悪い状況でも、自分のテントを見つけなければいけないので、山岳テントにとって視認性は重要な機能の1つ。ラピードは山岳に最適化されています。
ラピードは、ソロテントの中でも居住性に優れたテントです。居住性を高める大きな特徴が、左右非対称な形状。人が寝た時に、足元は天井が低く、頭に向かうほど天井が高く空間が広くなります。このことにより、ミニマムな空間でも上半身は動きやすく、テント内でくつろぎやすくなっています。
このテントは設営も簡単。フレームは屋根の部分にクロスさせるフレームと、前室を確保するためにサイドに張り出すリッジポールの2つのみ。
クロスポールをインナーテント床の四隅に差し込み、そのフレームに天井のフックをかけるだけで、インナーテントがほぼ自立します。天井部分にリッジポールを差し込んで天井を広げ、フライシートを被せてペグダウンすれば設営完了。慣れれば5分以内で設営できます。
ラピードは初心者でも扱いやすく、本格的な登山でも十分な機能を持ち合わせた、バランスの良いテントです。
詳細はこちら:RAPIDE X1-2P INTERNATIONAL ORANGEを見る
シートゥサミットのテントが日本初上陸!「アルトTR2プラス」
キャンプ用のマットや寝袋など、スリーピングギアに定評のあるアウトドアブランド「SEA TO SUMMIT(シートゥサミット)」がテントをリリース。日本に初上陸しました。 2人が寝られるサイズで1,565gと軽量ながら、独自のポール構造で広い上部空間と高い換気性能を実現し、高い居住性と多彩な使い道を持つテントです。
アルトTR2プラスの大きな特徴の1つが、ダブルウォールテント、シェルター、インナーテント、の3パターンの使い道があることです。
通常のキャンプ場でのソロキャンプでは、ダブルウォールテントで使用。登山やファストパッキングなど、より軽量さが求められる場面では、フライシートのみでシェルターとして使用。逆に、インナーテントのみでも、大型シェルターに入れてカンガルースタイルで使用できます。いろんなキャンプスタイルにチャレンジしたい人にはおすすめの1張です。
アルトTR2プラスについての詳しい情報はこちら:アルトTR2プラステント
ニーモから自転車キャンプ用ソロテント!「ドラゴンフライバイクパック1p」
新作のソロテントの中には、多様化するキャンプスタイルに合わせて最適化された、個性的なものも数多く登場しています。その一つが、「NEMO(ニーモ)」の「ドラゴンフライバイクパック1p」。このテントの名前にもあるバイクパックとは、自転車に取り付けるパックのこと。つまりこのテントは自転車キャンプに最適化されています。
ドラゴンフライバイクパック1Pは、収納バッグが自転車のハンドルに装着できるようになっています。通常のバイクパッキングでは、別途ハンドルバーバッグが必要。しかし、このテントであれば、バッグ不要で取り付け可能。収納バッグ自体も、防水性が高い素材でできており、雨天時でもテントを濡らしません。自転車キャンプをする方にはうってつけのテントです。
詳細はこちら:DRAGONFL(TM) BIKEPACK 1Pを見る
最先端素材を使用した新進気鋭ブランドのテント!「SAMAYA 2.0」
次に紹介するのは、昨年フランスから日本に初上陸したブランド「SAMAYA(サマヤ)の2〜3人用シングルウォールテント」。耐久性のある超軽量素材ダイニーマなど、最先端の素材を駆使した「SAMAYA 2.5」です。世界的なスポーツ・アウトドアの展示会「ISPO」で最優秀賞を獲得し、大きな話題を呼びました。
そんなサマヤから新しく登場したのが、サマヤ2.5よりも小型の1〜2人用シングルウォールテント「SAMAYA 2.0」です。
テントの天井と床にあたるパーツは、ダイニーマ生地を採用。20,000mmという極めて高い耐水性があり、そしてハイレベルな耐摩耗性と引裂強度を誇ります。側面には、生地そのものが高い透湿性と通気性を持つ「ナノベント」という日本製生地を使用しています。この高い透湿性と通気性により、シングルウォールの弱点である結露が起きにくくなっています。
収納サイズもシングルウォールテントならではのサイズ。ポールペグを除けば、片手で余裕で持て、非常にコンパクト。1,280gと超軽量でありながら、逃げる場所のない極地においても、確かな性能を発揮します。標高の高い山をテント泊しながら縦走する冒険者におすすめです。
サスティナブルブランド「フェールラーベン」のソロテント。「アビスコビュー」
最後に紹介するのは、スウェーデンのアウトドアブランド「FJALLRAVEN(フェールラーベン)」の「Abisko View2(アビスコビュー2)」。2021年の発売ではありませんが、まだ日本で展開されてから日が浅いので、特別にピックアップ。ブルーの柔らかな色合いと、大きく交わる2本のポールで立てる形状が特徴的なテントです。
アビスコビュー2は、テントの両側のパネルが大きく開き、楽に出入りできます。インナーテントの生地がフルメッシュなので、ドアパネルを開くと通気性は抜群。インナーテントの中から外の景色がよく見えることから、「View(景色)」と名付けられています。
設営が簡単なのもうれしいポイント。たった2本のポールを通すだけで自立し、1人でも慣れれば2分で設営が可能です。
詳細はこちら:アビスコビュー2を見る
自分に合ったソロテントを見つけよう
テクノロジーの進化や、ソロキャンプの過ごし方の多様化に合わせて、年々ソロテントの種類は増え、選択の幅はどんどん広がっています。快適性や携行性、機能、価格など、ソロテントを決めるための要素は非常に多く、難しいですが、ぜひしっかりと吟味して、自分にぴったりのテントを探してください。
【2021年新作テント特集】
2021年新作のおすすめテントをhinata編集部が紹介。ソロキャンプ編、デュオキャンプ編、ファミリーキャンプ編でそれぞれ使用人数の違う新作テントを紹介します。テントの進化や、種類の増加は目まぐるしいものです。本特集では、新作テントの中でも、快適だったり機能性が高かったり、おしゃれだったりと優れたテントを厳選して紹介しています。新しくテント購入を検討している方は必見です。