おすすめのナルゲンボトル7選！キャンプや日常での使い方も紹介

nalgene(ナルゲン)社は、米国ニューヨーク州北西部のロチェスターという街で1949年に誕生したブランド。歴史あるナルゲン社が開発したブラスチックボトルが「ナルゲンボトル」です。今や不動の看板商品となっています。 ナルゲンボトルはもともと、研究や医療の現場で使用する容器として開発されました。アウトドアでの用途として注目されたのは60年代。キャンプ好きの研究員が、ボトルの軽さと密閉性に目を付け、アウトドアに持ち込んだことが始まりです。今では世界中のアウトドアやスポーツ、病院や研究機関で使用されるほどの高い信頼を得ています。

世界中から高い信頼を得ているナルゲンボトルですが、どのような性能をそなえているのか。ここでは、キャンプや登山で活躍するナルゲンボトルの魅力を解説します。

ナルゲンボトルに使用される素材は、トライタン樹脂。衝撃に強く丈夫な素材ですが、一番の魅力と言えば、使用温度範囲の広さ。使用可能な温度帯は、-20から100℃！冷凍したり、熱湯を入れたり、シーンに応じて使いやすいです。 使用温度範囲が広いだけで、保温・保冷効果はありません。飲み物の温度を長時間キープするには不向きなので注意しましょう！

現行のナルゲンボトルの多くには「トライタン(R)」という最新の合成樹脂が採用されています。こちらはガラスのように透明でありながら、非常に強度が高いのが特徴。多くの水族館の水槽に使用されているアクリル樹脂を凌ぐ強度と透明さを誇ります。 素材メーカーの動画では、野球のバットで「トライタン(R)」製のジョッキを叩き飛ばしても割れない強度をアピールしています。アウトドアやスポーツのシーンで支持されているのも納得です。

プラスチック製ボトルは、ふたの部分にゴム製のパッキンが密封材として使用している場合が多いです。しかし、ゴム製のパッキンの場合、パッキンの裏に汚れがたまって雑菌の温床になったり、ゴムの経年劣化で水漏れが発生しがち。その点、ナルゲンボトルは、ゴム製パッキンがないため衛生的です。それでいて、キャップ本体とねじ山がしっかり食い込む構造になっているので、高い密封性を備えています。

ナルゲンボトルが愛されるもう一つの理由が、カラーバリエーションとデザインの豊富さ。本体の色だけでも14色以上が展開され、他ブランドとのコラボなどの限定品を含めると無数のバリエーションがあります。複数のボトルを手に入れ、ふたを付け替えると、オリジナルの「MYナルゲン」が作れるのも魅力です。

ナルゲンボトルの選び方は、他のボトルと比べて何が違うのか。ここでは、容量とシリーズ、二つに注目して解説していきます。

ボトルを選ぶ上で容量を確認するのは基本中の基本！ここではナルゲンボトルの主な容量とともに、おすすめの使用シーンを紹介します。

• 500ml以下：ちょっとしたお出かけや子ども用。特に380mlは容量が少ないので重くなり過ぎず、持ちやすいです。
• 500ml以上：アウトドアやスポーツの水分補給に！ペットボトル500mlの中身を移した時にぴったり入るサイズでちょうどいいです。ハイキングや登山に使用するリュックにサイドポケットにすっぽり入ります。
• 1L以上：汗をよくかく夏場に！本格的なキャンプや登山の水分補給に使いやすいです。

ナルゲンボトルの中心的シリーズは、Tritan・OTF・FOODの3種類！

• Tritan：他シリーズと比べて軽くて持ち運びやすいです。パッキンがないため衛生的に保ちやすく、サイズやカラーの種類も多いのが特徴。飲み口は広口と細口の2種類。お手入れのしやすさなら広口タイプ、走りながら飲みたいなら細口タイプがおすすめです。ふたの紛失を防ぎたいなら、ループ付きを選びましょう。
• OTF：ふたをワンタッチで開閉できるので、スポーツ中の水分補給向き！デスクに置きやすい安定感のある形状の「OTFアトランティス」も展開！Tritanと同様、広口と細口の2種類があり、シーンに応じて使い分けやすいです。
• FOOD：食品・調味料向き！ナルゲンボトルは密閉性にも優れているので、湿気に弱い食品の保存にも最適。容量のバリエーションが豊富で、塩や砂糖、コーヒー豆など食品に応じて選びやすいです。

ナルゲンボトルがいかに完成した容器かについて解説したところで、ボトルの特性を活かした具体的な使い方を紹介します。キャンプなどのアウトドアでの使用はもちろん、家でも使えるノウハウを集めました。

ナルゲンボトルは目盛り付きのため、計量カップ代わりに使用できます。1Lのボトルは100mlごとに目盛りがプリントしてあります。外はもちろん家でも役立ちます。

ナルゲンボトルは強度が高く、マイナス20℃まで耐えられるので、水を入れて冷凍庫で凍らせれば、保冷剤代わりに使用できます。氷の膨張を考慮して容器の限界までは水を入れず、1Lの目盛りを超えないように注意しましょう。

凍ったボトルはクーラーボックスやバッグにイン。水以外にもスポーツドリンクやお茶を凍らせておけば、溶けたころにキンキンの状態で飲め、一石二鳥です。

ナルゲンボトルは100℃までの耐熱性があるので、熱い飲み物を入れられます。沸かしたコーヒーを入れる使い方は定番。寒い日のキャンプや家のシーンで、お湯を注いで湯たんぽ代わりに使用する使い方も人気です。キャンプや登山に行ったら思ったより寒く、ストーブがないときにも役立ちます。やけど防止にタオルなどを巻いてひもで縛りましょう。

ナルゲンボトルはゴムパッキンを使用したボトルよりも衛生的で、素材の安全性も高いため、食品の保存にも最適。特に、米びつとしての使用がおすすめです。1合は約180mlなので、900mlの目盛りで、ちょうど5合になります。計量カップが無くても、これを覚えておけば米の量を簡単に量れて、炊飯に失敗するリスクが減ります。

さらにおすすめの活用法は、ナルゲンボトルを使ったパンケーキ作り。通常は、ボウルやかきまぜ器、おたまを使って調理するため、洗い物が増えがちな料理です。

方法はいたって簡単。まずは材料をボトルに入れ、よく混ざるまで振ります。容器の密閉性が高いので、中身がもれる心配がありません。広口タイプのボトルなら、材料を入れるのが楽です。ホットケーキの粉を入れる際は500mlの目盛りまで入れると約300gになります。

あとはそのまま火にかけたフライパンに、好みの大きさになるよう生地を注ぐだけです。

通常であれば材料が余ってしまうこともあるホットケーキ。そんなときは生地が入ったボトルをそのままクーラーボックスや冷蔵庫に入れ、別のタイミングでまた使用できます。生ものなので、翌日には使い切りましょう。

最後は、ナルゲンボトルのカラフルさを生かした使い方。小型のLEDライトをボトルの中に入れると、ランタンシェード代わりに！夜のキャンプサイトの写真を撮る際に、作品のアクセントにもなります。レッドやグリーンなどの目立つ色を使えば、夜にキャンプ場でトイレに行って戻ってくるときに、自分のサイトの目印にもなります。

大豆バー、チョコレート、ミックスナッツと、登山に欠かせない行動食。小分けにしたらゴミが沢山出てしまったり、ザックの中でばらばらしてしまうなど、持ち運びに困ることが多いです。ナルゲンはそんな悩みを一気に解消！ミックスナッツをナルルゲンに入れてしまえば、ゴミが出ないのはもちろん、ザックのサイドポケットに入れればさっと取り出せて、ストレスなくこまめに栄養補給できます。

豊富なサイズ展開と使い勝手の良さが魅力の「ナルゲンボトル」。今回は選び方とともに、おすすめのナルゲンボトルを紹介しました！多くの人に重宝される理由だけでなく、その魅力を最大限に生かせる使い方も豊富にありました！使う人のアイデア次第で無数の活用方法があります。新しい活用方法を発見し、次のキャンプで実践してみてください。