街着でも冬キャンプに行ける!手放せなくなる3着のダウン編
冬のキャンプを快適に過ごすため、必要なものといえば暖かいダウンジャケット。アウトドアブランドから多くの商品が出されていますが、どこに違いがあるのかはわかりづらいもの。「おしゃれなものにしたいけれど、きちんとした機能性も欲しい」と迷った時には、アウトドア専門店のスタッフが厳選したウェアを紹介します。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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ファッショナブルに冬キャンプがしたい!〜ダウン編〜
初の冬キャンプ!生半可なアウターじゃ乗り切れない!?
出典:Bondariev / ゲッティイメージズ
冬キャンプデビューするとき、一番悩む服装。「何を着たらいいの?」「どこまでの防寒が必要なの?」と迷っている人も多いかもしれません。ただし、一番の防寒着であるアウターは、断然「ダウンジャケット」がおすすめ。高い保温性が他のアウターとは一線を画し、冬キャンプに限らず、街中での冬の寒さを乗り切れる必須アイテムです。
ダウンってなんとなく敬遠してたけど…。
「でもダウンってあんまり自分のファッションに合わない…」。そう思って着るのを避けていませんでしたか。そんな方のために、この冬着るべきダウンジャケットをピックアップ!タウンでもアウトドアでも手放せなくなる、3着のダウンジャケットを紹介します。
あったかくて決まる!冬キャンプにぴったりな3つのダウンジャケット
今回サポートしてくれるのは、エルブレス池袋西口店のマネージャー大嶋さん。実は前回、冬キャンプにぴったりなブーツもセレクトしてもらいました!アウトドアのトレンドには常に目を光らせている彼女が選ぶ、3着のダウンジャケットとは一体どんなものでしょうか。
サウスポールエクスペディション(メンズ) / ポールワーズ
ヴィンテージライクなデザインが心くすぐられる、ポールワーズの「サウスポールエクスペディション」。ダウンジャケットによくあるナイロンのキルティングではなく「ベンタイル」という綿100%の素材です。
超高密度に織り込まれたこの素材は、水に濡れると糸が膨張し、織り目がぎゅっと詰まって雨や雪を通さない、防水性・透湿性を備えています。また綿素材のため、焚き火に強いのもうれしいポイント!
実はこのジャケット、ポールワーズのアンバサダーである荻田泰永氏が2018年初頭、日本人初の無補給単独徒歩南極点到達に成功したことを記念して作られたモデル。そのため南極でも耐えうる暖かさを持ち合わせています。オリジナルワッペンやシリアルナンバー入りの記念ラベルがついて、さらに数量限定!誰かと被りたくないという方にぴったりなジャケットです。
サウスポールエクスペディションはメンズアイテムですが、ポールワーズはレディースもおすすめ。メンズとはテイストが打って変わって、よりラグジュアリーなデザインになっています。フード周りのフォックスの毛皮も柔らかくて暖か。軽くて着心地の良いジャケットですが、極寒地でのオーロラ観光もできてしまうほど防寒性も高い優れもの。
アームロゴ オーロラジャケット(メンズ) / ナンガ
国産ダウンメーカーの代表的な存在でもあるナンガが手がける「オーロラジャケット」から、エルブレス限定版が登場!独自に開発されたオーロラテックスという素材は、耐水圧20,000mm。雨粒がコロコロと転がっていくような高い撥水性を誇ります。止水ジップも採用し、守りは万全です。
このジャケットの特徴は冷気が侵入する「クールポイント」がないこと。たとえダウンが暖かくても、キルティングなどの場合、縫い目から外気が入ってきてしまい、体温を下げる原因となってしまいます。対してオーロラジャケットは、縫い目のない表地と、暖かくダウンが偏りにくいキルティングの裏地2枚を縫い合わせているため、冷気がどこからも入ってきません。大きめのポケットは収納力も高く、リュックのハーネスなどをつけていても、ものが取り出しやすくなっています。またしっかりとダウンが入っているため、手を入れておくだけで温まります。
通常だと胸に小さく配されるロゴですが、エルブレス別注のこちらは、左腕に大きく入っているのが特徴。今季だけの特別な一品です。
ティフォン 50000ダウン / ミレー
ビジネスシーンで使われることが多いのは、ミレーの「ティフォン 50000ダウン」。登山ウェアを手がけているだけあって、重量は564gと他と比べても圧倒的な軽さです。ただし、羽毛のかさ高は750フィルパワーと暖かさもおろそかにはしていません。防水性はもちろん、透湿性が非常に高く、寒暖差で汗をかきやすい通勤時でも、しっかり湿気を逃がしてくれます。
またストレッチ性が高いのも特徴。「ダウンジャケットにありがちな、モコモコして動きにくい…」というストレスもありません。実はこのジャケット、パッカブル仕様なのがうれしいポイント。スタッフバッグがついており、使わないときには小さくまとめてバッグへ忍ばせておくこともできます。
胸に配されたロゴも、同系統色で主張しすぎず、おしゃれ。山登りなどのアウトドアシーンはもちろん、普段使いにぴったりなダウンジャケットです。
スタッフだからこそ知っている!ダウンにまつわる疑問を解決
着ていないとき、どう扱う?NG行為に注意!
普段のちょっとしたお手入れが、ダウンジャケットの暖かさを維持するための重要な鍵。保温性を下げる原因は、雨に濡れたまま放置したり、カバンに詰め込みっぱなしにし、中に入っている羽毛が固まってしまうこと。羽毛の間に空気をたっぷり含むことで暖かさが保たれているため、家では湿気の多い場所を避け、しっかり広げて保管しておきましょう。
ダウンは自分で洗える?洗えない?
「ダウンはクリーニングに出す必要があるから、キャンプで使うのにちょっと面倒…」と思っている方。実は家でも洗え、ダウン製品専用洗剤も出ています!ポイントは、乾燥。中のダウンをふっくらさせてくれるほどの広さがある乾燥機が、自宅になかなかないのがネックです。そんな時はコインランドリーなどの大きな乾燥機を使いましょう。クリーニングよりお手軽です!
まとめ
今回は、タウンでもキャンプでも使える冬のダウンジャケットを紹介していただきました!手持ちの冬のアウターに心許なさを感じている方や、新しいものが欲しいと考えている方は、ぜひ参考にしながらお店におもむいてみてください。必ず最高のダウンジャケットが見つかります!
前回は、ブーツをピックアップ。こちらもチェックして、冬の防寒を完璧にしましょう!
取材協力店舗
L-Breath 池袋西口店
住所:東京都豊島区西池袋3-29-1
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