【雑誌発売まであと6日】グルメの聖地のスタミナごはん！ダッチオーブン×もつ鍋で福岡の味

キャンプ用の調理器具の進化に伴い、外でも作れるレパートリーが増え、料理の過程や食事を囲むだんらんのひととき、さらには写真のSNSでのシェアなど、キャンプ料理の楽しみ方も広がっています。 キャンプ料理本「ひなたごはん」はキャンプの際に試したくなるレシピを中心に、キャンパーが実際にSNSで投稿している写真も紹介しており、冊子を片手にキャンプ飯をより楽しんでいただける内容になっています。

日本有数のグルメ都市といえば福岡。グルメ旅行で行った方も多くいるはず。福岡は九州の玄関口として、海からも陸からも新鮮な食材が豊富に集まり、食文化が豊かな地域です。 中でも定番なのが「もつ鍋」。モツとだしのうまみにニンニク、ニラのガツンとした風味が合わさった味わいは、一度食べ始めると止まりません。濃厚ながら上品な味わいから、お店で食べるイメージの強いもつ鍋ですが、実はキャンプでも楽しめます！

【材料4人分】 生モツ(牛) 400g 塩(モツ下処理用) 適量 片栗粉(モツ下処理用) 適量 キャベツ 1/2玉 ニラ 1束 もやし 1袋 にんにく 1片 鷹の爪(輪切りタイプ) お好みで 【スープ】 水 800cc(4カップ) 醤油 100ml(1/2カップ) みりん 50ml(1/4カップ) 和風だしの素(顆粒) 大さじ1 鶏がらスープの素 大さじ1/2 にんにく 1片

もつ鍋を美味しくいただくには、モツの扱いが重要。下ゆでがしづらいキャンプでは、揉み込みやアク取りを丁寧に行うことで、モツの独特の臭みを落とせます！またモツを手に入れる際には、肉屋さんから仕入れるのがおすすめ。新鮮なものがリーズナブルに手に入れられ、よりおいしいもつ鍋ができます！

まずはモツの下処理から。ボウルにモツを入れ、塩をまぶしたら優しく揉み込んで冷水で洗います。小麦粉でも同様に。汚れが取れたら水気を切っておきます。

キャベツは一口大のざく切りに、ニラは5〜6cmの長さにそろえ、2つあるうちの1つのにんにくは包丁の腹で潰し、もう片方は薄くスライスします。

食材のカットが終わったら、醤油ベースのスープを作りましょう。ダッチオーブンにステップ2で潰しておいたにんにくとスープの材料を入れ、中火にかけます。

スープが沸騰したら、モツを投入。一度煮立たせます。再沸騰してきたら火を弱め、ふたをして5〜10分煮込みます。アクが目立つようならアク取りも忘れずに!

モツに火が通ったら、キャベツとモヤシを加えます。このとき、野菜の上にモツを移しておきましょう。脂身が溶け、身が小さくなることを防げます。

入れた野菜がしんなりとしてきたらニラを加え、スライスにんにくと鷹の爪をトッピング。あとは、スープをまわしかけるだけ。ニラがくたっとしてきたら食べ頃です。

今では多くの人に愛されているもつ鍋。実は昔はモツは食用としてほとんど流通していなかったそう。そんなモツが愛されるようになったきっかけは、終戦後なんだとか。食料が少ない中で、炭鉱夫のスタミナをつける料理として、モツを活用して生まれたのがもつ鍋のルーツ。スタミナの象徴であるニンニクやニラとともに煮込む事で、精力をつけたのですね！ 大自然の中で動き回ることが多いキャンプでも、スタミナのつく料理が楽しめたら...。そんな願いを叶えてくれるのが今回のレシピです！

今回はグルメの聖地、福岡から、キャンプにぴったりなもつ鍋のレシピを紹介しました！アウトドアで精一杯楽しむパワーをつけてくれる、食べごたえたっぷりのキャンプ飯をぜひ試してみてください！雑誌発売まで残り6日間。次はどこのご当地料理を紹介するのか、お楽しみに。