登山マットのおすすめ8選!サーマレスト、モンベル、ニーモなど人気商品を比較
登山マット(テントマット)は睡眠の質を向上し、テント泊の中でも重要なアイテムの一つ。今回は、おすすめの登山マットから豆知識まで幅広く解説します。テント泊での寝心地を左右するのは、テントやシュラフでもなくマットです。正しいマットの選び方を学ぶことで登山がより楽しめるので、キャンプを思い切り楽しみたいという方はチェックしてみましょう。
登山マットは快適な眠りをサポートする重要なアイテム!
登山マットとは寝袋と床の間に敷くマットのこと。「発砲式」と「エア注入式」の2種類があります。登山マットがあれば地面の凹凸を吸収して断熱効果が得られるため、睡眠の質が大きく左右されます。キャンプやテント泊には欠かせないアイテムです。
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登山マットは大きく3種類
主に登山で使われるマットは、クローズドセルマット、インフレータブル、エアーマットの3種類。ここではそれそれのマットの特徴を詳しく解説していきます。
クローズドセルマット
クローズドセルマットは、マットの中に閉じられた銀マットより気泡が目視が難しいほど細かい気泡膜が多数あります。アルミ蒸着膜が付いて熱反射により体温を逃さない加工、断熱力を高めつつ軽量性を実現する工夫が施されているタイプも存在!高い耐久性があり、確実にマットとして機能する絶大な安心感があります。
凸凹の地面に直接敷けますが、折りグセや曲げグセがつきやすいため、広げても綺麗にまっすぐ広がらないのが特徴です。
【2024年】クローズドセルマットおすすめ12選!キャンプや登山で快眠を
クローズドセルマットは軽量で持ち運びやすく、耐久性にも優れていることから、キャンプや登山、バイクツーリングなどのシーンで大活躍!しかし、厚さや断熱性は商品によって異なるため、どれを選べば良いのか迷ってしまうことも。今回は選び方とともに、おすすめのクローズドセルマットを紹介します。荷物の軽量化を重視してマットを選びたい方はぜひ参考にしてください!
インフレータブル
インフレータブルマットはマット内部にスポンジとも呼ばれるウレタンフォームが溶着されています。フォームによりマット内部の空気対流を抑え、断熱力を発揮!フォームに備わっている復元力により、空気を入れるバルブを開けると、マット内に空気が入り膨らむため、自動膨張式マットレスとも呼ばれます。
マットの上でナイフ落としてパンクしたり、少し離れたバーナーの熱を近づけて溶着が剥がれたりと、寝ている間に徐々に空気が抜けることがあるので、使用には十分に注意しましょう。
インフレーターマットおすすめランキング21選!寝心地&使い勝手を徹底検証【2023年8月】
アウトドアや車内泊でも家のベッドで寝ているような寝心地を味わえるインフレーターマット。自動で膨らむ設営の簡単さと、快適に寝られるクッション性が魅力のアイテムです。今回は、キャンパーに人気のインフレーターマットの実力をhinata編集部が徹底検証!「寝心地」「空気の入りやすさ」「片付けやすさ」「コンパクトさ」を比較して、最強のインフレーターマットをランキング形式で紹介します。
エアーマット
エアーマットはポンプで膨らませるタイプのマット。十分な厚みがあるので、大きな石や砂利がある凸凹な地面でも感じません。マット内部が空洞なものは断熱力が低いため夏向けですが、内部に断熱構造を持つタイプは紅葉時期や厳冬期にも対応できる断熱力を持っています。
登山マットを選ぶときのポイント
登山マットを選ぶ上で注目した方がいいポイントとは何か、ここでは初めて登山マットを購入する方に向けて選ぶ方を紹介します。
暖かさの指標になるR値をチェック!
登山マットを選ぶときは、必ず「R値(Thermal resistance value)」をチェックしましょう。R値とは、断熱値を表す指標のことであり、高ければそれだけ保温性に優れていることを表しています。
季節によって夜の寒さに大きな違いがあり、温かさの感じ方も人それぞれ異なるため、必ずしもR値が高い登山マットが良いという訳ではありません。いくつか種類を試してみて、自分に合った登山マットを見つけましょう。
R値は足し算できるので、登山マットを重ねればそれだけ保温性が増します。複数枚購入しておけば、さまざまな使い方ができるためぜひ試してみてください。
使用時のサイズは自分の体形に合ったものを選ぼう
マットは縦幅、横幅、厚さともにさまざまな種類がありますが、厚さと長さはその人の身長や登山スタイルに合わせたものを選ぶのがおすすめ!仰向けになった時に両肩が収まる50cm程度が登山マットです。これ以上横幅があるものはキャンプ向けになります。
持ち運び方や用途に合わせた収納時サイズや重量
登山はキャンプと違い、何事にも置いて重要となるのがマットの軽量やコンパクト性です。登山ではマットをリュックやバックパックに入れて何時間も背負って運ぶため、軽くて収納サイズが小さいほど登山時の移動も楽になり、安全性もあがります。重量1kg以内のものを目安にし、持ち運びやすさを重視して選びましょう。
厚みや素材によって変わる寝心地
登山用のインフレータブルマットには、実使用に耐えられるほどの生地強度を備えた生地が使われています。長く使い続けたい場合は非常に生地が薄く、手荒な扱いをすると穴が空きほどのものではなく、厚手で丈夫なものを選びましょう。3シーズン用はマットの厚さが2.5cmのものが多く、人気があります。
登山マットが人気なブランド
近年はさまざまなアウトドアブランドから登山マットが発売しています。数多くのマットの中から選ぶのが難しいという方に向けて人気ブランドを紹介!
サーマレスト
サーマレストは1972年に世界で初めてインフレータブルマットを開発しました!アウトドアや旅での眠りに快適さをもたらした発明は、現在でも進化しながらさらなる快適さを提供してくれることで定評があります。人気のマットは、プロライト。厚さ2.5cmながら、性能以上の安心感とハリのある寝心地が特徴です。
モンベル
モンベルのエアーマットは一万円以内で購入できるコスパのよさと収納サイズのコンパクトさが魅力。保温性はやや劣るため、氷点下になるような山岳地帯での使用は難しいです。比較的標高が低い場所でテント泊登山をする場合はぜひ使用してみましょう。
モンベルの全マットをクッション性やサイズで徹底比較!使用体験記も!
Mont-bell(モンベル)では、魅力的なマットが数多くラインナップされています。キャンプでの寝心地を大きく左右するマットですが、今回は、クッション性やサイズなどから、モンベルの全マットを徹底比較しました。実際に使ってみた使用体験記も!マットの購入を検討している方、必見です。
ニーモ
ニーモは厳冬期の使用を想定した高い断熱性を軽量かつコンパクトなパックサイズで実現したモデルが人気!吊り下げられた3枚の断熱フィルムとパッド内部の空気の対流を抑制する独自の構造を組み合わせることで厳冬期の高所登山でも使いやすいです。
内部の隔壁に伸縮性の低いトラス構造を採用し、しっかりと安定した寝心地を提供してくれます。うつ伏せになっても肘や膝が地面に底付きにくいです。
快適な眠りをサポート!キャンプに欠かせない登山マットおすすめ8選
人気ブランドを中心に、快適な眠りをサポートしてくれるキャンプに欠かせない登山マットを紹介します。
大きく呼気を7回くらい吹き込めば完全に膨らむ小型回転仕様の登山マット。インフレータブルマットの元祖であり定番アイテムです。身長174㎝の筆者の身体でギリギリ収まるほどのサイズ!
【hinataのおすすめポイント】
- 2.5cmながら安心感があり使いやすい
- コンパクトな作りで持ち運びやすい
【基本情報】
- 使用サイズ:183×51×2.5cm
- 重さ:510g
自動膨張式マットレスの中で最も軽量でコンパクトなモデルの登山マット。空気を均一に含み、軽量でコンパクトに収納できるアトモスフォーム構造を使用しています。春から夏にかけて使える3シーズン用です。
【hinataのおすすめポイント】
- 軽量でコンパクトなモデル
- 春から夏にかけて使える3シーズン
耐久性に優れて軽量な登山マット。保温性を維持するためにフォームに縦横2方向の肉抜き加工を施しています。 バルブが追加されたことでより寝心地と耐久性が向上し、素早く設置しやすいです。
【hinataのおすすめポイント】
【基本情報】
- 収納サイズ:29.5×16.1×14.3cm
- 重さ:530g
超軽量でコンパクトな作りの登山用マット。嵩張る荷物をできる限り持ち歩きたくないというミニマリストに最適です。バックパック内の省スペース化に大きく貢献してくれます。
【hinataのおすすめポイント】
- 極限まで軽量化を図っている
- 保温性を長時間維持するため
自宅で寝ているような寝心地を得たいという方におすすめなインフレーターマット。厚さが10cmもあるため、地面の凹凸が気にならず眠れます。逆止弁を使って空気を入れるだけなので設置も簡単で、収納ケースがそのままポンプとして使えて便利!
【hinataのおすすめポイント】
- 自宅で寝ているような快適な寝心地を提供
- 収納ケースがそのままポンプになる優れもの
【基本情報】
- 使用サイズ:198×132×9.7cm
- 収納サイズ:30×70cm
- 重さ:5kg
キャンプや車中泊用のマットとしても活用できます。ポリエステル生地にPVC加工を施しているため、強度と防水性を確保。1人で寝るのに最適なサイズで、嵩張らず持ち運びやすいです。
【hinataのおすすめポイント】
- 厚さ2.5cmで弾力性に優れている
- 身体を包み込んで地面からの凹凸も守る
【基本情報】
- 使用サイズ:58×188×2.5cm
- 収納サイズ:12×59cm
- 重さ:900g
機能面の高さに定評があるキャンプマット。高密度なXPEフォームをアルミで閉じ込めていて、作りがしっかりとしています。厚さは約2cmですが、地面からの凹凸を感じにくいです。
【hinataのおすすめポイント】
- 持ち運びしやすいコンパクトサイズ
- 手軽に取り出せて片付けやすい
軽量発泡ポリエチレン製が使われていて、軽量で使いやすい登山用マット。断熱性・保温性が優れていて、災害時にも使用可能です。
【hinataのおすすめポイント】
- 収納ケースが付属されて持ち運びやすいです
- 簡単に敷けて設置に手間取らない
【基本情報】
- 使用サイズ:180×60×1.0cm
- 収納サイズ:60×13×15cm
- 重さ:315g
登山用マットで登山中も快適に過ごそう!
今回はおすすめの登山マットを紹介しました。登山マットは地面の凹凸や寒さから守るために欠かせないアイテム!登山以外にもキャンプや災害時などでも活用できるため、一つ持っておけばさまざまな用途で使用できます。この機会に今回紹介した登山マットをチェックして、キャンプや登山を快適に過ごしましょう!