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冬キャンプ マット

冬キャンプのマットは「R値」がポイント!おすすめマット17選

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冬キャンプの防寒対策は重要不可欠です。就寝時には保温性の高い寝袋に加え、断熱性の高いマットを併用すれば、冬でも快適な睡眠が得られます。この記事では、冬キャンプでも快眠できるおすすめのマット17選を紹介。断熱性を表すR値についても解説します。

川村 知義

監修者

日本ブッシュクラフト協会、Japan Bushcraft School認定 ブッシュクラフトインストラクター®

川村 知義

日本ブッシュクラフト協会理事、 Japan Bushcraft School認定 ブッシュクラフトインストラクター® 、Tree Climbing Japanファシリテーターなどの資格を有し、野外でのアクティビティで10数年来継続して活発に活動中。前職では川崎市の青少年活動センター職員として野外活動の指導を行い、青少年に限らず保護者やその指導者である保育資格者へ向けて火おこしをはじめ、ナイフワークやロープワークの講習や指導行い、2021年から日本ブッシュクラフト協会の理事に参画、ブッシュクラフト普及に力を注いでいる。公式HP

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冬のキャンプにマットは必須!

冬キャンプ マット

出典:PIXTA

冬のキャンプではしっかりと防寒対策をしないと体調を崩したり、行動が制限されたりして、十分に楽しめません。特に気温が低くなる就寝時の防寒対策を怠ると、ゆっくり眠れず何時間も寒さに震えたり、疲れが取れなかったりすることも。寒くて眠れないのは大きなストレスにもなるため、冬でも快適な眠りにつけるように、最適なマットを準備しましょう。

キャンプマットの魅力1. 底冷えを防ぐ

冬キャンプにおけるマット最大の魅力は、底冷えを防ぐことです。地面からの冷気は想像以上に伝わりやすく、マットを敷かずに寝袋だけで寝ると、身体をあっという間に冷やしてしまうことも。断熱性に優れたマットがあれば、地面からの冷気を軽減し、体温の低下を防ぐ効果があります。 マットを敷くと身体と地面との間に空気の層がつくられるため、冷気の影響を受けにくく、冬のキャンプでも暖かく就寝できます。 厚着やボリュームのある寝袋だけでは、厳しい寒さでは体温の上昇はあまり期待できません。ダウンジャケットの場合、身体に押しつぶされた背面は空気の層が薄くなって断熱性が低下するため、空気の層をキープできるマットが寒さ対策には有効です。

キャンプマットの魅力2. 地面の凹凸を軽減

冬キャンプ マット

出典:PIXTA

厚みのあるマットを使用すれば、地面の凹凸を気にせず眠れるます。一見整地された地面でも、横になると小石や枝、ちょっとした凹凸が気になるもの。そのような地面の凹凸をマットが和らげてくれるので、フラットな状態で就寝できます。 マットの種類にもよりますが、厚みがあれば断熱効果も高くなるので一石二鳥。より快適で温かい状態を得られるのもマットの魅力です。

冬キャンプのマット選びで大切な「R値」

冬キャンプに使うマットを選ぶときは、R値をチェックしましょう。R値とはマットの断熱性を表す表記です。どれくらいのR値のマットが冬キャンプに適切なのか、正しい選び方やR値の新規格・ASTM F3340-18規格についても解説します。

断熱性能を表す「R値」について

マットの断熱性はR値で表記され、R値が高いほど断熱性が高くなります。マットは重ねて断熱性を上げることも可能。R値1とR値2のマットを重ねると、R値3のマットと同等の断熱性になるため、気温に合わせて1枚で使ったり、2枚で使ったりするのもOKです。 各R値に対する利用しやすい季節の目安は以下の通り。
R値季節
1~2真夏
2~4春・夏・秋
4~6春・夏・秋・冬
6~真冬
断熱性とは、熱や冷たさを遮断する性能を表します。そのため、R値が高い=暖かいではないことを頭に入れておきましょう。冷気を遮断することで、寝袋の保温力が下がらないように手助けをするのがマットの役割りです。

R値の共通規格・ASTM F3340-18規格

R値は共通の規格である「ASTM F3340-18規格」(以下、新規格)が採用されている製品があります。2020年に世界最大規模の民間規格制定機関である、ASTMインターナショナル(米国試験材料協会)と、アウトドアメーカーの協力により新規格が採用されました。 2020年までは各メーカー独自の判断基準で表記されていたため、異なるメーカーでは比較が難しい部分がありましたが、現在は多くのメーカーが新規格を採用しており、最適なマットを選ぶのに活用されています。 新規格が採用されている製品は、公式サイトの商品説明や製品のパッケージなどにその旨が記載されています。2020年以前と以降の製品では、R値に対する基準が違う場合があるため、リサイクルショップやフリマサイトで古い製品を購入する際は注意しましょう。
冬キャンプ マット

出典:Amazon

右上に「ASTM」の表記あり/THERMAREST(サーマレスト) プロライトエイペックス レギュラー
またこの新規格は、アメリカのメーカーが主体で採用し始めたので、国内メーカーは採用していないことが多く、代わりに適正対応温度や〇シーズン対応などと表記されているケースがあります。R値と表示されていても「ASTM」と記載がない場合は同じ基準ではない可能性があるため、目安として参考にしましょう。 サーマレスト

冬キャンプにおすすめのマットの種類は?

キャンプマットの種類は、インフレータブルマット・エアマット・EVAフォームマットの3つが主流です。冬のキャンプに一番おすすめなのは、インフレータブルマット。空気+ウレタンで厚みと空気の層をしっかりとキープして断熱性が高く、弾力もあるので寝心地の良さもほかのマットより快適です。 エアマットも厚みがありますが、内部の空気が冷える対流現象により、断熱性はインフレータブルマットに劣ります。EVAフォームマットは、2cm程度の厚さしかないため冬キャンプには不向きです。断熱性を補うアルミ蒸着モデルもありますが、それでもR値2程度。単体では冬キャンプでは頼りないですが、ほかのマットと併用しての利用はおすすめです。 一番のおすすめはインフレータブルマットですが、価格が高いのがデメリット。また、それほど寒い時期にキャンプをしない人や、暖房器具を利用する人にはオーバースペックになる場合もあります。エアマットやEVAフォームマットでも十分なケースもあるため、それぞれのメリット・デメリットを把握して、環境に合ったマットを選びましょう。

インフレータブルマット

メリット
  • 弾力性に優れたウレタンフォームを採用
  • バルブを開くと自動的に空気が入り準備が楽
  • 穴が開いてもウレタンフォームである程度の厚みをキープできる
デメリット
  • 空気を抜いてもかさばりやすい
  • 空気を抜きながらたたむのが難しい
  • 収納サイズはやや大きい

エアマット

メリット
  • コンパクトに収納できる
  • 低価格の製品も多い
  • 空気の量を調節して好みの厚さ・やわらかさにできる
デメリット
  • 空気を入れるポンプがないと準備に時間がかかる
  • 穴が開いて空気が抜けると使えない
  • 空気が多すぎると滑りやすく寝心地が悪くなる

EVAフォームマット

メリット
  • 広げるだけで利用でき準備に時間がかからない
  • リーズナブルな価格で購入しやすい
  • 空気漏れの心配がない
デメリット
  • 断熱性が低い
  • コンパクトにはならず、かさばりやすい
  • 薄いので地面の凹凸を感じやすい

キャンプマットを敷く順番

冬キャンプ マット

出典:PIXTA

キャンプマットは敷布団の役割りのため、テントの上(中)、寝袋の下に敷いて利用します。さらに暖かくしたい場合は、マットとテントの間にラグやブランケット、銀マット、ダンボールなどを敷くのも効果的です。R値だけにこだわりすぎず、ほかのアイテムと併用して工夫してみましょう。

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コットと併用で断熱性アップ!

コットとは、キャンプで寝るときの簡易ベッドのこと。高さが20~40cmほどあり、地面からの冷気や熱気を体に伝えにくくしたり、地面がぬれていても就寝スペースを確保できたりするなど、キャンプの快眠には欠かせないアイテムです。マットの厚みとコットの高さを併用することで断熱性がさらにアップし、冬のキャンプがより快適になります。 コットはタイプによっては場所を取りますが、チェアや物置としても使える便利なアイテム。より断熱効果を高めたい人はコットとマットの併用を検討しましょう。

R値に注目して冬キャンプ用マットを選ぼう!

断熱性の高いマットを選べば、寒い冬キャンプでも快適な睡眠を得られます。寒い季節に長時間屋外で過ごすのは想像以上に体温が低下し、防寒対策を怠るとせっかくのキャンプを満喫できません。R値のチェックはもちろん、利用環境や併用する寝袋、テントのスペックなど、多角的に見て自分にぴったりのマットを選びましょう。

今回紹介したアイテム

商品画像サーマレスト プロライトエイペックス レギュラー【R値3.8】サーマレスト プロライトプラス レギュラー【R値3.2】サーマレスト トレイルスカウト レギュラー【R値3.1】SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) イーサーライトXT インサレーティッドマット レギュラー【R値3.2】サーマレスト ネオエアーXライトNXT レギュラー【R値4.5】サーマレスト ネオエアーXサーモ NXT レギュラー【R値7.3】サーマレスト ラグジュアリーマップ レギュラー【R値6】サーマレスト モンドキング3D ラージ【R値7】NEMO(ニーモ) テンサー インシュレーテッド レギュラーマミー【R値4.2】ニーモ テンサーアルパイン レギュラー マミー【R値4.8】ニーモ ローマー XL ワイド【R値6.0】シートゥサミット コンフォートデラックスS.I.マット レギュラーワイド【R値6.5】シートゥサミット キャンププラスS.I.マット レクタンレギュラーワイド【R値4.3】Naturehike(ネイチャーハイク) R5.8 エアマット MWAQ(ワック) インフレータブル式マットワック リラクシングキャンプマット ダブルネイチャーハイク エアーベッド 3~4人用
商品名サーマレスト プロライトエイペックス レギュラー【R値3.8】サーマレスト プロライトプラス レギュラー【R値3.2】サーマレスト トレイルスカウト レギュラー【R値3.1】SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) イーサーライトXT インサレーティッドマット レギュラー【R値3.2】サーマレスト ネオエアーXライトNXT レギュラー【R値4.5】サーマレスト ネオエアーXサーモ NXT レギュラー【R値7.3】サーマレスト ラグジュアリーマップ レギュラー【R値6】サーマレスト モンドキング3D ラージ【R値7】NEMO(ニーモ) テンサー インシュレーテッド レギュラーマミー【R値4.2】ニーモ テンサーアルパイン レギュラー マミー【R値4.8】ニーモ ローマー XL ワイド【R値6.0】シートゥサミット コンフォートデラックスS.I.マット レギュラーワイド【R値6.5】シートゥサミット キャンププラスS.I.マット レクタンレギュラーワイド【R値4.3】Naturehike(ネイチャーハイク) R5.8 エアマット MWAQ(ワック) インフレータブル式マットワック リラクシングキャンプマット ダブルネイチャーハイク エアーベッド 3~4人用
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