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コスパ論 阿諏訪さん

【焚火会・阿諏訪 泰義さん登場】キャンプ芸人が「100年使える」堅牢ギアをつくった理由

値段だけでなく、その人なりの「コスパギア」論を語ってもらう当連載。今回はキャンプに精通する芸人、阿諏訪 泰義さんが登場してくれました。「高くても長く使えれば結果的にコスパがいい」と語る阿諏訪さん。紹介してくれたのは、自身が開発に携わった超タフな「フライパン」と「包丁」でした。

高値でもずっと使えれば、結果的にコスパよし!

阿諏訪さんプロフィールカット
【阿諏訪 泰義さん】2022年からピン芸人となり、コントユニット「シーナリーズ」でも活躍。キャンプや料理に精通し、芸人のヒロシがリーダーとして活動するソロキャンプグループ「焚火会」の発起人でもある。万能スパイス調味料「阿諏訪の出汁スパイス 箔」を開発したほか、キャンプ型音楽メディア「WildStock」でMCも務めるなど、活動の幅は広い
「値段が高くても、ずっと使えるもの。それが最終的に1番コスパがいいのでは」というのが阿諏訪さんの考え方。キャンプでは最小限の荷物で過ごすというだけに、ギア1点1点へのこだわりは強いようです。 大事にしているのは壊れにくさ。夜に誤って火吹き棒を踏んで、簡単に割れてしまった、なんていう経験もあるそうで、「ギアは堅牢であることに越したことはない」と話してくれました。さらに、流行り廃りなく使えるシンプルなデザインというのもポイント。 そんな阿諏訪さんがおすすめしてくれたコスパギアは、自身のブランド・ブルーモーメントのフライパンと包丁。求めていた堅牢さとシンプルさを備えているとあって、当然、大満足の逸品なのです!

世の中にないギアなら、つくってしまえばいいじゃない!

フライパン写真
「欲しいものがないなら、つくっちゃえ!」というコンセプトでギアづくりをしている阿諏訪さん。まず紹介してくれたのは、「野フライパン」(税込6,980円)です。 鉄製のフライパンといえば、“一生もの”と言われるくらい長く使えるギア。使えば使うほど、一回の使用コストは下がっていくと考えれば…数十年使ったら、もはやタダ同然というわけです! 取っ手が取れるフライパンは数多くありますが、「あれ、取っ手はどこにいった?」的な事件もキャンプあるある。そんなストレスを解消するために、阿諏訪さんがつくったフライパンは、本体と取っ手が一体化していながら、コンパクトに折りたためる仕様です。
フライパンディテール説明写真
壊れやすい蝶番部分は分厚くして強度を高めるなど、阿諏訪さんがこだわる堅牢さを反映。ミニマルで色褪せないデザインも、長く使い続けられる秘訣です。 「踏んでも壊れないぐらいに厚みはあるけれどコンパクト。持ち手が反っているので、スタッキングもしやすいんですよ」と阿諏訪さんは解説します。 「使いやすい=たくさん使う」というわけで、使用するたびにどんどんコスパがよくなっていくのです。
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阿諏訪 泰義さん

鉄のフライパンで焼く肉はやっぱり絶品。使い込むうちに油もなじんでいくので、おいしさもアップします。長く使うことで、コスト以外のメリットも生まれていくフライパンです!
【基本情報】 使用サイズ(約):幅195×長さ355×深さ30mm 収納サイズ(約):直径195mm 重さ(約):545g 素材:鉄(普通鋼板) 表面加工:ハードテンパー加工 詳しくはこちら:ブルーモーメント

世代を超えて、100年使ってほしい「キャンプ包丁」

包丁写真
続いて紹介してくれたのは、同じくブルーモーメントの「野包丁」(税込25,300円)です。新潟県・三条市の鍛冶職人さんにつくってもらったという逸品で、目指したのは「100年使える包丁」。 長く使うために、刃はさびにくいステンレスを採用。持ち手は紫檀(シタン)ですが、ここにも工夫があるといいます。 「100年といわなくとも、長く使い続けると刃よりも持ち手がダメになっちゃうんです。そこで、持ち手に差し込んでいる部分は、一般的な和包丁と同じサイズのつくりにしました。つまり、日本のどの刃物店にいっても持ち手を交換できるんです」
阿諏訪さん包丁を語る写真
持ち手を変えていけば何世代も使える包丁。「よく考えれば、コスパは“サステナブル”と置き換えられる場合もありますね」と持続可能性にも言及する阿諏訪さん。 アウトドアの本場・アメリカでは、ダッチオーブンを親から子へ、子から孫へと受け継いでいく風習もあるそうです。一度買ってしまえば、子々孫々まで使えるお得なもので、廃棄されることもありません。 「そういうシーンは、日本人のモノを大事にする気質とマッチする気がするんですよね」
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阿諏訪 泰義さん

食材を切るときに、刃に指が当たらないとか、カツラ剥きがしやすいとか、元料理人の視点も入れています。力を入れずに切れるように、重心を前方に置くなど、現場での実用性にもこだわりました!
【基本情報】 サイズ(約):全長225mm(刃渡り125mm) 重さ(約):110g 素材:[刃]ステンレス鋼 銀紙3号、[柄]紫檀、[ケース]革ヌメ 詳しくはこちら:ブルーモーメント

ギアだけでなく「麦ノ秋音楽祭」も長く楽しみたい!

阿諏訪さん“麦ノ秋音楽祭”を語る
キャンプ型音楽メディア「WildStock」でMCを務める阿諏訪さんは、2023年に引き続き、2024年も5月11日(土)、12日(日)に開催される「麦ノ秋音楽祭」に登場します。 「秋に麦を植えて、春に収穫。そのまた次の秋に、みんなで収穫した麦でつくったビールを飲む。そんなストーリーがあるイベントなんです。だから、毎回どんどん楽しくなっています」 どうやら、来年も再来年も長〜く楽しめる、そんなところが阿諏訪さんのこだわりギアと共通している模様です!
とまとくらぶ
山田将司さん(左:THE BACK HORN)と村松 拓さん(右:Nothing's Carved In Stone)によって2022年に結成された音楽ユニット「とまとくらぶ」
イベントでは、WildStockの公開収録も実施!モルック日本代表でもあるお笑い芸人のカナイさんも登場します。 注目コンテンツは「モルック対決」!阿諏訪さん&カナイさんのタッグと対決するのは、音楽ユニット「とまとくらぶ」の2人。なかなかお目にかかれないロックアーティストの一面を見られるのも麦ノ秋音楽祭の魅力です。 WildStock公開収録は、2024年5月11日(土)14:20〜15:00でGibsonラガーステージにて実施されます。盛り上がること間違いなしのモルック対決をお見逃しなく!

イベントチケット販売中、残りわずか!

タフでシンプル。長く使えるギアが、良コスパ&高クオリティ!

丈夫でトレンドに左右されない“長く使えるいいもの”。それこそが最終的にコスパがいいと教えてくれた阿諏訪さん。 おすすめしてくれたブルーモーメントのフライパンと包丁は、きっとそれを実感できるものです。ぜひ手に取って、上質なコスパキャンプを実践してみてはいかがでしょう!
写真/薮内 努

俺のコスパ論

あれも欲しい、これも欲しい、もっと欲しい…。そんな物欲キャンパーにとって意識したいのが「コスパ」ではないでしょうか。とはいえ、単に安いだけではなく、自身のスタイルにもマッチするギアを選びたいところ。そんなコスパへのこだわりをツウなアウトドアパーソンに教えてもらいます!



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