スノーピーク副社長に直撃!アーバンアウトドアの先駆けとなったアパレルの舞台裏【ブランドラブ】
【hinataファッション研究所】この春は、街もキャンプ場もスノーピークで歩き回る。
2018.07.05ファッション
アウトドアファッションの流行を追う、hinataの連載企画「hinataファッション研究所」。第2弾となる今回は、オープン2年目のスノーピーク表参道店にお邪魔しました。キャンプに特化したブランドであるスノーピークのアパレル商品には、一体どんなこだわりの詰まっているのでしょうか。
制作者
だいご
好きなモノを、好きなバショで、好きなヒトと
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スノーピーク表参道に取材訪問
「hinataファッション研究所」第2弾の舞台は、2015年の11月にオープンしたスノーピーク表参道店。スノーピーク直営店の中でもアパレルをメインに扱っている店舗であり、アパレルメインの店舗でもフラッグシップショップとなっています。
アパレルだけでなくキャンプギアの販売も行っています。テントなど大型のキャンプ用品は常備しておらず、取寄せでクイックに手に入れられる一部のギアのみの展開となりますが、服を見に来たのに思わず手に取ってみたくなる魅力的な商品ばかり。
今回取材に協力してくれたのは、このスノーピーク表参道店の店長である杉山さん。ベレー帽の似合う、物静かでダンディーな方です。スノーピークアパレルの思いやこだわりを教えていただきました。
ーこんにちは、本日はよろしくお願いします!スノーピークアパレルの魅力やこの春イチオシ商品をたくさん聞かせてください。
杉山さん:よろしくお願いします。イチオシとなると、まずはいま私が来ている、このジャケットから紹介しますね。
今一番の売れ筋商品は「オカヤマデニム」
杉山さん:私が今着ているのはオカヤマデニムのカバーオールです。この春一番の売れ筋は、このデニム素材のシリーズですかね。デニムで有名な岡山県で生産した商品なんですが、生地に特徴があるんです。
ーあ、ほんとだ。普通のデニムよりかなり分厚いですね。
杉山さん:OX生地と言って、柔道着のような凹凸があって少し分厚くて丈夫な生地を使用しています。ちなみにインディゴ染めをしていない、素材の色をそのまま生かしたモデルもありますよ。ナチュラルテイストなので、キャンプ場の自然にもマッチします。
ーライフスタイルだけでなく、キャンプのようなアウトドアでもラフに着こなせそうですね。アウトドアでデニムを着こなしたらかっこよさそう!
スノーピークアパレルの3カテゴリー
杉山さん:そういえば、スノーピークアパレルには「Home ⇄ Tent」というコンセプトがあるのは知っていますか。
ー知ってます!家とテントを行き来するための服ということですよね?
杉山さん:そうなんです。他のアウトドアブランドのウェアは、まずは登山といったアウトドアを目的としていて、そこからライフスタイルでも使えるよといった流れになりますよね。一方でスノーピークアパレルは、最初からキャンプでも街でも両方快適に過ごすことを前提に商品を生み出しています。
ーたしかに、さっきのデニムも街でもキャンプ場でも使えるアイテムですよね!
杉山さん:そうなんです、実はスノーピークアパレルは3つのカテゴリーに分けることができて、オカヤマデニムは、天然素材の風合いと着心地の良さが魅力の「ドゥエル」というカテゴリーに入ります。他にも街中や屋外の移動の際の快適性を追求した「トランジット」、難燃素材や防虫対策を使用した高性能の「キャンプ」というカテゴリーがあるんです。
ー3つのカテゴリー、全く知りませんでした。言われてみれば、化学繊維の商品も多く取り扱っていますよね。
杉山さん:機能を重視した化繊素材もスノーピークアパレルの人気商品ですね。これは「トランジット」の中綿入りのプルオーバー。この時期には半袖タイプをインナーに使用すれば寒さ対策もばっちりですよ。日中や少し動いて汗をかくような時でも、透湿性が高いのでムレることなく快適に着こなせます。
ーえ、なんですかこれ!全部メッシュなんですね!
杉山さん:こっちは「キャンプ」のインセクトシールドパーカー。防虫加工がされたメッシュを使用しているので、長袖が着れない夏場のキャンプでも防虫対策はばっちりです!
ーアウトドアやお出かけを意識して、デザインや性能を追求した商品ばかりですね!
注目の新商品はスノーピーク初となる「革靴」
ーこれから注目の商品を教えてください!
杉山さん:実は今シーズンから革靴の販売がスタートしました。とにかく高品質で、アッパー部分、靴底部分、そして縫製と全てにこだわっており、永く使えてへたりづらいという特徴があります。
ー表面はレザー素材とベロア素材の2種類あるんですね。革靴となるとメインは街での使用になるのでしょうか。
杉山さん:いえいえ、そんなことはありません。コンセプトは「Home ⇄ Tent」ですからね。防水加工がしっかりとしてあるので、水や汚れに強いのが特徴です。しっかりとケアをすれば街でもキャンプでもどこにでも履いていけます。
ーまさに「テントとホームを行き来する靴」にぴったりですね。
スノーピーク表参道にはまだまだ魅力たっぷり。
ーちなみにキャンプ用品を買う方はどれくらいいるんですか。
杉山さん:そうですね、やはりアパレルメインというのと表参道ということで、キャンプ用品を目当てに来店される方はそれほど多くないですね。ただキャンプ用品には家でも外でも使えるものが多いので、服と同様に中と外で楽しんでいただきたいですね。
ー貴重なお話がたくさん聞けました。本日は取材にご協力いただきまして、ありがとうございました!
杉山さん:こちらこそありがとうございました。表参道にきたらぜひ遊びに来てくださいね。
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今回取材に協力していただいた杉山さんとスノーピーク表参道店スタッフさんのスナップショット。表参道という街に合わせた上品なカジュアルコーディネートですが、このままキャンプにも行けるのはスノーピークならではですね。スノーピーク表参道店に行けば、スタッフさんからスノーピークアパレルの魅力や旬な商品情報を聞けちゃいますよ!
スノーピーク表参道
場所:東京都渋谷区神宮前6丁目2番6号
営業時間:月曜~木曜・日曜 11時~20時
金曜・土曜 11時~21時
定休日:なし
TEL:03-6805-1452
公式サイト:snowpeak表参道
今回はスノーピーク表参道店から、春の耳寄り情報をお届けしました!次回の「hinataファッション研究所」はショーツが人気のあのアウトドアブランドを取り上げます。来週の配信をお楽しみに!