「肉を焼くだけ」の向こう側へ! 家族のバーベキューに新たな風を吹かすギアを手に入れてみない?
青空の下、家族みんなで食材を焼いて食べるのって最高ですよね。ただ、特に準備をしなければバーベキューはどうしても「普通に肉を焼くだけ」になりがち。いつも似通った味のものばかり食べている印象になってしまいます。そこで今回は、そんな家族バーベキューの時間にうれしい変化を与えてくれる調理器具を紹介。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
家族時間を最大限楽しめるコンテンツがBBQ!
でも、ただ焼いた肉だけだとマンネリしてこない?
家族みんなで食事をとる。しかもそれが開放的なアウトドアシーンであれば、こんなに気持ちいい週末の過ごし方はありませんよね。それは大人にとっても子どもにとっても同じ。炭火でおいしい食材を焼き、青空の下みんなで一緒に味わえるのだから、バーベキューは家族時間を目一杯楽しむための最強コンテンツと言えるでしょう。
ただ、毎度肉を焼いて同じタレにつけて食べる、というお決まりの流れになりがちなのも事実。もちろんおいしいのは間違いないのですが、せっかくなら作り方や味に変化をつけて、行くたびに新鮮な体験を子どもにもしてもらいたいところです。
そこで、ここではファミリーのバーベキュー時間をもっと楽しくしてくれるギアを紹介。ぜひゲットして、今度の週末はいつもと違ったやり方にトライしてみてください。
焼く、煮る、いぶす。あの手この手でBBQを楽しむためのギアがコチラ!
グリルはフタ付きや脚の長さを変えられるタイプがおすすめ!
まずはこちらのグリル。ウェーバーの「コンパクトケトル チャコールグリル47cm / 温度計付」です。
同社はアメリカで創業されたグリルメーカー。1952年に世界初のボウル型グリル「ウェーバーケトル」を開発して以来、数多くの革新的なグリルを生み出してきたことで、世界中のアウトドア好きから厚い信頼を得ています。
中でも家族キャンプでのバーベキューにおすすめなのがこのモデルで、その特徴はグリル部分の底を浅くしたコンパクトタイプながらも、高さ87.9x幅53.1x奥行54.1cmという十分なサイズ感。大人数での調理にもってこいの一品です。
メッキ処理を施したスチール製調理用の網で豪快に肉を焼けるのはもちろん、フタ付きでじっくりと火を入れられるので、食材をジューシーに焼き上げることが可能です。また、グリル本体の素材にはサビに強いアルミニウム製ダンパーを採用。これにより長期間使用しても、表面の美しさを保ってくれます。
足元にも注目。高耐久性全天候型ホイールが2つ付いているため、路面の悪いキャンプ場でも移動が楽ちんです。
灰受けが付属しているため、使用後の片付けも簡単。受け皿を外し、サッと水で洗い流せばOKです。
フタに設けられた温度計で、中の食材の火の入り具合も確認できるのがうれしいところ。ウェーバーの公式サイトでこのグリルを使ったいろいろなレシピも紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
続いてはこちらのグリル。ホールアースの「ドローイングタイプ BBQ グリル 60」です。
まず触れておきたい特徴としては、その軽さ。わずか4.25kgと軽量なため、子どもでも持ち運びできるのがファミリーキャンプで選びたい理由の1つ。高さはハイ&ローの2段階で調整することができ、好みによってスタイルに変化を付けられます。
ハイスタイル使用時は高さ80cm、写真のロースタイル使用時は高さ48cm。 ローの場合は子どもでも手が届きやすいので、バーベキューの楽しさを彼らにも存分に味あわせてあげられますよ。
炭入れは商品名の通り引き出し形状。網を載せた状態での出し入れも簡単なので、火加減調整時のストレスもありません。
網の横ずれを防止するストッパーを設けるなど、気の利くディテールも盛り込まれています。安定した状態でじっくりと食材を焼くことができます。
ダッチオーブンで煮込む楽しさを覚えよう。
グリルはバーベキューに欠かせないアイテムですが、ダッチオーブンも万能な調理器具なので1つは持っておくといいですよ。おすすめはホールアースの「ダッチオーブン 10 IH」。丈夫な鋳鉄製のため、グリルやコンロはもちろん、焚き火でガンガン火にかけてもいいですし、長期間使用しても変形したり壊れたりすることはありません。
また、底上げ網が付属するので、蒸し料理にも対応可。肉や魚をじっくりと蒸せば、うまみがぎゅっと凝縮されて食材本来のおいしさを味わえますよ。
同じく鋳鉄製の蓋は、同ブランドのロゴ入り。
ポリエステル製の丈夫な収納袋も付属するため、収納&持ち運びに困ることもありません。
サイドキッチンがあればスムーズに調理できる!
バーベキューの際、ダイニングテーブルを使って食材の仕込みをする方がほとんどではないでしょうか。なるべくギアを減らすという目的ではもちろんそれでもいいのですが、せっかく本気で楽しむなら作業効率を高めてくれる調理台を手に入れてみませんか?
そこでぜひ使ってみてほしいのがこちら。ユニフレームの「キッチンスタンドⅢ」。鉄とクロームメッキで作られたフレームと、ステンレス鋼製の天板によりタフな性能を獲得したアイテムです。
もちろん、その使い勝手のよさも魅力。カチっとはめるだけのラチェット式の接続や、水洗いでサッと汚れを落とせるステンレス製の天板など。多くのキャンパーから選ばれる理由が詰まっています。
天板の固定はベルクロで取り付ける方式なので、設置は簡単。自在にアレンジしやすいのも高ポイントですよね。
せっかくなら手軽に“味変”してみない?
燻製器を活用すればいつもの食材でも新鮮な味わいに!
そして、ぜひともバーベキューで試してほしい調理器具がこちら。ソトの燻製器「たくみ香房 ST-129」です。
燻製と聞くと、なんだかハードルが高い印象を持っていませんか?実は使いやすい燻製器さえあれば、手軽に食材を燻すことが可能なんです。こちらはスライド式で組み立てもイージーで、工具を必要としません。組み立てたら食材とスモークチップをセットして、火にかけておくだけ。それだけで食材の味や香りがいつもとは別物のように変わるので、新鮮な気分を味わえますよ。
中の構造はこんな感じ。付属の2枚の網の上に食材をセットします。S字フックでつるす方法もあり。
チップ皿にスモークウッドを入れて食材を載せたら、後は火にかけるだけ。「この食材でなければいけない」という決まりはないので、子どもが好きな食材を燻製して食べさせてあげてみてください。いつもとは違う味と香りに、彼らもきっと喜んでくれるはずです。
スモークウッドのおすすめはこちら。同じくソトの「スモークウッド 7樹種」シリーズです。写真は「さくら ST-1551」「ウイスキーオーク ST-1557」「ヒッコリー(オニグルミ) ST-1554」の3種。種類によって香りが変わってくるので、あれこれ試してみて自分好みの一品を見つけてみるのも楽しいですよ!
楽しい調理器具を揃えて、今年はいつもと違ったBBQ時間を過ごしてみない?
以上、ファミリーのバーベキュー時間をいつもより盛り上げてくれるギアをお届けしました。
家族で過ごす時間はかけがえのないもの。せっかく気持ちのいい環境でバーベキューをするなら、子どもたちにできる限りその楽しさを知ってほしいものですよね。
そのためには「ただ肉を焼くだけ」のバーベキューを卒業して、子どもがその体験を友達に自慢できるような仕掛けを用意してみてください。今回紹介したギアを持参するだけで、簡単にトライできますよ!