キャンプのクルマにUS風味を!不遇のライトSUV・マツダ「トリビュート」
最新四代目の実力を探る!進化したSUV「日産 エクストレイル」のキャンプ的装備と魅力
2022.12.21ライフスタイル
2022年夏に登場し、キャンプファンにも大きな衝撃を与えた「日産 エクストレイル」。シリーズ四代目となる今モデルは、これまでの伝統でもある「タフさ」に加えて、より「上品さ」や「走る喜び」を提供してくれる1台として仕上げられています。そこで今回は、新型SUV・日産エクストレイルの気になる本当の実力を、キャンパー目線で徹底チェックしてみました。
制作者
hinata編集部 亀井君典
出版社でのさまざまな月刊誌の編集を経て、WEBメディア業界に転身。本当に好きなアウトドア業界に身を置くべく、hinata編集部にジョインして日々修行中です。趣味は休日の子どもとのキャンプやアクティビティ。楽しみながらの新しいギアや知識の吸収に余念がありません!
Instagram→ https://www.instagram.com/hinata_editors_kamei/
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もくじ
日産「エクストレイル(X-TRAIL)」とは
伝統のミドルサイズSUV
エクストレイル G e-4ORCE ステルスグレー(P)/スーパーブラック 2トーン <♯XEX・スクラッチシールド>(特別塗装色)
2000年に登場した初代から続く、日産の大定番ミドルサイズSUVが「エクストレイル(X-TRAIL)」です。「200万円で買える本格派四駆」として、初代発売と同時に大きな反響を呼んだのも記憶に新しいところ。世代を重ねるごとにブラッシュアップを果たし、2022年夏に四代目として最新モデルが発売されました。
遊べる「伝統」と快適な「最新機能」を融合
初代モデルのタフさを継承しつつ、日産が誇る最新技術が随所に投入されているのもポイントです。
ガソリンエンジンで発電し、それを電力にモーターを駆動させる「第2世代e-POWER」を採用。加えて、世界で初めて量産化に成功した圧縮比可変機能をもつ「VC-TURBO」エンジンによって高出力化も実現し、ハイパワーモータに余裕の電力供給を叶えているのも特徴です。さらに、乗車中にはエンジン始動に気がつきにくいほどの静寂性も両立。低燃費化も実現した、これからの時代の電動車として仕上げられているのです。
4WD仕様車にはアリアにも採用されている「e-4ORCE」も。前後2個のモーターと4輪のブレーキを瞬間的に統合制御するので、制動中の揺れの抑制やスムーズなコーナリングを提供。雪道でも最適なトルク配分を行ってくれるので、安定して車体をコントロールできます。
【基本情報】
車名:エクストレイル(G e-FORCE 4WD)
サイズ:
[全長]4,660mm
[全幅]1,840mm
[全高]1,720mm
[室内]1,990×1,540×1,255mm
車両重量:1,880kg
乗車定員:5名
エンジン:DOHC水冷直列3気筒
総排気量:1,497L
フロントモーター最高出力:150kW/4,501-7,422rpm
フロントモーター最大トルク:330N・m/0-3,505rpm
リヤモーター最高出力:100kW/4,897-9,504rpm
リヤモーター最大トルク:195N・m/0-4,897rpm
駆動方式:4WD
キャンプでの使い勝手はどうだ?
ここからは、エクストレイルのアウトドアとの相性を探ってみます。3人家族でのファミリーキャンプを想定して、気になる積載性をチェックしてみましょう。
大型のファミリーキャンプ向けテントをはじめ、クーラーボックスやコット、チェア、テーブルなどの、キャンプで必要なギア一式を用意しました。
- テント/ポール
- コット
- ギアボックス
- クーラーボックス
- クッカーセット
- グローブ
- ケア用品など
- ランタン
- カトラリー
- ツーバーナー
- テーブル
- チェア
- 焚き火台
- 寝袋
エクストレイルのラゲッジスペースは、クラストップの575L(2列シート車、セカンドシート標準時。ラゲッジアンダースペースを含む容量)が確保されているので、用意したキャンプギが無理なく積載できました。
足をかざすだけでバックドアを開閉できる「リモコンオートバックドア(グレード別設定)」が備わっているのも、キャンプシーンで助かるポイントです。
ホイールハウス間隔が広く大型の荷物も積載がしやすいのも魅力。リヤシートは4:2:4の分割式とされているので、シートを前方にスライドさせたり、一部のシートのみを倒したりと、状況に応じてラゲッジスペースをさらに拡大することも可能です。
また、ラゲッジには100VのAC電源(1個)もレイアウト(グレード別設定)。PCやスマートフォンはもちろん、電気毛布や電気ポット、ホットプレートなど、キャンプをもっと快適に楽しめる家電製品を使用することが可能です。
これいい!編集部の感動ポイント
エクストレイルの魅力がわかったところで、ここからはhinata編集部が感動したポイントを紹介していきます。
【その1】遠くのキャンプ場へも楽に行ける先端装備
なんと言っても、タフなイメージとともに上質さもプラスされたインテリアがポイント。本革巻きのステアリングホイールに加えて、12.3インチワイドディスプレイのナビゲーションシステムや、前方に情報を映し出すヘッドアップディスプレイ(グレード別設定)など、上質な装備が奢られています。
また、シートには新開発の人工皮革「テイラーラーフィット」を採用。指紋のような紋間隔によるソフトレザー並みのなめらかさとしっとり感で、ロングドライブも快適そのもの。遠くのキャンプ場へもストレスなく遠征できるはずです。
【その2】頻繁に使う小物もスマートに収納できる!
センターコンソール下には、小物類を収納して置けるボックスも。左右に大きな開口部がデザインされ照明も備わっているので、手間取ることなくスムーズに出し入れ可能です。さらに、フロントセンタートレイには、スマートフォンをワイヤレスで充電できる機能も!
進化したエクストレイルは、もっとキャンプが楽しくなる1台だった!
今回は、2022年夏に発売された新型「日産 エクストレイル」の魅力に迫りました。
SUVとして確固たる地位を確立しているエクストレイルの最新モデル。9年振りの全面刷新によって、モーターで走る「e-POWER」を携え、さらに快適で魅力的なキャラクターを獲得しています。360°セーフティアシストや、クルマに話しかけるだけでさまざまな操作をしてくれるコネクテッドサービスなどの便利な機能も充実しているので、キャンプのお供に間違いない1台になるはずです。
撮影/渡辺昌彦