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燈productの焚き火台煌喜

炎の"きらめき"を最大限に味わえる焚き火台「煌喜(きらめき)」。家庭内稟議を通すならコレ!?

無骨な風貌の焚き火台が多い中、繊細でかわいらしい模様にひと目惚れしたキャンパーが飛びついたのがこの「煌喜」。発売当初から、入荷しては売り切れて…を繰り返している人気商品です。実は、模様だけに留まらないこだわりがあちこちに。その魅力について、開発者である「燈product」の社長に直接お話を聞きました!


燈product 煌喜(きらめき)

44,000円(税込)


40年の実績を持つ縫製会社がメイドインジャパン品質を取り入れて制作

「ハマりそうだから」避け続けていたキャンプ。セールで買ったベンチが起爆剤に

今回紹介する焚き火台「煌喜」を作っているのは、縫製会社が運営する「燈product」。縫製会社ならケースとかバッグが得意そうなのに…。なぜ焚き火台!?という疑問が生まれます。「きっと代表がアウトドア好きなんだろう」と思いながら話を聞くと…少し違いました。 「僕はもともと多趣味で、釣りとか乗り物全般とか、好きなものが多いんですよ。でも、どれもハマると深く究めていくタイプで、いろんなものを買ってしまう。キャンプ用品って、高いじゃないですか(笑)。自分の性格を知っていたので、友人に誘われてもずっと断っていたんです」(代表・岩本さん) それが、たまたま通りかかったアウトドアショップでセールをやっていたため、ベンチを買ったのを皮切りに、堰を切ったようにキャンプ沼へ…。ギアもどんどん増え、奥さん、娘さん2人、息子さん1人、チワワ2匹にフレンチブルドッグ1匹の大所帯でキャンプを楽しむ日々が始まったそうです。

凝り性な社長がアウトドアでも本領発揮。愛が詰まった焚き火台

ファミリーキャンプを楽しむ中で、岩本さんが気になり始めたのが焚き火台。 「焚き火台って、基本的に無骨なデザインが多いじゃないですか。男の人の目は引くだろうけど、女性とか子どもはどうなんだろうなあって。家族みんなで楽しく囲めるようなデザインが欲しい!と思い始めたんです」 まんまと凝り性を発揮してしまった岩本さんは、ギアを買うどころか、自ら作る方向に。レースのような図案を考え、奥さんにも見せて意見を聞きながら、これまでにない愛らしいデザインの焚き火台を考案。問題は溶接や型抜きといった、縫製会社にはないノウハウですが、地元の先輩が力になってくれました。 「仲のいい先輩が、ビルの階段の手すりなどを作る仕事をしていて、溶接の相談に乗ってくれたんです。開発段階ではふたりでああでもない、こうでもないと言い合いながら試作品を作って。この先輩が一緒じゃなければ煌喜は生まれていなかったかもしれません」 さらに、細かい模様の型抜きは、技術力と設備力が高い、九州の会社に依頼。「金属の型抜きって、粗いやつは本当に粗いんです。抜ききれてない部分があったり、バリがあったり。子どももいることを考えると表面はなめらかであってほしいし、女性目線なら模様は細部まで美しく出したい。コストはそれなりにかかりましたが、この会社の抜きの美しさやバリのなさは段違いでした。ぜひ、実物を見てほしいです」

炎を楽しむ焚き火台「煌喜」

おしゃれな見た目は熱を入れることでさらに美しく変化

火入れすることで鉄の色が変化。闇に浮かぶシルエットにもうっとり

焚き火台や鉄製のギアは、鉄を酸化させる「黒革仕上げ」で無骨なイメージにするものが多い中、この焚き火台はあえて鉄の素地のまま。その方が溶接がより綺麗に仕上がり、強度も上がるといいます。 「見た目の良さと強度の点で黒革はやめたんですが、鉄の板そのままだから、火入れすると最初は青っぽく色が変わって綺麗なんですよ。それから、使い込むうちにだんだん黒革っぽくなっていく。その経年変化も楽しんでほしいです。横から見ると花の模様が炎の中で浮かび上がるのもこの焚き火台ならではです」 と、使い込みながら愛着を深めてほしいという思いもありました。

脚をはめるだけの簡単設置とコンパクトな収納も魅力

脚を本体にはめてスライドするだけで、安定性も抜群の焚き火台が完成!

燈productの焚き火台、煌喜の脚
脚は二枚の板をクロスさせたシンプルなもの。組んだ状態で収納できる
燈productの焚き火台煌喜
底に開いた穴に脚の突起を差し込んで回せば焚き火の準備OK!
パーツは、2枚の板をクロスさせた脚と本体だけ。脚の構造も建設関係の知り合いから「現場でよくやる技だけど、クロスさせて作る脚ってシンプルだけど倒れなくて安定するんだよ」と教えてもらったそうで、いろいろな仲間の知識や技術が生きています。 組み立ては、クロスさせた脚を本体底部にある穴に差し込んでスライドさせるだけ。シンプルなのに、確かに組み立てた焚き火台はガタつかず、転倒の心配はまずなさそうです。収納時は組み立てた脚が火床の中にすっぽりと入り、高さ15cm×直径38.5cmのサイズに収まります。

ロゴがかわいい専用収納ケースも付属

燈productの焚き火台専用ケース
内側にはグローブやトング、着火剤などを入れられるポケットも
もう一つ大きな魅力は、おしゃれな専用収納ケースが付いてくること。こちらは縫製会社の本領発揮で、燈productの自社工場製。「単なる付属品にしたくない!」と、焚き火台に合わせて、設計から縫製まですべてオリジナルで制作しています。 鉄製の焚き火台に他のものが当たって破損しないよう、内側をウレタン生地にしてショックを吸収。車の中に灰などが落ちないよう、口はファスナーでしっかり閉められる、焚き火周りの小物が入るポケット付き…と、痒いところに手が届く仕様。もちろん作りも頑丈で、焚き火台と共に末長く愛用できそうです! 【基本情報】 商品名:煌喜 使用サイズ:直径約38.5cm×高さ約27.7cm 総重量:約6.3kg 素材:本体/鉄(2.3mm厚)、足/鉄(3.2mm厚) 付属品:本体、足、収納ケース

炎を楽しむ焚き火台「煌喜」

「炎が映える」焚き火台でキャンプシーンがおしゃれになる!

「焚き火」という行為そのものが特別感のあるキャンプですが、この焚き火台を使うと、さらに「かわいい!」「おしゃれ!」「簡単!」と、うれしい付加価値をプラス。直径が38.5cmあるので、ファミリーやグループで楽しく囲むのにぴったりです。外見にひと目惚れして買うキャンパーが多いのも納得の「煌喜」で、ひと味違う焚き火を楽しんではいかがでしょう。

燈product 煌喜(きらめき)

44,000円(税込)




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